
保活始めたんだけど、認可・認可外・認証ってよく聞くよね。何が違うの?

それぞれ運営主体や保育料が違うんだよ。3つの違いをスッキリ整理してみよう!
「認可保育園に落ちた、認可外って大丈夫なの?」
「認証保育園ってよく聞くけど、認可外と何が違うの?」
保活を進めるほど混乱しがちな、3つの保育園の違い。この記事では、認可・認可外・認証それぞれの特徴と、あなたの家庭に合う保育園の選び方を、表と図解でわかりやすく整理します。
「認可じゃなきゃダメ」という思い込みから解放されて、選択肢を広げるためのガイドです。
保育園の3つの種類を1分で理解しよう
まずは全体像から。日本の保育園は、大きく分けて3つの種類があります。
そもそも保育園には3つの種類がある
保育園は、運営主体や認可の有無によって、次の3つに分類されます。
- 認可保育園:国の基準を満たし、自治体が認可した保育園
- 認可外保育園:国の認可は受けていないが、独自の方針で運営される保育園
- 認証保育園:東京都独自の制度で、都が認証した保育園
「認可外=怪しい・危険」というイメージを持つ方もいますが、それは大きな誤解です。認可外でも安全基準は定められており、質の高い保育を提供する園もたくさんあります。
3つの違いを一覧表で比較
まずはざっくり全体像をつかみましょう。
| 項目 | 認可保育園 | 認可外保育園 | 認証保育園 |
|---|---|---|---|
| 運営主体 | 自治体・社会福祉法人など | 民間企業・個人など | 民間企業など(都が認証) |
| 認可 | 国の認可あり | 認可なし | 東京都独自の認証 |
| 保育料 | 世帯収入で決定 | 園が自由に設定 | 上限あり(補助金対象) |
| 申し込み | 自治体経由 | 各園に直接 | 各園に直接 |
| 主な対象 | 共働き世帯 | 誰でもOK | 東京都民 |
認可外保育園にも「企業主導型保育」や「ベビーシッター」など色んな種類があるんだ。「認可じゃない=危ない」じゃないから安心してね!
「無認可」と「認可外」は同じ?呼び方の整理
「無認可保育園」「認可外保育園」「認可外保育施設」——これらはすべて同じ意味です。法律上の正式名称は「認可外保育施設」ですが、一般的には「認可外保育園」「無認可保育園」とも呼ばれます。
「無認可」という言葉に不安を感じる方が多いため、近年は「認可外」という呼び方が主流になっています。

認可保育園とは|国が定めた基準を満たす保育園
認可保育園の定義と特徴
認可保育園とは、児童福祉法に基づく国の基準(施設の広さ・職員数・設備・防災管理など)を満たし、都道府県知事の認可を受けた保育園のことです。
主な運営主体は次の通りです。
- 市区町村(公立保育園)
- 社会福祉法人(私立保育園)
- 民間企業・NPO法人など
保育料・保育時間・入園基準
認可保育園の特徴を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 保育料 | 世帯収入によって決定(自治体が決める) 3〜5歳は無償化対象 |
| 保育時間 | 標準時間:11時間(7:30〜18:30など) 短時間:8時間 |
| 入園基準 | 「保育の必要性」が認定された家庭 (共働き・介護・求職中など) |
| 申し込み | 自治体経由(10〜12月頃に一斉受付) |
| 選考方法 | 点数制(保育の必要性が高い順に決まる) |
認可保育園のメリット・デメリット
メリット
- 保育料が安い(世帯収入に応じた負担)
- 国の基準を満たしているので安心
- 3〜5歳は無償化対象
- 保育時間が長い(11時間が標準)
デメリット
- 競争率が高く、入園が難しい地域も多い
- 申し込み時期が決まっており、途中入園が難しい
- 申し込みは自治体経由で手続きが煩雑
- 転勤・引っ越しで再申し込みが必要
こんな家庭におすすめ
- 共働きで長時間保育が必要
- 保育料を抑えたい
- 保育の質や安全基準を最重視したい
- 長期的に同じ園に通わせたい
認可保育園の保育料は、自治体ごとに細かい計算式があるよ。住んでる市区町村のホームページで「保育料表」を見てみてね!
