
出産や子育てでもらえるお金、たくさんあるって聞くけど、何から手をつければいいの?

時系列で整理すれば大丈夫!妊娠中・出産後・育休中それぞれにやることがあるから、一緒に確認しよう!
「子育てでもらえるお金、知らないと損するって本当?」
「申請期限が過ぎて、もらい損ねるのが怖い…」
出産・育児に関する給付金や補助金は数十種類あり、合計で数十万円〜数百万円になります。でも、複雑で「何から始めればいいかわからない」というのが本音ですよね。
この記事では、子育てでもらえるお金と使える制度を、妊娠中・出産後・育休中・子育て期と時系列で完全ガイドします。申請期限・必要書類・手続き先まで網羅した、ブックマーク必須の保存版です。
この記事でわかること
- 子育てでもらえるお金の全体像
- 妊娠中に申請する制度(出産育児一時金・出産手当金)
- 出産後14日以内にやる手続き5つ(最重要)
- 育休中の生活を支える給付金
- 教育資金の準備方法(学資保険 vs NISA)
- 住む場所で変わる地域別の支援
- 家計を守る節約術と実用サービス
- もしもの時のセーフティネット
【全体像】子育て支援制度マップ
まずは全体像から。子育てに関するお金・制度は、大きく次の5つのカテゴリに分かれます。
5つのカテゴリで全体を把握
- 1. 妊娠・出産時にもらえるお金:出産育児一時金、出産手当金など
- 2. 産後すぐの手続き:児童手当、医療費助成、健康保険など
- 3. 育休中の生活支援:育児休業給付金、パパ育休など
- 4. 教育資金の準備:学資保険、NISA、児童手当の貯蓄活用
- 5. 日々の家計を支える制度:医療費助成、保育料無償化、節税など
もらえるお金 早見表
| 制度名 | 金額の目安 | 対象 | 時期 |
|---|---|---|---|
| 出産育児一時金 | 50万円 | 健康保険加入者 | 出産時 |
| 出産手当金 | 給料の約2/3 | 会社員のママ | 産前産後 |
| 妊婦のための支援給付 | 合計10万円相当(単胎の場合) | 妊娠している方 | 妊娠届時〜出産後 |
| 児童手当 | 月10,000円・15,000円・30,000円 | 0歳〜高校生 | 毎月 |
| 育児休業給付金 | 給料の50〜67% | 雇用保険加入者 | 育休中 |
| 乳幼児医療費助成 | 医療費が無料or少額 | 乳幼児がいる家庭 | 常時 |
※金額・対象・時期は2026年4月現在の目安。詳細は各自治体・健康保険組合でご確認ください。

気になる制度から読み進めてOK!全体を一気に理解しようとしなくて大丈夫。「自分の今の状況」に合わせてチェックしてね!
【妊娠中】に申請する制度
妊娠がわかったら、まず申請しておきたいのが次の3つです。
① 出産育児一時金(約50万円)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 金額 | 1児につき50万円(多胎は人数分) |
| 対象 | 健康保険(国民健康保険・社会保険)加入者 |
| 申請先 | 出産する病院(直接支払制度) |
| 手続き時期 | 出産前(産院で説明あり) |
多くの病院では「直接支払制度」が使え、退院時には差額分のみ支払えばOKです。産院から書類を渡されるので、サインして提出するだけ。
② 出産手当金(給料の約2/3)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 金額 | 標準報酬日額の2/3 × 産休日数 |
| 対象 | 会社の健康保険加入者(働くママ本人) |
| 申請先 | 勤務先の健康保険組合 |
| 手続き時期 | 産休開始後 |
※国民健康保険には「出産手当金」はありません。自営業・フリーランスのママは対象外です。
③ 妊婦のための支援給付(旧:出産・子育て応援給付金)
2025年度から「妊婦のための支援給付」として制度化された支援金です。妊娠している方が対象で、合計10万円相当(単胎の場合)が支給されます。
| 支給タイミング | 金額 |
|---|---|
| 妊婦給付認定後 | 5万円 |
| 胎児の人数の届出後 | 胎児の人数 × 5万円 (単胎なら5万円、双胎なら10万円) |
※流産・死産等の場合も対象になります。詳細は別記事で解説しています。
💴 妊婦のための支援給付(合計10万円相当)の詳細
対象条件・申請方法・自治体ごとの違いを完全ガイド。申請忘れでもらい損ねないように、早めにチェック。
💴 妊婦のための支援給付(旧:出産・子育て応援給付金)の詳細
対象条件・申請方法・自治体ごとの違いを完全ガイド。申請忘れで10万円もらい損ねないように、早めにチェック。
その他:妊婦健診費の助成
多くの自治体では、妊婦健診の費用を助成してくれる「妊婦健康診査受診票」が母子手帳と一緒に交付されます。回数や上限額は自治体によって異なります。
📖 関連記事:プレママ・プレパパの心の準備 / 妊娠中の食事・運動・NG習慣
【出産後すぐ】最重要!期限のある手続き5つ
産後は体も心も大変な時期ですが、期限が短い手続きが集中しています。パパと協力して乗り切りましょう。
5つの期限付き手続き
| 手続き | 期限 | 重要度 |
|---|---|---|
| 1. 出生届 | 14日以内 | ★★★★★ |
| 2. 健康保険加入 | 速やかに(国民健康保険は14日以内が目安/会社の健康保険は勤務先に確認) | ★★★★★ |
| 3. 児童手当 | 15日以内 | ★★★★★ |
| 4. 乳幼児医療費助成 | 速やかに(健康保険加入後) | ★★★★☆ |
| 5. 出産育児一時金(直接支払以外) | 2年以内 | ★★★☆☆ |
① 出生届の提出(14日以内)
赤ちゃんが家族の一員になったことを届け出る、すべての始まりとなる手続きです。
- 提出先:本籍地・所在地・出生地のいずれかの市区町村役場
- 必要書類:出生証明書(病院でもらう)、母子健康手帳、本人確認書類、印鑑(自治体により不要)
- 誰が出す?:父・母・同居の祖父母など
② 児童手当の申請(15日以内)
申請が遅れると、その月の分はもらえません! 出生届と同じ日に役所で済ませるのが鉄則です。
| 子どもの年齢 | 第1子・第2子 | 第3子以降 |
|---|---|---|
| 0〜3歳未満 | 15,000円 | 30,000円 |
| 3歳〜高校生年代 | 10,000円 | 30,000円 |
※2024年10月から所得制限が撤廃され、高校生年代まで拡充されました。第3子以降は一律30,000円となり、多子世帯への支援が手厚くなっています。
③ 健康保険の加入
赤ちゃんを保護者の健康保険に加入させます。
- 会社の健康保険:勤務先の人事・総務担当に申請
- 国民健康保険:市区町村役場で手続き
④ 乳幼児医療費助成
子どもの医療費(保険診療の自己負担分)を自治体が助成してくれる制度。「医療証」が交付され、窓口での支払いが無料または少額になります。
対象年齢や負担額は自治体によって大きく異なります(小学校入学まで・中学卒業まで・18歳までなど)。
⑤ 妊婦のための支援給付(出産後分)
妊婦給付認定後に5万円を受け取った方は、出産後に「胎児の人数の届出」を行うことで、追加分(胎児の人数 × 5万円)が支給されます。自治体から面談・アンケートのお知らせが届くので、忘れずに対応しましょう。

👨👶 パパが主導でやるのがおすすめ
産後のママは体力的に役所通いが厳しいもの。パパが主導で手続きを進めるのが理想です。出生届〜児童手当〜医療証〜健康保険を一日で終わらせる完全ガイドはこちら。
【育休中】を支える給付金
育児休業給付金(給料の50〜67%)
| 期間 | 支給率 |
|---|---|
| 育休開始〜180日 | 給料の67% |
| 181日〜終了まで | 給料の50% |
- 対象:雇用保険加入者で、育休開始日前2年間に賃金支払基礎日数11日以上(または就業時間数80時間以上)の月が12か月以上ある方
- 申請先:勤務先(会社経由でハローワークへ)
- 支給:2ヶ月ごと
育休は最長2歳まで延長可能
原則1歳までですが、保育園に入れない場合は最長2歳まで延長できます。延長には「不承諾通知書」が必要です。
パパ育休(産後パパ育休+育児休業)
2022年10月から、パパも柔軟に育休を取得できる「産後パパ育休」が新設されました。
- 産後パパ育休:子の出生後8週間以内に4週間まで(2回分割可)
- 通常の育児休業:1歳まで(2回分割可)
👨 パパの育休と給付金を詳しく
パパ育休の期間・給付金の金額・申請のタイミング・会社への伝え方まで完全ガイド。
▶ 【パパの育休と給付金まとめ】いつから取れる?金額・制度・伝え方
▶ 育児休暇の全知識|給付金・申請方法・パパ育休も解説
2025年4月から「出生後休業支援給付金」が新設されたよ!両親ともに一定要件を満たして育休を取ると、最大28日間、通常67%の育休給付に13%が上乗せされて、合計80%相当になるんだ。育休の全期間が80%になるわけじゃないから注意!
教育資金の準備(中長期)
子ども一人あたりの教育費は、すべて公立でも約1,000万円、私立だと2,500万円以上と言われます。早めの準備が大切です。
主な教育資金の準備方法
| 方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 学資保険 | 強制力あり、保障付き | 利率が低い、途中解約で元本割れ |
| NISA | 非課税、運用利回りに期待 | 元本保証なし、自分で管理 |
| 定期預金 | 安全、流動性高い | 利率がほぼゼロ |
| 児童手当の貯蓄 | 確実に貯まる、約200万円 | 運用しないと増えない |
児童手当を全額貯めると約200万円
0歳〜高校生までの児童手当を全額貯蓄すると、第1子・第2子で約200万円以上になります。生活費に使わず、別口座で貯めるのが鉄則です。
地域差を知って賢く活用
子育て支援は住む場所によって大きく変わります。同じ国の制度でも、自治体の上乗せで実質的な手厚さが大きく変わるのです。
地域差が出やすい3つのポイント
- 医療費助成の対象年齢:小学校卒業まで〜18歳までと自治体差大
- 保育料の補助:認可外保育園への補助は自治体次第
- 独自の給付金:東京都の018サポート(月5,000円)など
引っ越し・転職前に必ずチェック
引っ越し・転職を考えているなら、自治体の子育て支援を比較してから決めるのがおすすめ。年間数十万円の差が出ることも珍しくありません。
🗾 地域別の子育て支援を詳しく比較
東京23区エリア別、東京vs神奈川、地方移住vs都市部など、住む場所別の徹底比較ガイド。
▶ 【2026年最新】東京vs神奈川 子育て支援を徹底比較
▶ 東京都23区の子育て支援エリア別ガイド
▶ 地方移住 vs 都市部 子育て環境徹底比較
▶ 地域差で子育てが変わる!自治体格差と選び方ガイド
日々の家計を支える制度・サービス
子育て世帯が使える制度
- 幼児教育・保育の無償化(3〜5歳児クラス)
- 保育料の軽減(住民税非課税世帯)
- 住宅ローン控除(新築・リフォーム時)
- 医療費控除・セルフメディケーション税制(選択適用)
- ふるさと納税(実質負担2,000円で返礼品)
共働き家庭の強い味方:実用サービス
| サービス | 料金目安 | 使うシーン |
|---|---|---|
| 病児保育 | 1日2,000〜3,000円 | 子どもの体調不良時 |
| ファミリーサポート | 1時間700〜1,000円 | 送迎・一時預かり |
| 産後ケア事業 | 自治体補助あり | 産後の心身ケア |
| ベビーシッター | 1時間2,000円〜 | 急な用事・リフレッシュ |
もしもの時の支援
ひとり親家庭への支援
- 児童扶養手当:所得に応じて支給(最新の支給額はこども家庭庁または各自治体でご確認ください)
- ひとり親家庭医療費助成:医療費の自己負担を軽減
- 母子父子寡婦福祉資金貸付金:教育費・生活費の貸付
医療費が高額な時
- 高額療養費制度:月の医療費が一定額を超えたら払い戻し
- 限度額適用認定証:事前申請で窓口支払いを限度額に
- 医療費控除:年10万円(または総所得金額等の5%のいずれか低い方)を超えた医療費で確定申告。セルフメディケーション税制とは選択適用
困った時の相談窓口
- 市区町村の子育て相談窓口:自治体の福祉課・子育て支援課
- 地域子育て支援拠点:児童館・子育てひろばなど
- こども家庭センター(旧:子育て世代包括支援センター):妊娠期からの総合相談
- 児童相談所:虐待・育児不安などの深刻な悩み
よくある質問(Q&A)
Q. 申請を忘れたらもらえない?
制度によります。児童手当は申請月の翌月分から支給のため、出生から15日を過ぎると、その月の分はもらえません。一方、出産育児一時金は2年以内であれば遡って申請可能です。
Q. 共働きで世帯年収が高くても、もらえるお金はある?
はい。2024年10月から児童手当の所得制限が撤廃され、すべての家庭が対象になりました。出産育児一時金、出産手当金、育児休業給付金も所得制限はありません。
Q. 自営業・フリーランスは何がもらえる?
国民健康保険加入なら、出産育児一時金は対象ですが、出産手当金は対象外です。育児休業給付金も雇用保険加入が条件のため、原則対象外です。
Q. 引っ越しで住む場所が変わると、手続きはどうなる?
転出・転入の手続きと合わせて、児童手当・医療証は再申請が必要です。引っ越しの前後で手続きの空白期間が発生しないよう、事前に新自治体に確認しましょう。
Q. 「もらい忘れ」を防ぐ方法は?
一番確実なのは、住んでいる自治体のホームページをブックマークすることです。「○○市 子育て支援」で検索すると、自治体独自の制度も含めた一覧が見られます。妊娠期・産後・1歳・3歳・小学校入学などの節目で見直す習慣を作りましょう。
制度は毎年のように変わるよ!「2024年10月の児童手当拡充」みたいな大きな改正があるから、年に1回は最新情報をチェックしておこう!
📌 育児制度・お金の関連記事まとめ
育児制度・お金シリーズの全記事はこちらから読めます。気になる記事から深掘りしていきましょう。
💴 給付金・手当
👨 育休・パパ育休
📈 教育資金・節約
🗾 地域別の子育て支援
- 東京都23区エリア別ガイド
- 【2026年最新】東京vs神奈川 子育て支援徹底比較
- 【都心部】千代田・中央・港の子育て支援
- 【副都心】新宿・渋谷・豊島の子育て支援
- 【東部】墨田・江東・台東他の子育て支援
- 【西部】世田谷・中野・杉並他の子育て支援
- 地方移住 vs 都市部 子育て環境徹底比較
- 地域差で子育てが変わる!自治体格差ガイド
🏥 医療・保育サービス
🤰 妊娠・出産前の準備
まとめ:知っているだけで数十万円の差が出る
子育て支援制度は複雑で、最初は圧倒されるかもしれません。でも、時系列で整理すれば必ず理解できます。
大切なポイントを最後におさらい
- 妊娠中に確認するのは出産育児一時金・出産手当金・妊婦のための支援給付(単胎なら合計10万円相当)
- 産後14日以内の手続きが最重要(特に児童手当は15日以内)
- 育休中は給料の50〜67%が支給される育児休業給付金
- 教育資金は児童手当の貯蓄+NISAで計画的に
- 住む場所で支援は大きく変わるので、自治体HPを必ずチェック
- 制度は毎年変わるので、年1回は最新情報を確認
「知らない=損する」の世界です。この記事をブックマークして、節目ごとに見返してください。
あなたとお子さんの子育てが、お金の不安なく送れますように。
※参考:
・厚生労働省「出産育児一時金等について」「育児休業等給付」
・こども家庭庁「児童手当制度」「妊婦のための支援給付」
・国税庁「医療費控除」
・各自治体の子育て支援案内



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