反応がない、呼吸が弱い・明らかに苦しそう、唇が紫色などのときは、熱の高さにかかわらず119へ。記事を読み切る必要はありません。
生後3か月未満で38℃以上なら、元気そうでもすぐに医療機関へ連絡し、受診してください。夜間・休日も朝まで待たずに対応します。
飲めない、おしっこが明らかに少ない、ぐったりしている場合も、夜間を含め受診・相談を急ぎます。判断に迷うときは、かかりつけ医や地域の#8000へ。重い症状があるときは電話相談の順番を待たず、119に連絡してください。
確認した情報:厚生労働省|こんな時は迷わず119へ / 日本小児科学会「こどもの救急」|発熱 / 日本小児科学会「こどもの救急」冊子|発熱・けいれん
赤ちゃんの発熱では、体温だけでなく、月齢・呼吸・呼びかけへの反応・飲めているか・尿を一緒に見ます。ここでは、受診の目安、家で待つ間のケア、電話で伝える内容を整理しました。
2026年10月7日確認。一般的な情報であり、診断や個別の治療指示ではありません。早産で生まれた子、持病がある子、治療中の子は、主治医から伝えられた受診基準を優先してください。

まず確認:救急車・すぐ受診・診療時間内の相談
救急車を呼ぶ目安
- 呼びかけても反応しない、意識がはっきりしない
- 呼吸が弱い、明らかに苦しそう、唇が紫色
- けいれんが5分以上続く、繰り返す、止まっても意識が戻らない
119では「救急です」と伝え、今いる場所、赤ちゃんの月齢、反応や呼吸の様子を説明します。呼吸がおかしいときは5分を待つ必要はありません。通報後は指令員の指示に従ってください。
確認した情報:厚生労働省|こんな時は迷わず119へ / 日本小児科学会「こどもの救急」|けいれん時の対応
生後3か月未満の38℃以上は、機嫌がよくても受診
この月齢では、見た目だけで体調を判断しにくいことがあります。「飲めているから」「寝ているから」と受診を先送りしないことが大切です。連絡先が分からないときは地域の救急案内や#8000を利用し、受診先を確認します。
たとえば、生後2か月で38.1℃、ミルクは飲めているという場合も、医療機関にすぐ連絡します。「39℃になるまで待つ」という対応にはしません。
確認した情報:日本小児科学会「こどもの救急」冊子|発熱・けいれん / 長野市|熱がでたら
生後3か月以降も、飲み・尿・反応の変化に注意
生後3か月になれば安心という線引きではありません。ぐったりする、苦しそうに呼吸する、水分を受けつけない、吐いて飲めない、尿が明らかに減るなどのときは、体温や発熱からの日数だけで待たずに相談・受診してください。
一方で、呼吸が普段どおりで、あやすと反応し、飲めていて、おむつもいつもどおり濡れている場合は、様子を見ながら診療時間内に受診できることがあります。「家で見てよい」と言い切れるチェック表ではありません。初めての発熱などで判断できないときは、月齢と様子を電話で伝えましょう。
受診後も同じです。いったん帰宅してから飲めなくなった、反応が鈍くなったなど、状態が変わったら再相談します。休日が続くときは、連休明けまで何日も待たないよう、利用できる診療先を確認してください。
確認した情報:日本小児科学会「こどもの救急」|発熱 / 日本小児科学会「こどもの救急」|発熱時の看病ポイント
家で待つ間のケア:飲み・快適さ・薬を確認
母乳・ミルクを少しずつ。飲めないときは買い物より相談
授乳期は、いつもの母乳やミルクを、飲める範囲で少しずつこまめに。離乳食前の赤ちゃんに、発熱したからと無理に別の飲み物を始める必要はありません。粉ミルクを自己判断で薄めず、製品の調乳方法を守ります。
離乳食は食べたがらなければ無理強いせず、まず水分をとれるかを見ます。ただし、飲めない・飲んでも吐く・ぐったり・尿が減るときに、家での補給だけで解決しようとしないでください。
