【0歳児の成長カレンダー】月齢別・発達の目安|いつ寝返り?いつ離乳食?親ができることのすべて

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【0歳児の成長カレンダー】月齢別・発達の目安|いつ寝返り?いつ離乳食?親ができることのすべて

赤ちゃんが生まれてから、1歳のお誕生日を迎えるまでの365日。
その一日一日は、まさに奇跡の連続です。

昨日までできなかったことが、今日、突然できるようになる。その目まぐるしい成長のスピードに、喜びと同時に、「私の関わり方、これで合ってるのかな…」「周りの子と比べて、うちの子は…」と、不安を感じてしまうことも、少なくありません。

この記事は、そんな目まぐるしくも、かけがえのない一年間を、親であるあなたが、安なく、自信を持って、心から楽しめるようにするための、月齢別の「成長・育児マップ」です。

【図解】0歳児・成長マイルストーン 一覧マップ

まず、0歳の1年間で、赤ちゃんがどんな「大冒険」を繰り広げるのか、全体像を見てみましょう。

ここに書かれている発達の目安は、あくまで「平均」です。成長のペースは、本当に一人ひとり全く違います。「うちの子は、まだできない…」と、決して周りの子と比べないでください。あなたの目の前にいる赤ちゃんのペースが、その子にとっての100点満点の「正解」です。


【月齢別】0歳の成長カレンダー&お世話のポイント

生後0〜1ヶ月:”はじめまして”の世界

ベビすけ
ベビすけ

ふにゃ…。ぼく、まだ目はほとんど見えていないし、耳もぼんやりとしか聞こえません。でもね、ママの匂いと、心臓の音だけは、ちゃーんと分かります。ここが、世界で一番、安心できる場所だって。

  • 体の発達:モロー反射などの原始反射が見られます。視力は0.02程度で、明暗が分かるくらい。大きな音にビクッと反応します。
  • お世話のポイント:授乳は泣いたらあげる「自律授乳」が基本。睡眠は昼夜の区別なく1〜3時間おき。1ヶ月検診までは沐浴で体を清潔に保ちます。

とにかくたくさん抱っこして、肌と肌で触れ合い、安心させてあげましょう。優しく話しかける「言葉のシャワー」も、この時期から大切です。

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生後2〜3ヶ月:”あーうー”のおしゃべりと、小さな発見

ベビすけ
ベビすけ

「あー」「うー」。これは、ぼくが話す練習を始めたサインだよ。パパやママが「なあに?」って笑顔でお返事してくれると、ぼく、すごく嬉しくて、もっとお話したくなっちゃうんだ。

  • 体の発達:首が少しずつしっかりしてきて、「首すわり」の兆候が見られます。動くものを目で追う「追視」が上手になります。
  • お世話のポイント:予防接種がスタート。スケジュール管理が重要になります。生活リズムを少しずつ意識し始めましょう。

「あー」「うー」といった声(クーイング)を出したら、「なあに?」「楽しいね」と、笑顔でたくさん返事をしてあげましょう。これが、コミュニケーションの第一歩です。

生後4〜5ヶ月:世界がひっくり返る!”寝返り”の季節

ベビすけ
ベビすけ

わ!すごい!今まで天井しか見えなかったのに、自分で体を動かしたら、世界がひっくり返ったよ!見えるものが全部違って、すごく面白いんだ!

  • 体の発達:首が完全にすわり、支えればおすわりの姿勢を保てる子も。そして、多くの赤ちゃんが「寝返り」に成功し、見える世界が大きく変わります。
  • お世話のポイント:寝返りによる窒息や転落を防ぐため、おうちの安全対策を本格的に考え始める時期です。

うつ伏せの状態で遊ぶ時間を増やすと、体幹が鍛えられます。カラフルなラトルや、カシャカシャ音が鳴る布絵本など、手を伸ばしたくなるおもちゃを用意してあげましょう。

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【図解】離乳食スタート!進め方ざっくりマップ

生後6〜7ヶ月:”おすわり”と”離乳食”の始まり

ベビすけ
ベビすけ

おすわりができると、両手が自由になって、見える世界も高くなるんだ。それに、いよいよ離乳食が始まるね!ミルクとは違う、新しい味の世界…ドキドキするなあ!

  • 体の発達:腰がすわり、手を使わずに一人で座れるようになります。下の歯が生え始める子も。
  • お世話のポイント:いよいよ「離乳食」がスタート。まずは10倍がゆ1さじから、焦らずゆっくり進めましょう。人見知りが始まる子もいます。

おすわりができると、両手が自由になります。積み木をカチカチ鳴らしたり、ボールを転がしたり、遊びの幅がぐんと広がります。

生後8〜9ヶ月:冒険のはじまり!”はいはい”と”後追い”

ベビすけ
ベビすけ

見てて!自分の力で、行きたい場所に行けるようになったよ!すごいでしょう?でも、ママがいないと、やっぱり不安になっちゃうんだ。だから、どこまでもついて行っちゃう!

  • 体の発達:「はいはい」や「ずりばい」で、自分の意思で移動できるように!指先も器用になり、小さなものをつまめるようになります。
  • お世話のポイント:行動範囲が広がるため、誤飲やケガへの注意が最重要に。後追いが激しくなり、ママはトイレにも行けなくなることも。

「いないいないばあ」や、追いかけっこなど、動きのある遊びを喜びます。危険がないように環境を整えたら、赤ちゃんの探求心を、思う存分満させてあげましょう。

生後10〜11ヶ月:”たっち”と”まねっこ”の天才

ベビすけ
ベビすけ

つかまり立ちをしたら、世界がもっともっと高くなったよ!パパやママがやってること、全部面白そうに見えるんだ。だから、ぼく、なんでも真似っこしちゃう。「バイバイ」も「パチパチ」もお手のものだよ!

  • 体の発達:「つかまり立ち」や「伝い歩き」が始まり、早い子は最初の一歩を踏み出します。「バイバイ」や「パチパチ」など、大人の真似が上手になります。
  • お世話のポイント:自己主張が強くなり、イヤイヤ期の片鱗が見え始めることも。食事も手づかみ食べが本格化し、食卓は戦場と化します。

「どうぞ」「ちょうだい」といった、やりとりのある遊びや、まねっこ遊びをたくさん取り入れましょう。言葉の理解が、ぐんぐん進んでいきます。


おわりに:すべての瞬間が、二度とない”記念日”です

この目まぐるしい一年間、あなたは、数え切れないほどの「できた!」の瞬間に立ち会います。
初めて笑った日、初めて寝返りした日、初めて「マンマ」と言ってくれた日…。

そのすべてが、誰かと比べるものではない、あなたと、あなたの赤ちゃんだけのかけがえのない奇跡であり、”記念日”です。

どうか、周りのペースに惑わされず、あなたの目の前にいる、愛しい我が子の成長のペースを、信じて、楽しんでください。このマップが、その素晴らしい旅の、頼れる相棒となることを、心から願っています。

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