赤ちゃんの予防接種スケジュール|0〜1歳の時期・順番・同時接種を解説

育児の悩み・体験談
ママ
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生後2ヶ月になるから予防接種の予約を…って思ったんだけど、種類が多すぎて何が何だかわからない!

ベビすけ
ベビすけ

わかる。同時接種って一度に何本も打つの?って不安になるよね。全体像から整理してみよう。

赤ちゃんの予防接種、種類が多くて「いつ・何を・どの順番で?」と迷いますよね。

とくに0歳〜1歳の時期は、定期接種を中心に複数のワクチンを何度も受けることになります。任意接種も含めると回数が多く感じられ、第一子で戸惑うのは当たり前です。

この記事では、厚生労働省や日本小児科学会の公開情報をもとに、0歳〜1歳の予防接種スケジュール、2024年から使われている五種混合ワクチン、同時接種の考え方、接種当日の流れを、初めてのママ・パパ向けに整理しました。

※この記事は公的情報をもとに整理した一般情報です。個別の判断はかかりつけ医・自治体の案内に従ってください。

ベビすけ
ベビすけコメント
全部を一気に覚えなくて大丈夫!スケジュールは小児科が一緒に管理してくれるから、まずは全体像をつかむだけで十分だよ。

予防接種ってなぜ生後2ヶ月から始まるの?

「もう少し大きくなってからじゃダメなの?」と思う方もいるかもしれません。実は、生後2ヶ月のタイミングには医学的な理由があります。

赤ちゃんはママから受け継いだ抗体に守られていますが、その力は月齢とともに少しずつ弱まっていきます。そのため、重症化しやすい感染症から早めに守るため、生後2ヶ月から予防接種が始まります。

【図解1:移行抗体の減少と予防接種デビューのタイミング】

赤ちゃんの移行抗体が減少するタイミングと予防接種開始時期を示した図解

予防接種は、命に関わる感染症から赤ちゃんを守るための仕組みです。とくに次の3つの効果があります。

  • かかると重症化しやすい病気(髄膜炎・百日せき・ロタなど)を防ぐ
  • 保育園や集団生活での感染を広げない
  • 将来の合併症リスクを下げる

日本では、自治体が費用を全額負担する「定期接種」と、家庭で判断して受ける「任意接種」に分かれています。定期接種は原則無料で、対象期間内に接種すれば自己負担はありません。


【一覧表】0歳〜1歳の予防接種スケジュール

まずは全体像を確認しましょう。0歳〜1歳6ヶ月までに受ける主な定期接種を、月齢別にまとめました。

【図解2:0歳〜1歳の予防接種スケジュール表】

0歳から1歳6ヶ月までの予防接種スケジュールを月齢別・ワクチン別にまとめた一覧図

月齢別 接種スケジュール早見表

月齢主なワクチン接種方法
生後2ヶ月ロタ①/五種混合①/小児肺炎球菌①/B型肝炎①同時接種
生後3ヶ月ロタ②/五種混合②/小児肺炎球菌②/B型肝炎②同時接種
生後4ヶ月ロタ③(ロタテックの場合)/五種混合③/小児肺炎球菌③同時接種
生後5〜7ヶ月BCG(結核)スタンプ式
生後7〜8ヶ月B型肝炎③注射
1歳の誕生日後MR①/水ぼうそう①/おたふくかぜ(任意)注射
1歳3〜6ヶ月小児肺炎球菌④(追加)/水ぼうそう②注射
1歳6ヶ月ごろ五種混合④(追加)注射

※接種時期は標準的な目安です。体調や医師の判断で前後することがあります。
※2024年4月から五種混合ワクチンが定期接種で使えるようになりました。これから接種を始める赤ちゃんは五種混合が基本ですが、すでに四種混合+ヒブで開始している場合は、途中で自己判断せず、かかりつけ医や自治体に確認してください。

ベビすけ
ベビすけコメント
接種スケジュールは小児科が管理してくれることが多いから、自分で完璧に組まなくて大丈夫だよ!