「乳幼児用イオン飲料」と「経口補水液」は同じものとは限りません。経口補水液は脱水時などに使う病者用食品で、一般の清涼飲料とは成分や使い方が異なります。赤ちゃんに必要か、どれをどの程度使うかは医師・薬剤師などに確認しましょう。
確認した情報:銚子市|子どもの救急(発熱時の水分補給) / 五條市|Q&A 母乳・ミルク / 花王 メリーズ|発熱時の水分補給(医師回答) / 消費者庁|経口補水液について(2026年7月16日)
寒そうなときと暑そうなときで、衣服を調整
寒がって震えているときは温かくし、熱が上がって暑そうなら熱がこもらないよう調整します。一律に「1枚減らす」「たくさん着せて汗を出す」とは決めません。汗でぬれた服は着替え、本人が過ごしやすい室温に整えます。
冷やすのは、本人が気持ちよさそうな場合に限ります。嫌がる、震えるときは無理に冷やさなくて大丈夫です。冷却シートは治療の必需品ではなく、ずれて口や鼻をふさぐ事故にも注意が必要です。乳児の顔まわりに、はがれたシートや小物を残さないでください。
確認した情報:日本小児科学会「こどもの救急」|発熱時の看病ポイント / 消費者庁|身の回りにある危険(子ども編)
解熱剤は、その子に出された指示どおりに
解熱剤は一時的に熱を下げ、つらさを和らげるための薬です。病気の原因そのものを治す薬ではありません。元気で水分をとれている子に、数字だけを理由に必ず使うものでもありません。
- 医師からその子に処方された薬について、1回量・間隔・回数を確認する
- 大人用、きょうだいの薬、以前の残りを自己判断で使わない
- 飲み薬と坐薬など、同じ成分を重ねて使わないよう確認する
- 使った薬の名前・量・時刻をメモする
飲ませた直後に吐いた、坐薬が出た、次を使ってよいか分からないなどの場合は、自己判断で追加せず医師・薬剤師に確認します。熱が下がっても、反応や呼吸がおかしい、飲めないときは受診が必要です。
確認した情報:国立成育医療研究センター|お薬Q&A / 日本小児科学会「こどもの救急」|発熱時の看病ポイント
けいれんしたときにすること・しないこと
安全な場所に横たえ、顔または体を横に向けます。口に指・箸・タオルなどを入れないでください。揺さぶったり、押さえつけたりせず、始まった時刻、呼吸や顔色、体の動きを見ます。
5分以上続く、繰り返す、意識が戻らない、唇が紫色のときは119へ。初めてのけいれんは、短時間で止まっても医療機関に連絡し、受診してください。以前に個別の対応方法を指示されている場合は、その指示を確認します。
動画は診察の参考になることがありますが、安全確保や119への連絡が先です。撮影のために受診や通報を遅らせないでください。
確認した情報:日本小児科学会「こどもの救急」|けいれん時の対応 / 日本小児科学会「こどもの救急」冊子|発熱・けいれん
電話で伝えるメモと受診の持ち物
「熱があります」だけでなく、次の項目があると様子を伝えやすくなります。全部を調べてから電話する必要はありません。分かるところから話しましょう。
- 月齢:生後何か月・何日か。早産・持病・治療中の病気があるか
- 体温:いつから、何℃、どこで測ったか。予防接種を受けた日
- 反応・呼吸:目が合うか、呼びかけに反応するか、苦しそうでないか
- 飲み・尿:最後に飲んだ時刻といつもとの違い、最後におむつが濡れた時刻
- ほかの症状・薬:嘔吐、下痢、せき、発疹、けいれん、使った薬と時刻
伝え方の例
「生後2か月です。20時にわきで38.1℃でした。呼吸は普段どおりで、呼ぶと目を開けます。最後の授乳は19時、尿は20時に確認しました。今からどこを受診すればよいですか」
受診時は、母子健康手帳、お薬手帳、健康保険の資格を確認できるもの、子どもの医療証、着替え・おむつなどを用意します。必要書類は医療機関の案内に従い、緊急時は荷造りより受診を優先してください。
確認した情報:日本小児科学会「こどもの救急」|発熱時の看病ポイント / 厚生労働省|こんな時は迷わず119へ
#8000は何時につながる?無料?