認可外保育園とは|柔軟さが魅力の選択肢
認可外保育園の定義と特徴
認可外保育園とは、国の認可は受けていないものの、都道府県への届出を行い、独自の方針で運営される保育園のことです。
「認可外」の中には、次のような種類があります。
- 企業主導型保育:企業が設置する、認可並みの保育料で利用できる園
- ベビーホテル:夜間保育・宿泊保育に対応
- 事業所内保育:会社が従業員のために設置
- 院内保育:病院が職員のために設置
- その他の認可外保育施設:民間が運営する保育園
保育料の相場・保育時間・入園のしやすさ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 保育料 | 園が自由に設定 月5〜10万円が相場(都市部はもっと高い) ※企業主導型は月3〜5万円程度 |
| 保育時間 | 園によって柔軟(夜間・休日対応も) |
| 入園基準 | 原則誰でもOK(就労条件なし) |
| 申し込み | 各園に直接連絡(年中受付) |
| 無償化 | 条件付きで対象(3〜5歳:月3.7万円まで) |
認可外保育園のメリット・デメリット
メリット
- 申し込みが自由(年中受付)
- 就労条件がなくても入園可能
- 独自のカリキュラム(英語・モンテッソーリなど)
- 保育時間が柔軟(夜間・休日対応も)
- 認可に比べて入りやすい
デメリット
- 保育料が高め(園による)
- 園による質のバラつきが大きい
- 国の基準より緩い場合がある
- 無償化の対象範囲が認可より狭い
「認可外=危険」は誤解?知っておきたい安全基準
「認可外=怪しい・危険」というイメージは、正しくありません。認可外保育園にも国の指導監督基準があり、自治体による立ち入り調査も年1回以上行われています。
確認すべきポイントは次の通りです。
- 都道府県への届出済み施設か(届出済証が掲示されている)
- 自治体の指導監督基準を満たしているか
- 過去に行政指導を受けていないか
- 保育士資格を持つ職員が一定数いるか
厚生労働省の認可外保育施設指導監督基準では、職員の配置・施設の広さ・防災管理など、基本的な安全基準が定められています。
こんな家庭におすすめ
- 認可保育園に落ちてしまった
- すぐに預け先が必要
- 独自の教育方針の園を探している
- 勤務時間が不規則で柔軟な保育が必要
- 就労条件を満たしていない(求職中など)
認可外にも素敵な園はたくさんあるよ!見学のときの空気感、先生の表情、子どもの様子をしっかり見てみてね。
認証保育園とは|東京都独自の制度
認証保育園は東京都だけの制度
認証保育園(認証保育所)は、東京都が独自に設けた保育園制度です。東京都民にしか関係のない制度なので、東京以外にお住まいの方は読み飛ばしてもOKです。
認可保育園では対応しきれない都市部の保育ニーズ(駅近・延長保育・0歳児からの受け入れなど)に応えるために、2001年に創設されました。
A型・B型の違い
認証保育園には、A型とB型の2種類があります。
| 項目 | A型 | B型 |
|---|---|---|
| 定員 | 20〜120人 | 6〜29人 |
| 対象年齢 | 0歳〜就学前 | 0〜2歳 |
| 立地 | 駅前型が中心 | 小規模・地域密着型 |
| 開所時間 | 13時間以上 | 規定なし |
保育料・補助金・申し込み方法
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 保育料 | 月額上限8万円程度(園が設定) |
| 補助金 | 区市町村ごとに独自の補助金あり (最大月5〜7万円程度) |
| 申し込み | 各園に直接連絡(年中受付) |
| 就労条件 | 原則不要(園による) |
区市町村の補助金を活用すると、実質的な保育料は認可保育園と同じくらいになることもあります。
認証保育園のメリット・デメリット
メリット
- 東京都が認証しているので安心
- 駅近で通いやすい立地が多い
- 0歳児から受け入れる園が多い
- 区市町村の補助金で実質負担が軽くなる
- 申し込みが年中受付で柔軟
デメリット
- 東京都内のみ(他県では利用できない)
- 保育料は認可より高め(補助金前)
- 補助金の額は区市町村でバラつき
- 人気の園は順番待ちも
こんな家庭におすすめ
- 東京都在住で、認可に落ちた
- 駅近で通勤しやすい園を探している
- 0歳児クラスから預けたい
