「東京と神奈川、子育てするならどっちがいいの?」
引越しや転職を機に、どちらに住むか悩んでいる方は多いと思います。
結論から言うと、給付金や独自制度の充実度は東京都が一歩リードしています。ただし自治体ごとに差が大きく、「東京都内でも区によって全然違う」のが実態です。
この記事では2026年最新の情報をもとに、東京都・神奈川県の子育て支援制度を4つの軸で比較します。引越し先を選ぶときの参考にしてください。

東京か神奈川かで悩んでいるなら、この記事を最後まで読むと「自分たちの優先順位」がはっきりしてくるよ!
先に結論:東京vs神奈川、どっちを選ぶ?
| 比較ポイント | 東京都 | 神奈川県 |
|---|---|---|
| 出産給付金 | 国制度+都独自支援あり | 国制度ベース(市町村による) |
| 都・県独自の継続給付 | 018サポート:月額5,000円 2026年度は年3回に分けて支給 |
県内一律の月額給付は確認できず |
| 0〜2歳の保育料 | 2025年9月から第1子まで無償化拡大 | 第1子は原則有料。多子軽減は市町村・世帯条件で異なる |
| 医療費 | 18歳まで助成(所得制限なし) | 市町村により異なる。横浜市・川崎市は高校生年代まで助成 |
| 無痛分娩助成 | 最大10万円助成(都独自) | なし |
| 保育園の入りやすさ | 区によって差が大きい | 横浜市・川崎市はともに待機児童0(2026年4月1日時点) |
※スマホでは横スクロールで見られます。
都独自の継続的な給付を重視するなら、018サポートがある東京都は有力な候補です。月額5,000円は支給額の計算基準で、2026年度の振込は年3回です。一方、保育園の入りやすさは市単位では判断できないため、候補の区・駅・年齢クラスごとの空き状況を確認しましょう。
比較① 出産・子育て給付金(もらえるお金)
東京都の給付金
国の制度として、2025年度から「妊婦のための支援給付」が実施されています。
1回目は妊婦給付認定後に5万円、2回目は妊娠しているこどもの人数の届出後に、胎児1人につき5万円が支給されます。単胎妊娠なら合計10万円、双子なら合計15万円です。
対象者や申請時期、自治体ごとの受け取り方法については、妊婦のための支援給付10万円の申請方法・支給時期で詳しく解説しています。
東京都ではこれに加えて、独自支援が充実しています。
・018サポート:原則として都内に住む0歳〜18歳の年度末までの子ども1人につき、月額5,000円(年間最大6万円)。所得制限なし
・無痛分娩費用助成:対象医療機関での出産に対して最大10万円を助成
・0〜2歳の保育料等無償化:2025年9月以降、第1子まで対象を広げる方針
※保育料等無償化の対象は、主に認可保育所・認証保育所・私立幼稚園等です。延長保育料や実費は別になる場合があります。
018サポートの2026年度の支給時期
・2026年8月:4〜7月分
・2026年12月:8〜11月分
・2027年4月:12〜3月分
都内在住などの要件を満たす月数に応じて支給額が決まるため、年度途中の出生・転入・転出などで金額が変わります。申請時期や審査状況によって振込が後になる場合もあります。詳しくは東京都公式「018サポート よくあるご質問」で確認できます。
出典:こども家庭庁「妊婦のための支援給付」、東京都「018サポート」、東京都「東京都の少子化対策2025」、東京都「叶えたいを支えたいアクションプラン2026」

018サポートは、子ども1人につき月額5,000円が基準だよ。実際の振込は2026年度だと年3回。家計を考えるときは、受け取る月も確認してね!