0歳の予防接種|生後2ヶ月でデビューする主なワクチン

生後2ヶ月の誕生日が来たら、できるだけ早く「予防接種デビュー」をしましょう。0歳で始まる主なワクチンを一つずつ解説します。

【図解3:生後2ヶ月の予防接種デビュー】

生後2ヶ月でデビューする4つのワクチン(ロタ・五種混合・小児肺炎球菌・B型肝炎)をまとめた図解

① ロタウイルス(経口・期限に注意)

  • 接種時期:生後6週〜(標準的な接種開始は生後2ヶ月から)
  • 接種回数:2回または3回(ワクチンの種類による)
  • 接種方法:口から飲む(注射ではありません)

ロタウイルスは0〜6歳の乳幼児に重い胃腸炎を起こすウイルスで、5歳までにほぼすべての子どもが感染するといわれています。厚生労働省によると、ワクチンで入院患者を約70〜90%減らせることが報告されています。

初回接種が遅れると腸重積症(腸が腸の中に入り込む病気)との関連が心配されるため、スケジュール上は生後14週6日までの開始がすすめられています。迷ったら早めに小児科へ相談しましょう。

ベビすけ
ベビすけコメント
ロタは「生後2ヶ月になったらすぐ」がキーワード!授乳は接種の1〜2時間前までに済ませて、少し空腹のほうが飲みやすいよ。

② 五種混合(2024年4月から定期接種で使用可能)

  • 接種時期:生後2ヶ月/3ヶ月/4ヶ月で3回 → 1歳6ヶ月ごろに追加1回
  • 接種回数:合計4回
  • 予防できる病気:ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブ感染症

2024年4月から定期接種で使えるようになったワクチンです。それまでの「四種混合+ヒブ」を1本にまとめたもので、接種回数が少なくなっています。これから接種を始める赤ちゃんは五種混合が基本になります。

とくに百日せきは、生まれたばかりの赤ちゃんが感染すると重症化しやすいため、早めの接種が大切です。

③ 小児肺炎球菌(原則PCV20)

  • 接種時期:生後2ヶ月/3ヶ月/4ヶ月で3回 → 1歳〜1歳3ヶ月で追加1回
  • 接種回数:合計4回
  • 予防できる病気:細菌性髄膜炎・肺炎・中耳炎など

2024年10月以降、小児肺炎球菌ワクチンは、原則として20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20)が使われています。15価ワクチン(PCV15)も使用可能で、PCV15で接種を開始した場合は原則として同じワクチンで完了します。

実際にどのワクチンを使うかは、かかりつけ医や自治体の案内に従えば大丈夫です。細菌性髄膜炎は重い後遺症を残すことがあるため、五種混合と並んで重要度の高いワクチンです。

④ B型肝炎

  • 接種時期:生後2ヶ月/3ヶ月で2回 → 生後7〜8ヶ月で追加1回
  • 接種回数:合計3回

定期接種として受ける場合は、1歳の誕生日までに3回終わらせる必要があります。3回目だけ間隔が空くので、スケジュールに書き込んでおきましょう。

⑤ BCG(結核)

  • 接種時期:生後5〜7ヶ月(生後1歳までに1回)
  • 接種回数:1回
  • 接種方法:スタンプ式(針が9本×2列の独特な形)

0歳の予防接種の中で唯一スタンプ式で、腕に判子のような跡が残ります。これは正常な反応で、しばらくすると目立たなくなります。


1歳になったらやること|誕生日後すぐの接種と任意接種

1歳になると、新しいワクチンが始まります。とくにMR(麻しん・風しん)は1歳の誕生日が来たらできるだけ早く受けましょう。

1歳の誕生日後すぐに受けたい定期接種

  • MR(麻しん・風しん)①:1歳〜2歳未満で1回
  • 水ぼうそう①:1歳〜1歳3ヶ月で1回(2回目は3ヶ月以上あけて1歳3〜6ヶ月で1回)

