
出産や子育てで、国や自治体からお金がもらえるって聞くけど…。種類が多すぎるし、手続きも複雑そうで、正直何から手をつければいいのか全然わからない…。

知らないうちに申請期限が過ぎてた…なんてことになったら、絶対に後悔するもんな。でも、全部調べるのは本当に大変だ
分かります。子育て支援制度は、私たちの生活を支えてくれる大切な仕組みですが、あまりにも複雑で「自分ごと」として捉えにくいですよね。
でも、ご安心ください。
この記事は、単なる制度の羅列ではありません。あなたが「いつ」「何を」「どこで」手続きすればいいのかが一目でわかる、あなただけの「子育て支援ロードマップ」です。
この記事をブックマークして、出産準備から育児中まで、何度も見返してください。そうすれば、もらえるはずだったお金をもらい損ねることは、もうありません。
【全体像】まずはココだけ見て!もらえるお金・助成 早見表

時間がないパパママのために、まず結論からまとめたよ!気になるものからチェックしてみてね!
制度の名前 | どんな制度? | 対象となる人 | 手続きの時期 |
---|---|---|---|
出産育児一時金 | 出産費用を補助してくれる(約50万円) | 健康保険の加入者 | 出産前~出産後 |
出産手当金 | 産休中の生活を支えてくれる | 会社の健康保険に入っているママ | 産休開始後~ |
育児休業給付金 | 育休中の生活を支えてくれる | 雇用保険に入っているパパ・ママ | 育休開始後~ |
児童手当 | 中学校卒業までの子どものためのお手当 | 子どもを養育している人 | 出生後15日以内! |
乳幼児医療費助成 | 子どもの医療費の負担を軽くしてくれる | 対象年齢の子どもがいる家庭 | 出生後すぐ |
※金額や制度は変更されることがあります。必ずお住まいの自治体や会社の担当部署にご確認ください。
ステップ1:【妊娠中】に申請・準備しておくこと
赤ちゃんを迎える準備と並行して、お金の準備も進めておきましょう。
出産育児一時金:出産費用の大部分をカバー!
- どんな制度?:病院で支払う出産費用に充てられる、原則50万円(※)が支給される制度。多くの病院では、退院時の支払いが差額分だけで済む「直接支払制度」が使えます。
- もらえる人:健康保険(国民健康保険 or 会社の健康保険)に加入している人。
- 手続き:出産予定の病院で「直接支払制度」の合意書にサインするのが一般的。産前に必ず病院に確認しましょう。
出産手当金:働くママの強い味方!
- どんな制度?:産休中(産前42日~産後56日)に給料が支払われない場合に、給料の約3分の2が支給される制度です。
- もらえる人:会社の健康保険に加入している働くママ本人。(※国民健康保険の人は対象外)
- 手続き:会社の人事・総務担当者に確認し、申請書類を準備しましょう。申請は産休開始後になります。
ステップ2:【出産後すぐ】にやることリスト【最重要】

産後は体も心も大変な時期ですが、期限が短い手続きが集中します。パパと協力して乗り切りましょう!
① 出生届の提出【期限:14日以内!】
まずは赤ちゃんが家族の一員になったことを法的に届け出ます。これが全ての始まりです。
- 手続き場所:お住まいの市区町村役場
- 必要なもの:出生証明書(病院でもらう)、母子健康手帳、本人確認書類など
② 児童手当の申請【期限:15日以内!】
最重要!申請が遅れると、その月のお金がもらえなくなります! 出生届と同じ日に役所で手続きを済ませるのが鉄則です。
- どんな制度?:0歳から中学校卒業まで、子どもの年齢に応じて月額5,000円~15,000円が支給されます。(所得制限あり)
- 手続き場所:お住まいの市区町村役場(公務員の方は職場)
③ 乳幼児医療費助成制度の申請
- どんな制度?:子どもの医療費(保険診療の自己負担分)を自治体が助成してくれる制度。「医療証」が交付され、窓口での支払いが無料または少額になります。
- 手続き場所:お住まいの市区町村役場
④ 健康保険への加入
- 手続き:パパかママの扶養に入れる場合、会社の担当部署に届け出ます。国民健康保険の場合は、役所で手続きします。
ステップ3:【育休中】の生活を支える制度
育児休業給付金:育休中の収入の柱!
- どんな制度?:育休中に給料が支払われない場合に、給料の50%~67%が支給される制度です。
- もらえる人:雇用保険に加入し、一定の条件を満たすパパ・ママ。
- 手続き:原則として会社を通じて行います。育休に入る前に、必ず会社の担当者に流れを確認しておきましょう。
お金だけじゃない!「親の心と体」を守る支援サービス

お金のことも大事だけど、産後は寝不足と不安で、正直心が折れそうになる時もあるって聞くよね…。
その通りです。お金の支援と同じくらい、いえ、それ以上に大切なのが、親、特にママの心と体の健康を守るサービスです。絶対に一人で抱え込まないでください。
- 産後ケア事業:助産院や病院にショートステイしたり、助産師さんの訪問を受けたりして、心身のケアや授乳指導を受けられるサービス。
- ファミリー・サポート・センター:地域で子育てを助け合える会員組織。保育園の送迎や、親がリフレッシュしたい時の一時預かりなどを、比較的安価でお願いできます。
「疲れたから休みたい」は、親の当然の権利です。これらのサービスは、お住まいの自治体のホームページで調べられます。
まとめ:まず最初にやるべきは「自治体のHP」のブックマーク!

なるほど!やるべきことが時系列で整理されて、頭がスッキリしたぞ。これなら僕でも手続きできそうだ!
今回ご紹介した制度は、国が主体となっているものがほとんどですが、金額や助成内容は、あなたが住んでいる自治体によって大きく異なる場合があります。
今、この記事を読み終えたら、すぐにやってほしいことがあります。
それは、あなたがお住まいの「市区町村名 子育て支援」で検索し、そのページをブックマークすることです。
そのページこそが、これから始まるあなたの子育てを支える、最も確実で、最も頼りになる情報源です。この記事のロードマップと合わせて、賢く、そして漏れなく、活用していきましょう!
コメント