- 柔軟な申し込みタイミングを希望
東京都民は認証保育園の補助金を使わないと損!区市町村のホームページで「認証保育所 保育料補助」って検索してみてね。
3つを徹底比較!費用・時間・難易度
保育料の比較(月額目安)
0歳児の保育料を、3つの保育園で比較してみましょう。世帯年収500万円・東京都在住を例にした目安です。
| 保育園 | 月額保育料(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| 認可保育園 | 約3〜5万円 | 世帯収入で決定 |
| 認可外保育園 | 約7〜10万円 | 園が自由に設定 |
| 認証保育園 | 約7〜8万円 (補助後3〜5万円) | 区市町村の補助金あり |
| 企業主導型保育 | 約3〜5万円 | 認可並みの保育料 |
※実際の保育料は地域・園・世帯収入によって大きく変わります。
保育時間・延長保育の比較
| 保育園 | 標準保育時間 | 延長保育 |
|---|---|---|
| 認可保育園 | 11時間(7:30〜18:30など) | 1〜2時間(有料) |
| 認可外保育園 | 園による(柔軟) | 夜間・宿泊対応も |
| 認証保育園 | 13時間以上(A型) | 長時間対応が標準 |
申し込み方法と入園難易度の比較
| 保育園 | 申し込み方法 | 入園難易度 |
|---|---|---|
| 認可保育園 | 自治体経由(10〜12月) | ★★★★☆ (地域による) |
| 認可外保育園 | 各園に直接(年中) | ★★☆☆☆ |
| 認証保育園 | 各園に直接(年中) | ★★★☆☆ |
保育の質・施設基準の比較
「認可外=質が低い」とは限りません。実際には、園ごとの方針や運営によって質は大きく変わります。
| 項目 | 認可 | 認可外 | 認証 |
|---|---|---|---|
| 施設の広さ基準 | 国の基準 | 指導監督基準 | 都の基準 |
| 職員配置 | 国の基準 | 園による | 都の基準 |
| 立ち入り調査 | 定期的 | 年1回以上 | 定期的 |
| 監督機関 | 国・自治体 | 都道府県 | 東京都 |
補助金・無償化の対象になる?
2019年からスタートした「幼児教育・保育の無償化」では、3〜5歳児クラスの保育料が無料または補助されます。
| 保育園 | 0〜2歳 (住民税非課税世帯) | 3〜5歳 |
|---|---|---|
| 認可保育園 | 無料 | 無料 |
| 認可外保育園 | 月4.2万円まで | 月3.7万円まで |
| 認証保育園 | 月4.2万円まで | 月3.7万円まで |
※認可外・認証は、自治体への「保育の必要性の認定」が必要です。


あなたの家庭にはどれが合う?タイプ別診断
3つの保育園の特徴がわかったところで、あなたの家庭に合う保育園を見つけましょう。タイプ別におすすめを紹介します。
共働きフルタイム × 認可一択タイプ
こんな家庭
- 夫婦ともにフルタイム勤務
- 長期的に同じ園に通わせたい
- 保育料を抑えたい
おすすめの戦略
認可保育園を第一希望に、点数を上げる工夫をしましょう。住民票の場所、勤務時間、希望順位の付け方が点数に大きく影響します。
共働き × 認可落ちたら認可外OKタイプ
こんな家庭
- 共働きだが、認可激戦区に住んでいる
- 保育料が多少高くても、預け先を確保したい
- 復職時期が決まっている
おすすめの戦略
認可と並行して、認可外・企業主導型・認証もリサーチ。認可に落ちたらすぐ動けるよう、見学だけでも済ませておきましょう。
在宅ワーク・時短希望タイプ
こんな家庭
- 在宅ワーク・時短勤務
- 保育時間は短めでOK
- 柔軟な利用日数を希望
おすすめの戦略
認可外保育園や一時保育が向いています。週3日だけ・午前中だけといった柔軟な利用ができる園も多いです。
東京都在住なら認証も視野に
こんな家庭
- 東京都在住
- 駅近で通勤しやすい園を希望
- 認可に落ちる可能性がある
おすすめの戦略
認証保育園を必ずリストアップしましょう。区市町村の補助金を活用すれば、認可と同じくらいの保育料で利用できます。
途中入園・引っ越し予定タイプ
こんな家庭
- 年度途中での入園希望
- 引っ越し予定がある
- 急に預け先が必要
おすすめの戦略
認可外保育園が最も柔軟。年中受付で、希望すればすぐに見学・入園手続きができます。

認可外保育園を選ぶときのチェックポイント
