「出産してから、なんだかすれ違いばかり…」
それはもしかすると、産後クライシスかもしれません。
この記事では、産後クライシスの原因と、出産前からできる対策を分かりやすく紹介します。
- ✅ 産後クライシスとは何か?
- ✅ よくある原因と背景
- ✅ 崩れる前にできる夫婦の3つの対策
「夫婦の関係も育てていくもの」という視点で、今できることを見つけていきましょう。

赤ちゃんが来て、嬉しいはずなのに…イライラしちゃう。

こっちは頑張ってるつもりなんだけど、伝わってないのかな…

“産後クライシス”って言葉、聞いたことある?放っておくと心が迷子になっちゃうよ〜!
産後クライシスとは?

産後クライシスとは、出産後に夫婦仲が急激に悪化する状態を指します。
- ・会話が減る/すぐにケンカになる
- ・「なんで分かってくれないの?」が口ぐせに
- ・気づいたら“パートナーが他人”のように感じる
NHK「あさイチ」などでも取り上げられ、育児中の家庭でよく起こる現象として知られるようになりました。
✅ データで見る産後の夫婦関係
- ・出産後3年以内に離婚率が急上昇
- ・厚労省調査では、離婚の理由に「性格の不一致」に続き「育児観の違い」が上位に

“産後クライシス”は特別な人に起きるんじゃないよ〜!気づかないうちに、誰にでも起きるものなんだ。
どうして起こるの?主な原因と背景
原因はひとつではありません。いくつかの“しんどさ”が積み重なって、夫婦の間に壁ができてしまうのです。
① ママ側:身体・心・生活リズムが激変
- ・ホルモンバランスが乱れ、涙もろくなる
- ・寝不足・疲労・孤独で気持ちの余裕がゼロに
- ・自分のことに構えず、ストレスが爆発
② パパ側:「何をしていいか分からない」
- ・「手伝う」スタンスに無意識の壁がある
- ・言葉がけや態度で“温度差”が出る
- ・仕事と家庭のバランスに葛藤する
③ お互い:期待と認識のズレ
- ・「察してほしい」vs「言ってくれないと分からない」
- ・役割分担があいまいなまま
- ・“ありがとう”が足りなくなっていく

パパは「頑張ってるよ」って言うけど、それが見えてこないのがつらいんだよね…

“察して vs 言って”問題、永遠のテーマ!でも“ありがとう”があれば希望が見えるよ〜
崩れる前にできる3つの対策
産後クライシスは“予防”が何より大切。感情・行動・対話の3つの軸でできることを紹介します。
① 感情:イライラの根っこに気づく
- ・「本当はどうしてほしかった?」を自分で言葉に
- ・一人の時間がなさすぎると感情の整理ができない
- ・パパも「責められてる気がする」感情に注意
② 行動:ありがとう・ごめんねを口に出す
- ・小さなことでも「ありがとう」は声に出す
- ・「ごめんね」から会話がやわらぐことも
- ・“ちゃんと言う”って、意外とできてない
③ 対話:話す時間をあえてつくる
- ・忙しくても、週1で5分でもOK
- ・「今どんな気持ち?」を聞くだけで違う
- ・LINEでもメモ帳でも、“書き残す会話”もおすすめ

“魔法の言葉”ってホントにあるんだよ〜。「ありがとう」と「大丈夫?」は夫婦のバリアフリー!
それでもケンカしたら?リカバリー方法
ケンカしてしまうのは自然なこと。大切なのは「どう仲直りするか」です。
✅ ① “感情”ではなく“事実”を整理する
- ・「私は○○がつらかった」と主語を自分にする
- ・責めない言い方で伝える
✅ ② 自分から“リセットの合図”を出す
- ・「一緒にお茶でも飲もうか」など雰囲気づくり
- ・ぎこちなくてもOK、やることが大事
✅ ③ “第三者”を挟むのも手
- ・育児相談窓口や地域の助産師さんなど
- ・「お互い頑張ってるけどしんどい」と言える場を

ごめん、伝え方よくなかったね。もう一回話そう。

こっちこそ。ちゃんと話せてよかった。

“ごめんね”って言えるパパとママ、かっこいいよ〜!
ベビすけのまとめ「“家族”って育てるものだよ〜」
産後クライシスは、どんな家庭にも起こりうること。
でも大丈夫。「お互いを思いやる気持ち」と「ちょっとの言葉」があれば、きっと乗り越えられます。
家族は、赤ちゃんといっしょに“育てていく”もの。

夫婦も、赤ちゃんも、ちょっとずつ成長するんだよ〜!
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