
そろそろ5ヶ月だし、離乳食を始めなきゃ…。でも、インスタを見るとみんなすごいキラキラしたご飯作ってるし、私にできるかな…。食べてくれなかったら、心が折れそう…。

アレルギーとかも心配だし、何からどう始めたらいいか、本当に分からないよな。考えるだけで、なんだか憂鬱になってきちゃうね…。
その気持ち、痛いほど分かります。離乳食の開始は、喜ばしい成長の一歩であると同時に、親にとっては巨大なプレッシャーとの戦いの始まりでもありますよね。
だから、まず最初に宣言させてください。
この記事のテーマは、「がんばらない離乳食」です。
完璧な栄養バランスも、彩り豊かなプレートも、今は必要ありません。この記事は、あなたの心を縛る「〜べき」を解き放ち、「まあ、いっか」と笑えるようになるためのお守りです。
いつから始める?赤ちゃんの「食べたい!」サインを見逃さないで
「生後5ヶ月になったらスタート!」と教科書的には言われますが、一番大切なのは赤ちゃんのペースです。焦る必要は全くありません。

僕の準備がOKかどうか、このサインでチェックしてみてね!全部当てはまらなくても、いくつか見られたら、そろそろ始めてもいいかも!
- ✅ 首がしっかりとすわっている
- ✅ 支えてあげると5秒以上座れる
- ✅ 大人が食事しているのを、じーっと見てヨダレをたらす
- ✅ スプーンなどを口に入れても、舌で押し出すことが少なくなった
【これだけでOK】最初に揃えるべき最小限の道具たち
高価な調理セットを買う必要はありません。まずはお家にあるものと、100均で揃うもので十分です。
- ハンドブレンダー:これさえあれば、おかゆも野菜も一瞬でペーストに。最強の時短アイテム。
- 小分けの冷凍トレー:製氷皿でOK。まとめて作って冷凍する「フリージング」の必需品。
- ベビー用の食器とスプーン:赤ちゃんが口に入れやすい小さなものを。
【この記事の心臓部】最初の1ヶ月のモデルスケジュール
「毎日献立を考えるなんて無理!」という方のために、最初の1ヶ月の進め方のモデルケースを作りました。この通りに進まなくても、全く問題ありません。あくまで目安です。
やること | ポイント | |
---|---|---|
1週目 | 10倍がゆに慣れる 1日1回、午前中の授乳前に1さじから。 | 食べる量より、スプーンに慣れることが目的。 |
2週目 | ビタミン類(野菜)に挑戦 おかゆに慣れたら、にんじん、かぼちゃなど甘みのある野菜を1種類ずつ試す。 | アレルギー確認のため、初めての食材は1日1さじから。 |
3週目 | タンパク質(豆腐)に挑戦 野菜に慣れたら、豆腐を試してみる。 | 必ず加熱したものを。 |
4週目 | 食材を少しずつ増やす ほうれん草、しらす、白身魚など、試せるものを増やしていく。 | 2回食に進むのは、まだ先でOK。焦らない。 |
【超簡単レシピ】フリージング(冷凍)こそが、ママの味方!

世界一ハードルの低い「10倍がゆ」の作り方
- ご飯と水を「1:10」の割合で鍋に入れる。
- 沸騰したら弱火でコトコト煮る。
- ハンドブレンダーでガーッとなめらかにする。(なければ裏ごし)
- 製氷皿に入れて冷凍庫へGO!
ポイント:毎食作る必要は一切ありません。1週間分まとめて作って冷凍し、食べる時にレンジでチン!でOKです。
【最重要】食べてくれない時、あなたの心はどうする?
せっかく作ったのに、ベーッと出されたり、スプーンを払いのけられたり…。心が折れますよね。そんな時に、思い出してほしいことがあります。
この時期の離乳食の目的は、「栄養を摂ること」ではありません。「食べることって楽しいな」と練習することです。
母乳やミルクからまだ十分栄養は摂れています。だから、食べなくたって大丈夫。
「今日は気分じゃないのね、また明日ね!」
この言葉を合言葉に、笑顔でサッと切り上げる勇気を持ちましょう。親のイライラは、赤ちゃんに伝わって、もっと食事を嫌いになってしまいます。
まとめ:ベビーフードは「手抜き」ではなく「最高の愛情」です。

そっか、食べなくても「まあいっか」って思えばいいんだ。なんだか、すごく気持ちが楽になったな。
疲れてどうしても作れない日。そんな日は、罪悪感なく、市販のベビーフードに頼ってください。
今のベビーフードは、栄養満点で、安全で、驚くほど美味しいです。それは決して「手抜き」ではありません。ママが無理せず笑顔でいるために、文明の利器を最大限に活用する**「賢い愛情表現」**です。
完璧な離乳食より、ママの笑顔。それ以上に大切な栄養素なんて、この世にはありません。
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