神奈川県・各市の給付金
神奈川県には、東京都の018サポートのような県内一律の月額給付制度は確認できません。神奈川で利用できる代わりの支援や、横浜市・川崎市・相模原市の違いについては、神奈川に018サポートはある?主要3市の子育て支援比較で詳しく解説しています。
妊娠・出産時の経済的支援は、基本的に国の「妊婦のための支援給付」がベースで、市町村ごとに申請方法や案内時期が異なります。
相模原市でも、妊娠1回あたり5万円、妊娠した胎児(こども)の人数1人につき5万円を2回に分けて支給する案内になっています。旧「出産応援ギフト」「子育て応援ギフト」は経過措置の扱いがあるため、出産時期によって適用制度が異なる場合があります。
出典:相模原市「妊婦のための支援給付事業」、こども家庭庁「妊婦のための支援給付」
| 自治体 | 出産時の基本給付 | 独自の上乗せ・補足 |
|---|---|---|
| 横浜市 | 妊婦のための支援給付(単胎は合計10万円) | 県内一律の月額給付は確認できず |
| 川崎市 | 妊婦のための支援給付(単胎は合計10万円) | 県内一律の月額給付は確認できず |
| 相模原市 | 妊婦のための支援給付(単胎は合計10万円) | 出産時期によって旧制度の経過措置あり。申請前に公式確認がおすすめ |
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比較② 子どもの医療費(何歳まで無料か)
東京都:18歳まで・所得制限なし
東京都は、0歳〜18歳の年度末までを対象に医療費助成制度が整っています。所得制限はなく、都の補助により全区市町村で一定水準の支援が受けられます。
ただし、「東京都は一律で完全無料」と言い切るよりも、「18歳まで助成があり、所得制限はない」と表現するほうが正確です。制度区分によっては、通院1回あたり200円を上限とする自己負担の考え方があります。
出典:東京都「叶えたいを支えたいアクションプラン2026」
神奈川県:市町村によって対象年齢が違う
神奈川県は、都道府県全体で一律に18歳までそろっているわけではなく、市町村ごとに対象年齢や自己負担の条件が異なります。
横浜市は2026年6月から、18歳年度末までの保険診療の自己負担額を全額助成しています。川崎市も2026年9月から対象を高校生年代まで拡大し、これまでの通院1回500円の一部負担金を廃止しました。
相模原市は0歳から高校生世代までが対象ですが、高校生世代には所得制限があります。中学生までは所得制限がありません。
子どもの医療証の仕組みや申請方法、マイナ保険証との違いについては、子どもの医療証と保険証の違い|病院での使い方・忘れた時の対処で詳しく解説しています。
出典:横浜市「小児医療費助成」、川崎市「小児医療費助成事業」、相模原市「こども医療費助成(0歳から高校生世代)」
| 自治体 | 助成対象年齢 | 所得制限 |
|---|---|---|
| 横浜市 | 18歳年度末まで | なし |
| 川崎市 | 高校生年代まで | なし |
| 相模原市 | 18歳年度末まで | 高校生世代は所得制限あり |
※2026年9月時点の制度を反映しています。
2026年9月時点では、横浜市・川崎市とも高校生年代まで医療費助成の対象です。相模原市も18歳年度末まで対象ですが、高校生世代には所得制限があるため、世帯によって自己負担が発生する可能性があります。
比較③ 保育環境(保育園に入れるか)
東京都内の保育事情
東京都全体では待機児童数は減少傾向ですが、区によって差が非常に大きいのが特徴です。
| 区 | 待機児童の状況 | 特徴 |
|---|---|---|
| 葛飾区 | 4年連続ゼロ | 保育環境整備が進んでいる東部エリア |
| 世田谷区 | 50名前後(人気の高い住宅地) | 子育て世帯に人気のエリア。保育申込倍率が高い |
| 江東区 | 最新値は要確認 | 湾岸エリアで子育て世帯増加中 |
※東京都内は「都全体」よりも「区ごとの差」が大きいのが特徴です。
東京都では、2025年9月以降、第1子を含む保育料等の無償化が進み、認可保育施設の基本保育料の負担軽減が広がっています。ただし、無償化の対象は主に基本保育料で、延長保育料や日用品費、行事費などは別です。認可外保育施設も自治体の補助拡充の対象になることはありますが、上限額や条件があるため、「認可に入れなくても費用負担がゼロ」とまでは言い切らないほうが安全です。
