こども家庭庁は2026年11月5日、こども性暴力防止法の特設サイト「こまもろうナビ」を開設しました。保護者向けには、子どもへの日頃の声かけ、気になる変化、相談を受けたときの対応、専門機関の連絡先がまとまっています。法律の施行日は2026年12月25日。11月5日はサイトの公開日です。 こども家庭庁の開設発表
未就学のお子さんがいる家庭は、まず「保護者の方へ」から読めます。この記事では、公式の説明をもとに、家庭で確認したい内容をまとめました。お子さんの被害の有無を判定するための記事ではありません。
日頃の声かけは「言えなくても悪くない」まで伝える
公式ページは、自分と相手の心や体を大切にすること、嫌なことをされたときに大人へ相談することを、日頃から話しておくよう案内しています。小さなお子さんには、理解に合わせて短い言葉で伝えてみましょう。
- 嫌な触られ方をされそうなときは、「いやだ」「やめて」と言ってよいこと。
- 言葉にできなかったり、断れなかったりしても、子どものせいではないこと。
- 嫌なことや困ったことがあれば、大人に話してよいこと。
たとえば「いやだと言っていいよ。言えなかったときも、あなたが悪いわけじゃないよ」と、セットで伝える方法があります。これは公式の内容をもとにした編集部の声かけ例です。子どもが自分だけで危険を避けられることを前提にせず、守る役割は大人にあると受け止めておきましょう。 公式「保護者の方へ」/公式「こどものみなさんへ」
話してくれたら、詳しく聞き出すより先に受け止める
子どもから相談を受けると、何があったのかすぐに確かめたくなるかもしれません。公式ページは、子どもが安心して話せるようにし、聞き取る内容は必要最小限にすることを勧めています。
- 伝えてくれたことを受け止める。「話してくれてありがとう」「あなたは悪くないよ」と伝え、疑ったり否定したりせずに聞きます。
- 話したくないことを無理に聞かない。子どもが自分から話す内容を受け止めます。詳しく尋ねることが記憶に影響するおそれもあるため、大人が繰り返し質問して確かめようとしないことが大切です。
- 保護者だけで解決しようとしない。なるべく早く専門機関へ相談し、必要な支援につなげます。
対応の詳しい説明は、公式の保護者ページ「こどもから性被害の相談を受けたときの対応」で確認できます。
気になる変化だけで、被害があったと決めつけない
公式ページには、眠れない、食欲が変わる、元気がない、人との接し方が変わるなど、気にかけてほしい様子の例が載っています。一つの様子だけで性被害の有無を判断することはできません。診断用のチェックリストとして使わず、普段の様子との違いを気にかけ、「どうしたの?」と声をかけるきっかけとして読みましょう。すぐに話せない場合も、無理に答えを求めず、必要に応じて専門機関に相談してください。 公式のサインの例/公式Q&A
相談先は、園や施設の中だけではありません
「こまもろうナビ」の保護者ページでは、次の窓口を案内しています。家庭で事実関係をすべて確かめてから相談しようと、抱え込む必要はありません。
- 189:児童相談所虐待対応ダイヤル。子どもへの性的虐待などの相談先。24時間受け付けています。「虐待かもしれない」と思った段階でも相談できます。
- #8891:性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター。医療・法律・心理などの専門家と連携した支援につながる窓口です。
- #8103:警察の性犯罪被害相談電話。発信した地域を管轄する都道府県警察の窓口につながります。
相談先を選ぶときは、公式の相談窓口一覧を確認してください。189の詳しい案内はこども家庭庁の専用ページにあります。緊急を要する場合は110番です。#8103がIP電話などからつながらない場合は、警察庁の都道府県別一覧で直接の番号を確認できます。
12月25日の施行に向けて、制度の対象も確認
こども性暴力防止法には、対象となる従事者の性犯罪歴の確認や、相談しやすい体制づくりなどの仕組みがあります。学校・認可保育所などの義務対象事業者と、国の認定を受けて取り組む学習塾・スポーツクラブなどでは扱いが異なります。すべての習い事や施設が一律に対象になるわけではありません。
「こまもろうマーク」は、法律に基づいて取り組む事業者を示す目印として説明されています。マークの有無だけで安全性を断定せず、園や施設の相談窓口、気になることがあったときの連絡先も確認しておくとよいでしょう。個別の施設の対象該当性や実施状況は、その施設と最新の公式案内で確認してください。 公式の制度概要/公式Q&A
情報確認:2026年11月6日。出典:「こども性暴力防止法特設サイト こまもろうナビ」(こども家庭庁)の保護者向けページ・こども向けページ・制度概要・Q&A、同庁の開設発表・189の案内、警察庁の性犯罪被害相談電話の案内。公式資料をもとにベビすけナビ編集部が編集・構成しています。制度・窓口の最新情報は各公式ページをご確認ください。
コメント欄には、お子さまや園・施設、相手が特定される情報や、被害の具体的な内容を書き込まないでください。個別の相談は上記の専門窓口へお願いします。コメントは内容を確認後に掲載します。


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