【赤ちゃんが泣き止まない】は卒業!5つの泣き声でわかる「赤ちゃんの言葉」翻訳ガイド

育児の悩み・体験談
ママ
ママ

おっぱいもあげた。おむつも替えた。抱っこもした。なのに、なんで泣き止んでくれないの…。もう何をすればいいか分からない…。私がダメな母親だから…?

理由の分からない赤ちゃんの泣き声を聞き続けることほど、親の自信と理性を削るものはありません。
心がすり減り、「自分は母親失格だ」と、責めてしまっているかもしれませんね。

でも、もし、その泣き声が、あなたを困らせるための騒音ではなく、あなたに何かを伝えようとしている「言葉」だとしたら?

この記事は、あなたが赤ちゃんの言葉を理解する「翻訳家」になるための、魔法のガイドブックです。もう、当てずっぽうの育児に疲弊するのは終わりにしましょう。

大前提:赤ちゃんにとって「泣く」は、唯一のおしゃべり

ベビすけ
ベビすけ

ママ、パパ!僕、怒ってるわけでも、困らせたいわけでもないんだ。まだ「お腹すいた」「眠いよ」って言葉で言えないから、泣いてお話ししてるだけなんだ。僕のおしゃべり、聞いてくれる?

赤ちゃんは、泣くことで自分の欲求を伝え、コミュニケーションをとっています。泣くことは、赤ちゃんにとって至極当然で、心と体が健康に発達している証拠なのです。

【魔法の聞き分け術】5つの「ベビーランゲージ」に耳をすまそう

これは、オーストラリアのプリシラ・ダンスタン氏が発見した、新生児の5つの原始的な「反射音」です。人種や言語に関わらず、世界中の赤ちゃんに共通すると言われています。半信半半疑でも構いません。ちょっとだけ、耳を澄ませてみてください。

①「ネェ(Neh)」= お腹がすいた!

音の特徴:力強く、「ニャーニャー」と猫のように聞こえることも。
理由:おっぱいを吸う時の「吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)」で、舌が上あごにくっつくことから出る音。

②「アォ(Owh)」= 眠いよ〜

音の特徴:あくびをする時のように、口をOの形にして出す、間延びしたような音。
理由:あくびの反射から来る音。

③「ヘェ(Heh)」= なんだか不快だよ

音の特徴:短く、浅い感じの泣き声。「へっ、へっ」と聞こえることも。
理由:おむつが濡れてる、暑い、寒い、服がチクチクするなど、皮膚感覚の不快感を訴える音。

④「エァ(Eairh)」= お腹が苦しい…(ゲップ・おなら)

音の特徴:低く、うなるような、いきんだような声。「あ゛ー」と聞こえることも。
理由:お腹にガスが溜まった不快感を、横隔膜を下げて排出しようとする反射から来る音。

⑤「エッ(Eh)」= ゲップが出そう!

音の特徴:胸のあたりから出る、短く、鋭い音。「えっ、えっ」と、途切れ途切れに聞こえる。
理由:胸に溜まった空気を、横隔膜を収縮させて押し出そうとする反射から来る音。

聞き分けられなくても大丈夫!基本のチェックリスト

「そんな魔法みたいなこと、私には分からない!」という方も、もちろん大丈夫。そんな時は、基本に立ち返りましょう。

  1. まずはお腹の確認:最後の授乳から2〜3時間経っていませんか?
  2. 次はお尻の確認:おむつは汚れていませんか?
  3. そして眠気の確認:最後に起きてから、どれくらい経ちましたか?(新生児は1時間程度で眠くなります)

この3つを確認するだけで、泣き声の8割は解決するとも言われています。

何をしても泣き止まない!「魔の夕暮れ泣き(コリック)」

ママ
ママ

夕方になると、何をしてもダメな時があるよね…。あれは本当に心が折れそうになる…

もし、夕方から夜にかけて、特定の時間に火がついたように激しく泣き、何をしても泣き止まない場合は、「コリック(黄昏泣き)」かもしれません。

原因はまだ解明されていませんが、赤ちゃんの神経が未熟なためと言われています。これは、あなたのせいでも、赤ちゃんの異常でもありません。生後3ヶ月頃には自然と落ち着くことがほとんどです。「今はそういう時期なんだ」と割り切ることも大切です。

まとめ:あなたはもう、赤ちゃんの泣き声の「名翻訳家」です

完璧に聞き分けられなくたって、全く問題ありません。

一番大切なのは、あなたが「この子は何を伝えようとしているんだろう?」と、赤ちゃんの声に真剣に耳を傾け、寄り添おうとする、その姿勢そのものです。

さあ、今日からあなたも「赤ちゃんの言葉の翻訳家」。
昨日より少しだけ、育児が楽しくなっているはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました