
さあ、出かけるぞ!…って、マザーズバッグの準備だけで1時間…。もう、この時点でHPはゼロよ…

外出先でギャン泣きされた時の、周りの冷たい視線を思い出すと、玄関のドアが鉛みたいに重く感じるよな…。
分かります。子連れとのお出かけは、一大プロジェクト。準備の大変さと、外出先での予期せぬトラブルを考えると、「もう、いっそ家にいよう…」と思ってしまいますよね。
でも、ほんの少しの準備と心構えで、その「大変」は「楽しい」に変わります。
この記事は、あなたの重い腰をフワッと軽くし、親子で外の世界へ冒険に出かけたくなる、魔法のガイドブックです。
【ベビすけの冒険日誌】僕が、お外で”怪獣”になっちゃうワケ
そもそも、なぜ子どもは外出先で、突然変異したかのように”怪獣”になってしまうのでしょうか。犯人…もとい、ご本人に話を聞いてみましょう。

いやー、先輩!お外の世界、刺激的すぎません?見たことない光!聞いたことない音!僕のちっちゃな脳みそ、もう情報処理の限界でショート寸前なんスよ!眠いとか、お腹すいたとか、うまく言えないもんで、とりあえず『ウギャー!』って叫んで、自分のOSを再起動させてるだけなんで。悪気はないんスよ、マジで。
そう。子どもは、親を困らせようとしているわけではないのです。ただ、見知らぬ環境の、あまりにも多くの刺激に、脳がパンクしてしまっているだけなのです。
【荷物を制する者は、お出かけを制す】究極のマザーズバッグ、中身リスト
「あれを忘れた!」という絶望を防ぎ、かつ、肩がちぎれるほどの重さから解放されるための、厳選リストです。
絶対必要(スタメン)
- □ おむつセット(おむつ3〜5枚、おしりふき、消臭袋)
- □ 着替え一式(肌着、服上下。吐き戻しや、お漏らしは突然に)
- □ 汚れた服を入れるビニール袋(ジップロックが最強)
- □ 飲み物(マグに入れた麦茶など)
- □ 一口サイズのおやつ(ボーロ、おせんべいなど、最終兵器)
- □ 除菌シート・ティッシュ
- □ 母子健康手帳・健康保険証(お守りとして)
あると神(控え選手)
- □ 時間稼ぎ用の小さなおもちゃ・シールブック
- □ 転んだ時用の絆創膏
- □ 最終手段の抱っこ紐
【最大の難関】公共の場での「癇癪(かんしゃく)」、どう乗り切る?
レストランで、電車で、スーパーで…。突然始まる大絶叫。周りからの冷たい視線。地面に吸い込まれたくなる、あの瞬間。どうすればいいのでしょうか。
- まず、共感する:「そっか、あのおもちゃが欲しかったんだね」「まだ帰りたくなかったんだね」と、子どもの気持ちを、落ち着いた声で代弁します。
- 次に、場所を変える:お店の隅や、外の空気が吸える場所に、一旦移動します。環境を変えるだけで、お互いにクールダウンできます。
- 最終手段は「戦略的撤退」:何をしてもダメな日もあります。そんな時は、潔く諦めて帰りましょう。これは「敗北」ではありません。親子の心を守るための、賢明な**「戦略的撤退」**です。
【お守りの言葉】
周りの冷たい視線が気になるかもしれませんが、心の中では「うちも昔、ああだったなあ…頑張れ…!」と応援してくれている人も、きっといるはずです。
まとめ:完璧なお出かけなんて、存在しない。

そっか、計画通りにいかなくて当たり前なんだ。ハプニングも、後から笑えれば、全部いい思い出になるもんね。
予定通りにご飯が食べられなくたって、途中で泣いて引き返すことになったって、全く問題ありません。
何年か経った後、「あの時、レストランで大泣きされて、大変だったよね〜」と笑って話せるなら、それはすべて、かけがえのない最高の思い出です。
荷物と一緒に、たくさんの「まあ、いっか」をバッグに詰めて、親子で外の世界へ冒険に出かけましょう!
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