神奈川県の保育事情
神奈川県内でも保育園の入りやすさは市や地域によって異なります。横浜市・川崎市はいずれも2026年4月1日時点で待機児童0人です。ただし、保留児童は横浜市1,256人、川崎市1,081人で、希望園や年齢クラスによって入れないケースは残っています。
| 市 | 待機児童 | 保留児童 | 確認ポイント |
|---|---|---|---|
| 横浜市 | 0人 | 1,256人 | 区・駅・年齢クラスによって状況が異なる |
| 川崎市 | 0人 | 1,081人 | 希望園や年齢クラスによって保留になる場合がある |
| 相模原市 | 最新公表値を確認 | 最新公表値を確認 | 希望区・年齢クラス別の状況を確認する |
※横浜市・川崎市は2026年4月1日時点。待機児童0人でも、希望園や年齢クラスによっては入所保留になる場合があります。
ただし、待機児童ゼロでも、希望園を絞った場合や年齢によっては入所保留になることがあります。引越し先を決めるときは、「待機児童数」だけでなく、希望する区の空き状況や利用調整の結果まで確認しておくと安心です。
横浜市と川崎市のどちらに住むか迷っている方は、「横浜市と川崎市はどっちが子育てしやすい?支援・保育料を比較」で、小児医療費・多子軽減・保留児童・給食費の違いを詳しく確認できます。

018サポートは東京都の制度だよ。神奈川も候補にするなら、住みたい市の医療費助成・保育料・家賃をあわせて比べよう!
比較④ 東京都・神奈川県の主要制度まとめ
| 制度 | 東京都全般 | 横浜市 | 川崎市 | 相模原市 |
|---|---|---|---|---|
| 出産時の基本給付 | 妊婦のための支援給付(単胎は合計10万円) | 妊婦のための支援給付(単胎は合計10万円) | 妊婦のための支援給付(単胎は合計10万円) | 妊婦のための支援給付(単胎は合計10万円) |
| 独自の継続給付 | 018サポート:月額5,000円 2026年度は年3回に分けて支給 |
018サポート相当の市独自の月額給付は確認できず | 018サポート相当の市独自の月額給付は確認できず | 018サポート相当の市独自の月額給付は確認できず |
| 医療費助成 | 18歳年度末まで助成(所得制限なし) | 18歳年度末まで・自己負担なし | 高校生年代まで・500円負担廃止 | 18歳年度末まで(高校生世代は所得制限あり) |
| 0〜2歳の保育料 | 2025年9月から第1子まで無償化 | 第1子は原則有料。多子軽減は数え方に要件あり | 第2子半額・第3子以降無料(年齢・施設不問) | 第1子は原則有料。多子軽減の条件は要確認 |
| 無痛分娩助成 | 最大10万円 | なし | なし | なし |
| 待機児童・保留児童 | 区・年齢クラスによって異なる | 待機0人/保留1,256人 | 待機0人/保留1,081人 | 最新公表値を確認 |
※制度は2026年9月時点。横浜市・川崎市の待機児童・保留児童は2026年4月1日時点です。申請前には各自治体の公式サイトで最新情報をご確認ください。
参考出典
・こども家庭庁「妊婦のための支援給付」
・東京都「018サポート」
・東京都「東京都の少子化対策2025」
・東京都「叶えたいを支えたいアクションプラン2026」
・横浜市「小児医療費助成」
・川崎市「小児医療費助成事業」
・相模原市「妊婦のための支援給付事業」
・相模原市「こども医療費助成(0歳から高校生世代)」
・横浜市「令和7年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について」
・川崎市「令和7年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について」
「どちらに住むか」を決めるときのチェックリスト
子育て支援の充実度だけで住む場所を決める必要はありませんが、以下の順序で確認するとスムーズです。
どちらが正解というより、何を優先したいかで向いている地域は変わります。
下のチェックリストを見ながら、「うちはこれ大事かも」と思うものを確認してみてください。
お金・住みやすさ・通勤・保育園をセットで見るのがコツ!