追加接種も忘れずに

  • 小児肺炎球菌④(追加):1歳〜1歳3ヶ月
  • 五種混合④(追加):1歳6ヶ月ごろ

麻しん(はしか)は感染力が非常に強く、海外旅行などで持ち込まれることもあります。保育園入園前に終わらせておきたいワクチンの代表格です。

1歳以降の任意接種|おたふくかぜ

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)は、現在のところ任意接種です。費用は自己負担になる自治体が多く(一部で補助あり)、1歳〜2歳ごろに1回目、5〜6歳ごろに2回目を接種するスケジュールが小児科では推奨されています。

おたふくかぜには難聴などの合併症リスクが知られており、日本小児科学会は2回接種をすすめています。受けるかどうか迷う場合は、自己判断ではなく小児科で相談する価値のあるワクチンです。

ベビすけ
ベビすけコメント
任意接種は「絶対」じゃないけど、合併症のリスクや家族の生活スタイルを考えて、小児科で相談してみるのがおすすめだよ!

同時接種は安全?最大何本まで打てるの?

「一度に何本も打って大丈夫?」と不安になる方は多いです。

日本小児科学会は、複数ワクチンの同時接種について、子どもたちをワクチンで防げる病気から守るために必要な医療行為だとしています。同時接種により有効性が落ちる、または副反応が増えるという明確な根拠はないと整理されています。

【図解4:同時接種の考え方】

同時接種のメリット(通院回数が減る・接種忘れ防止・早く免疫をつける)をまとめた図解

同時接種のメリット

  • 通院回数が減る(ママ・パパの負担減)
  • 接種忘れ・スケジュールズレを防げる
  • 免疫がつくタイミングが早まる
  • 赤ちゃんの「痛い・泣く」の機会を最小限にできる

実際の現場では

生後2ヶ月の初回接種では、ロタ(飲む)+注射3本(五種混合・小児肺炎球菌・B型肝炎)を同時に行うケースが多くあります。クリニックによっては、ご家庭で希望される任意接種を組み合わせることもあります。

最大何本まで打てる?

医学的な上限はありません。ただし実際の接種本数は、医師の方針・赤ちゃんの体調・接種部位の都合で決まります。「うちの子は1本ずつにしたい」という方針も尊重されるので、心配な場合は遠慮なくかかりつけ医に相談してスケジュールを組んでもらいましょう。

ベビすけ
ベビすけコメント
同時接種に不安がある場合は、1本ずつにする前に、まずはかかりつけ医に相談してね!

接種当日の流れと持ち物チェックリスト

持ち物リスト

  • 母子健康手帳(必須・忘れると接種できないクリニックも)
  • 予診票(自治体から届いた分・事前に記入)
  • マイナ保険証・資格確認書など健康保険情報がわかるもの、乳幼児医療証
  • 着替え・おむつ(接種後にお漏らしや吐き戻しがある場合あり)
  • 授乳セット(ミルクなら粉と哺乳瓶)
  • お気に入りのおもちゃやおしゃぶり(待ち時間用)

※健康保険情報は予防接種そのものには不要なことが多いですが、当日に体調不良が見つかって診察に切り替わる場合もあるため持参しておくと安心です。

接種前の準備

  • 当日朝に体温を測る(37.5度以上は受けられないことが多い)
  • 予診票を前日までに記入しておく
  • 脱がせやすい服を選ぶ(前開きのロンパースが◎)
  • ロタの場合、授乳は接種の1〜2時間前までに

接種後の過ごし方

  • 30分は院内で様子を見る(重いアレルギー反応の確認のため)
  • 当日のお風呂はOK(接種部位を強くこすらない)
  • 激しい運動は控える
  • ロタの場合、接種後30分はミルク・授乳を避ける