#8000は、子どもの症状への対応や受診について迷うときの電話相談です。受付時間、対象年齢、つながらない回線用の番号は都道府県で異なります。全国一律の24時間窓口とは限りません。
相談料は無料でも、通話料は利用者負担となる案内があります。かける地域の厚生労働省の一覧と、そこから進める都道府県の最新案内を確認してください。電話相談は診断・治療を行うものではありません。
神奈川県の例(2026年10月7日確認)
平日(祝日を除く)は18時〜翌朝8時。土曜・日曜・祝日は8時〜翌朝8時です。相談料は無料、通話料は利用者負担。回線や地域によって#8000につながらない場合の番号は、県の公式ページで確認できます。全国の時間として使わないでください。
呼びかけに反応しない、呼吸がおかしいなどの重い症状があるときは、#8000の開始時刻や相談の順番を待たず119へ連絡してください。
確認した情報:厚生労働省|子ども医療電話相談事業(#8000) / 神奈川県|かながわ小児救急ダイヤル(#8000)
備えは「買いそろえる」より、使えるものと連絡先の確認
発熱への備えとして、次を元気な日に確認しておきましょう。高価な道具を一式そろえる必要はありません。
- 体温計:家にある製品の対象年齢・測る場所・使い方と電池を確認
- 連絡先:かかりつけ医、夜間休日診療、地域の#8000案内を保存
- 受診セット:母子健康手帳・お薬手帳・資格確認書類・医療証をまとめる
- 共有メモ:家族が交代しても、飲んだ時刻・尿・薬の使用時刻が分かるようにする
鼻吸い器や飲料などは、必要な症状や月齢に合わせて判断するものです。「熱が出たら必ず買う」とは考えず、飲めない・息苦しいときは商品の購入より先に相談してください。
よくある疑問
38℃未満なら病院に行かなくてよい?
いいえ。反応が乏しい、呼吸が苦しそう、飲めないなどの変化があれば、体温が38℃に達していなくても受診・相談が必要です。体温だけで「安全」とは判断しません。
予防接種のあとなら、発熱を見守ってよい?
接種後の反応と決めつけず、月齢と全身の様子を確認します。特に生後3か月未満の38℃以上や、反応・呼吸の異常がある場合は、この記事を理由に待たず、接種した医療機関や救急に連絡してください。接種日時とワクチン名を伝えます。
何日続いたら受診すればよい?
「3日までは受診しない」といった待ち方はしません。低月齢や飲めない・ぐったりなどのサインは、日数にかかわらず受診の目安です。発熱が続くときや一度よくなって再び悪化したときは、診療時間内にかかりつけ医へ相談し、受診後も伝えられた再診目安に従ってください。
眠っているとき、体温を下げるために起こす?
まず呼吸・顔色と、必要なときに呼びかけへの反応を確認します。気持ちよく眠れている子を、熱の数字だけを理由に起こして解熱剤を使う必要があるかは、処方時の指示に従ってください。いつもと違って起こしにくい・反応が乏しい状態は、単に「よく眠っている」と扱わないでください。

ベビすけより:電話では「うまく説明しなきゃ」と頑張らなくて大丈夫。月齢と、いつもと違うところから伝えてね。
確認した主な資料
以下を2026年10月7日に確認しました。制度・電話窓口の運用や案内は変わることがあるため、利用前はリンク先の最新情報をご確認ください。