認可外保育園は園による質のバラつきが大きいので、見学時のチェックが特に大切です。安心して預けられる園を選ぶためのポイントを紹介します。
見学で必ず確認すべき5つのポイント
- 都道府県への届出済証が掲示されているか
玄関や事務所に届出済証が貼られているか確認しましょう。 - 保育士資格を持つ職員の割合
厚生労働省の基準では、認可外でも職員の3分の1以上が保育士資格を持つ必要があります。 - 子ども1人あたりの保育スペース
0〜1歳児は1人あたり1.65㎡以上、2歳以上は1.98㎡以上が目安。 - 子どもたちの表情・職員の対応
子どもがリラックスしているか、職員が子どもの目線で話しているかを観察。 - 給食やおやつの内容、アレルギー対応
食事の内容・調理場所・アレルギー対応の方針を確認しましょう。
避けたほうがいい園のサイン
- 見学を断られる、または当日のみ対応
- 届出済証が見当たらない
- 子どもの泣き声に職員が反応しない
- 清掃・衛生状態が明らかに悪い
- スタッフの入れ替わりが激しい
- 過去に行政指導を受けている
認可外でも国の指導監督基準があります
厚生労働省の「認可外保育施設指導監督基準」では、次のような項目が定められています。
- 保育に従事する者の数および資格
- 保育室の面積・設備
- 保育の内容
- 給食の調理方法
- 健康管理・安全確保
- 非常災害に対する措置
自治体は年1回以上の立ち入り調査を行い、基準を満たしていない園には改善指導を行います。
見学のときに「ここなら安心して預けられそう」って直感、すごく大事だよ。気になることはどんどん質問してみてね!
よくある質問(Q&A)
Q. 認可外に入れたら認可に転園できない?
転園は可能です。むしろ、認可外に通っていることで「保育の必要性」が認められやすくなり、点数が上がる自治体もあります。多くの家庭が、認可外で過ごしながら認可の二次募集や翌年度の申し込みにチャレンジしています。
Q. 認可外でも幼児教育・保育の無償化対象?
条件付きで対象です。3〜5歳児クラスは月3.7万円まで、住民税非課税世帯の0〜2歳児は月4.2万円まで補助されます。ただし、自治体への「保育の必要性の認定」を受ける必要があります。
Q. 認証保育園は東京都民じゃないと使えない?
東京都内に通勤・通園する人なら利用可能です。ただし、補助金は住民票のある区市町村の制度になるため、都民でない場合は補助金の対象外になることが多いです。
Q. 認可外は質が低いって本当?
一概にそうとは言えません。独自の教育方針(モンテッソーリ・英語教育・自然保育など)で質の高い保育を提供する認可外もたくさんあります。「認可かどうか」より「実際の園の方針・職員の対応」を見学で確認することが大切です。
Q. 認可と認可外、両方申し込んでもいい?
もちろん可能です。むしろ、認可激戦区では併願がおすすめです。認可に内定したら認可外を辞退する流れが一般的で、認可外の園もそれを想定しているケースが多いです。
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まとめ:自分に合った保育園を見つけよう
認可・認可外・認証の3つの保育園には、それぞれ特徴とメリット・デメリットがあります。
- 認可保育園:保育料が安く長時間保育に対応。ただし入園が難しい地域も
- 認可外保育園:柔軟な申し込みと多様なカリキュラム。質は園による
- 認証保育園:東京都民なら補助金で実質負担を軽減できる
「認可じゃなきゃダメ」という思い込みは、もう手放してOKです。それぞれの家庭のライフスタイルに合った保育園を選ぶことが、子どもにとっても親にとっても一番の正解です。
もし認可に落ちてしまっても、選択肢はたくさんあります。慌てず、自分の家庭にぴったりの保育園を見つけてください。
次のアクション
- 住んでいる地域の認可・認可外・認証の園をリストアップ
- 気になる園を3〜5園に絞って見学予約
- 見学で5つのチェックポイントを確認
- 家族で話し合って、申し込み戦略を決める
あなたとお子さんに、素敵な保育園との出会いがありますように。
※参考:
・厚生労働省「認可外保育施設指導監督基準」
・こども家庭庁「幼児教育・保育の無償化」
・東京都福祉局「認証保育所制度」
・各自治体の保育園入園案内


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