副反応の見方|よくある反応と相談の目安

予防接種のあとに発熱や接種部位の腫れが出ることはよくあります。多くは数日で自然におさまることが知られていますが、迷ったときは自己判断せず、医療機関や相談窓口に確認するのが安心です。

【図解5:副反応の見方】

予防接種後によくある反応と受診・相談の目安をまとめた図解

よくある副反応の例

  • 37.5〜38度台の発熱(接種当日〜翌日)
  • 接種部位の赤み・腫れ・しこり
  • 機嫌が悪い・ぐずる
  • 軽い下痢(ロタの場合)

受診・相談の目安

  • 39度以上の高熱が2日以上続く
  • けいれん・意識がもうろうとする
  • 呼吸が苦しそう・顔色が悪い
  • 全身に発疹・じんましん
  • ロタ接種後1〜2週間以内に「突然激しく泣く・嘔吐を繰り返す・血便が出る」(腸重積症の可能性)

これらはあくまで目安です。気になる症状があったり判断に迷ったりした場合は、かかりつけ医・自治体の相談窓口・小児救急電話相談(#8000)に連絡しましょう。

ベビすけ
ベビすけコメント
迷ったら#8000(小児救急電話相談)に電話すれば、看護師さんが受診の目安を教えてくれるよ。スマホに登録しておくと安心!

※#8000の受付時間は都道府県によって異なります。夜間・休日の相談先として、お住まいの自治体の案内も確認しておきましょう。


よくある質問

Q. 予防接種が遅れてしまったら?

遅れてもやり直しになることはほとんどありません。かかりつけ医に相談すれば、残りのスケジュールを組み直してもらえます。ただし、ロタウイルスだけは初回接種期限(生後14週6日)の目安が厳格なので、迷ったら早めに小児科に相談しましょう。

Q. 体調不良で延期しても大丈夫?

問題ありません。赤ちゃんの体調が最優先です。発熱や下痢の症状があるときは、無理せず延期しましょう。1〜2週間ずらしても、トータルのスケジュールに大きな影響はないことが多いですが、不安なときは小児科に確認してください。

Q. 任意接種は受けたほうがいい?

家庭の判断によりますが、おたふくかぜは難聴などの合併症リスクがあるため、日本小児科学会は2回接種をすすめています。インフルエンザは生後6ヶ月から接種可能で、毎年冬前に検討する家庭が増えています。受けるかどうか迷う場合は、自己判断ではなくかかりつけ医に相談しましょう。

Q. 里帰り中の接種はどうする?

里帰り先の自治体で接種する場合、「広域予防接種」の手続きが必要な地域があります。住民票のある自治体の予防接種担当窓口に事前確認しましょう。

Q. 同じ日に何本まで打てる?

医学的な上限はありません。ただし実際の本数は、医師の方針・赤ちゃんの体調・接種部位の都合で決まります。多くのクリニックでは、1回の受診で4本前後の同時接種を行っています。


まとめ|予防接種は「全体像 → 任せる」で乗り切れる

  • 0歳は接種回数が多いが、全体像を一度把握すれば安心
  • 生後2ヶ月になったらすぐ「ロタ+五種混合+小児肺炎球菌+B型肝炎」を同時接種でスタート
  • 2024年4月から五種混合ワクチンが定期接種で使えるようになり、これから始める赤ちゃんは五種混合が基本
  • 小児肺炎球菌は2024年10月以降、原則PCV20が使われている(PCV15も使用可能)
  • 同時接種は日本小児科学会も必要な医療行為としており、有効性や安全性が落ちる明確な根拠はないと整理されている
  • スケジュール管理はかかりつけ医に任せてOK。「全部覚えなくていい、小児科と一緒に進めれば大丈夫」と思って大丈夫です

予防接種は赤ちゃんと家族を守る大切な仕組みです。完璧に覚える必要はないので、この記事をブックマークして次の接種前に見返す使い方で十分です。

迷ったときは、かかりつけ医や自治体の予防接種窓口、小児救急電話相談(#8000)を遠慮なく頼ってください。

参考情報

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