「妊娠がわかったけど、会社にはいつ言えばいいんだろう…?」
「安定期まで待つべき?それとも体調がつらいから早めがいい?」
妊娠がわかったとき、多くのママが悩むのが“職場への報告タイミング”です。
この記事では、
- 職場に妊娠を報告するタイミングの目安
- 報告するときに伝えておきたいポイント
- 産休までの大まかな流れ
- 筆者が実際に報告したときの体験談
を、図解を交えながらわかりやすく解説していきます。
妊娠がわかったら職場にいつ報告する?【タイミングの目安】

まずは、一般的にどのタイミングで妊娠を職場に報告している人が多いのかを整理してみましょう。
「安定期まで待つべき」というイメージがありますが、体調や仕事内容によっては、もっと早めに伝えた方が安心な場合もあります。

🗓 妊娠報告のタイミングの目安
- 妊娠6〜12週:上司に報告する人が多い
- 妊娠12週:いわゆる「安定期」で報告のピーク
- 妊娠20週まで:遅くともこの頃までには報告したい
とくに、
- 重い荷物を運ぶ仕事
- 立ちっぱなし・夜勤など身体に負担の大きい仕事
- 薬品・機械などリスクの高い仕事
の場合は、「安定期を待たずに、早めに上司へ相談」した方が安心です。

ムリしてがんばりすぎちゃうママほど、早めに職場を味方につけてほしいな〜!
早めに妊娠を報告するメリット

「できれば安定期まで黙っていたいな…」という気持ちも、とってもよくわかります。
ただ、職場に早めに共有しておくことで、次のようなメリットもあります。
① 体調不良のときに無理をしなくて済む
妊娠初期は、つわり・眠気・頭痛・めまいなど、体調が大きく変化しやすい時期です。
あらかじめ妊娠していることを伝えておくことで、
- 体調が悪い日の業務量を軽くしてもらえる
- 休憩を取りやすくなる
- 急な早退や欠勤のときにも理解を得やすい
など、「がんばりすぎなくていい環境」を作りやすくなります。
② 危険な業務・負担の大きい作業を調整してもらえる
妊娠中は、法律(労働基準法・男女雇用機会均等法)で、
- 母体やお腹の赤ちゃんに負担の大きい業務の軽減
- 時間外労働・深夜労働の制限
などが認められています。
会社側も「妊娠している」と知っていれば、
業務内容やシフトの変更など、配慮しやすくなるのがポイントです。
③ 産休・育休の準備を余裕を持って進められる
産休の開始時期や、仕事の引き継ぎ、育休後の働き方など、
考えることは意外とたくさんあります。
妊娠を早めに共有することで、
- 会社側も人員調整や引き継ぎの計画が立てやすい
- 自分自身も、落ち着いて準備ができる
といったメリットがあります。
職場に妊娠を報告するときに伝えるポイント【チェックリスト】

報告のときに焦らないように、事前に伝える内容を整理しておくとスムーズです。

📝 妊娠報告で伝えるとスムーズなポイント
- 出産予定日
- 現在の体調(無理をしたくない業務など)
- つわり等で配慮してほしいことがあるか
- 産休に入る時期の目安(いつ頃まで働きたいか)
- 業務の引き継ぎを始めたいタイミング
- 通院や検診のための休み・早退の相談
最初の報告の時点で、すべてを完璧に決めておく必要はありません。
ただ、「今の時点での希望イメージ」を共有しておくだけでも、
その後の話し合いがとてもスムーズになります。
不安であれば、メモに書き出してから報告に行くのもおすすめです。
産休はいつから?出産までのざっくりスケジュール

妊娠を報告したあとは、産休・育休のスケジュールも意識しておきましょう。
法律上、産前産後休業は次のように決められています。
- 産前休業:出産予定日の6週間前(双子以上は14週間前)から取得可能
- 産後休業:出産の翌日から8週間は原則就業NG

🌙 出産までのざっくりした流れ
- 妊娠判明
- 上司・会社へ妊娠報告
- 産休・育休の取得方針を相談
- 出産予定日の6週間前から産前休業
- 出産(産後8週間は就業NG)
- その後、育児休業へ
実際には、会社ごとに就業規則や書類の提出タイミングが異なります。
妊娠報告のタイミングで、総務・人事担当にも確認しておくと安心です。
【体験談】わが家はこのタイミングで報告しました

ここからは、筆者(共働き夫婦)のリアルな体験談です。
わが家の場合、職場への報告は「妊娠8週ごろ」でした。
つわりが強く、「朝の通勤だけで精一杯」という日が増えてきたのがきっかけです。
実際に報告のときに伝えたこと
- 妊娠していることと出産予定日
- つわりで朝がつらい日があること
- 妊娠中も働き続けたいが、体調次第で在宅や時短も相談したいこと
- 産休に入る時期は、おおよそ産前6週間を目安に考えていること
上司からは、
- 「体調が最優先だから、無理しないでほしい」
- 「業務の引き継ぎは余裕をもって一緒に調整していこう」
と言ってもらえ、「言ってよかった」と心から思いました。
今振り返って「やっておけばよかった」と感じたこと
- 報告前に、自分の担当業務をリストアップしておく
- 産休・育休中に止められない仕事を事前に洗い出しておく
- パパ側の育休の希望も、ざっくり決めてから相談する
妊娠中は、どうしても「今の体調」で精一杯になりがちです。
だからこそ、少しだけ先のことを一緒に考えてくれる上司やパートナーの存在がありがたかったです。
よくある質問Q&A
Q. 妊娠を会社に報告しないといけない?
A. 法律上「必ず報告しなければならない」と決まっているわけではありません。
ただし、母体保護や業務内容の調整のためにも、安全に働くためには早めの共有がおすすめです。
Q. まず誰に伝えるのが正解?
A. 一般的には、直属の上司 → 人事・総務の順番で伝えることが多いです。
同僚には、上司と相談しながら伝えるタイミングを決めるとスムーズです。
Q. 安定期に入ってから報告してもいい?
A. 体調が安定していて業務にも支障がないなら、安定期まで待つ選択もあります。
ただし、体調不良や業務負荷が大きい場合は、無理をせず早めに相談してみてください。
まとめ:妊娠報告は「自分の体調」と「働き方」に合わせて決めよう

- 職場への妊娠報告は妊娠6〜12週ごろが多い
- 体調や仕事内容によっては、安定期前の早め報告がおすすめ
- 報告のときは、出産予定日・体調・産休の希望時期などをまとめておくとスムーズ
- 産休は出産予定日の6週間前から、産後8週間は就業NGが基本
妊娠の報告は、とても勇気のいる一歩です。
だからこそ、「自分と赤ちゃんの安全を守るための大切なステップ」だと思って、無理のないタイミングを選んでみてくださいね。
このほかにも、出産準備はいつから?最低限そろえるものや、
育休・保育園に関する記事も順次まとめていますので、気になる方はあわせてチェックしてみてください😊



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