わが家が毎日どう暮らしたいかで選ぶと後悔しにくいよ。
ざっくり判断の目安
「東京向き」が多ければ支援重視で東京都、
「神奈川向き」が多ければ住環境や家賃バランス重視で神奈川県を候補にすると考えやすいです。
ただし最終判断は、住みたい区市の保育園事情・通勤・家賃まで確認して決めるのがおすすめです。
また、自治体の制度は年度によって変わることがあります。引越し前には必ず各自治体の公式サイトか窓口で最新情報を確認してください。
住む地域が決まったら、復職後の買い物方法も一緒に考えておくと安心です。パルシステムは東京・神奈川の両方、おうちコープは神奈川で利用できます。神奈川で生協宅配を検討する方は、パルシステムとおうちコープの違いを比較した記事をご覧ください。離乳食や子育て割を詳しく確認したい方は、おうちコープの離乳食口コミ・料金記事で解説しています。
支援制度だけでなく、毎月の固定費もチェック
自治体から受け取れる支援には差がありますが、スマホ代や保険料などの固定費も家計に長く影響します。住む場所を考えるタイミングで、子育て家庭の支出も一緒に見直してみましょう。
どちらもベビすけナビ内の解説記事へ移動します
引越し前に「支援額」と「引越し費用」をセットで確認しよう
子育て支援の金額だけを見ると東京都が有利に見える場面もありますが、実際には家賃・通勤時間・引越し費用まで含めて考えることが大切です。
特に東京・神奈川間の引越しでは、時期や荷物量によって費用が変わるため、候補エリアが決まったら早めに見積もりを比較しておくと安心です。
引越し費用もあわせて確認
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住みたいエリアが決まってきたら、引越し費用の目安もチェックしておきましょう。
よくある質問
Q. 東京都内に引越す予定ですが、具体的にどの区がおすすめですか?
保育園の入りやすさなら葛飾区・足立区などの東部エリアが比較的入りやすい状況です。給付金は区に関係なく都の制度(018サポートなど)が共通で受けられます。
Q. 川崎市は待機児童が多いですが、改善される見込みはありますか?
2026年4月1日時点で、川崎市の待機児童は0人です。ただし、希望園に入れなかった人などを含む保留児童は1,081人います。市全体の待機児童数だけでは判断せず、希望する区・園・年齢クラスごとの募集状況を確認してください。
Q. 神奈川県でも018サポートのような独自給付はありますか?
018サポートは東京都独自の制度です。本記事で確認した範囲では、神奈川県内で一律に利用できる同等の月額給付は確認できていません。神奈川で利用できる支援は、国の給付と各市の医療費助成・保育料軽減などを分けて確認しましょう。
※本記事は2026年9月時点で確認できる公式情報をもとに作成しています。制度は変更される場合があるため、申請前に各自治体の公式サイトで最新情報をご確認ください。
関東の子育て支援をさらに比較
住む地域を検討している方は、各県の制度や生活費の違いもあわせて確認してみてください。
【参考出典】
・こども家庭庁「妊婦のための支援給付」
・東京都「018(ゼロイチハチ)サポート」
・東京都「東京都の少子化対策2025」
・東京都「叶えたいを支えたいアクションプラン2026」
・横浜市「小児医療費助成」
・川崎市「小児医療費助成事業」
・相模原市「妊婦のための支援給付事業(出産・子育て応援事業)」
・相模原市「こども医療費助成(0歳から高校生世代)」
・横浜市「令和8年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について」
・川崎市「令和8年4月1日現在の保育所等利用待機児童数について」



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