2026年11月1日確認。全国制度の基本と、横浜市の2026年度の具体例を分けて解説します。料金・受入年齢・予約方法は自治体や施設で異なります。

「通院の間だけ預かってほしい」「少し休みたい」「家族以外の大人や子どもと関わる機会をつくりたい」。そんなとき、一時預かりと、こども誰でも通園制度のどちらを調べればよいのか迷いますよね。
結論は、必要な日時やまとまった預かり時間があるなら一時預かりを先に確認。対象年齢の子どもに、家庭以外で過ごす経験を継続的につくりたいなら、こども誰でも通園も候補です。ただし、これは探す順番の提案です。目的だけで利用できる制度が決まるわけではありません。
働いていないから相談できない、休息のためでは申し訳ない、と考える必要はありません。一時預かりにはリフレッシュ利用があり、誰でも通園にも保護者の就労要件はありません。両方の条件と予約の空きを確かめ、自分の家庭に合う使い方を相談しましょう。
先に結論|わが家はどちらを確認する?
通院・用事・休息など、預けたい日時が決まっている
まず自治体の一時預かり案内で、その日・その時間に受け入れる施設を探します。利用理由の扱い、子どもの月齢、連続して預けられる時間、事前面談の要否を確認してください。急な用事でも、当日すぐ預けられるとは限りません。
子どもに家庭以外で過ごす時間をつくりたい
生後6か月から満3歳未満で、保育所等に通っていない場合は、こども誰でも通園を確認します。家族以外の人や遊びに出会う機会を、月の利用枠の中でつくる制度です。一時預かりでも他の子どもと過ごすことはあり、「経験づくりは誰でも通園だけ」という意味ではありません。
3歳以上・長時間・毎日の利用が必要
誰でも通園だけでは対応できない条件があります。年齢や必要時間に合う一時預かり、幼稚園の預かり保育、保育所等の利用について、自治体へ相談しましょう。月の短時間の枠を、毎日通う保育園の代わりと考えないことが大切です。

全国の基本|目的と対象の違いを整理
一時預かりは、家庭での保育を一時的に支える選択肢
一時預かりは、保護者の用事や疾病、仕事、育児の負担を軽くしたいときなどに、子どもを一時的に預かる仕組みです。地域によって「一時保育」などの名称が使われ、園や専用施設、事業の種類によって受入条件が違います。
良い点:必要な日や時間を起点に、年齢・利用理由に合う預かり先を探せます。地域によっては、誰でも通園の対象年齢を超えた子どもや、より長い預かり時間に対応する事業もあります。
注意点:料金、利用上限、対象月齢、在園中の利用可否、予約開始日は全国一律ではありません。初回の登録・面談が必要な施設もあるため、困ってから探すより、利用候補を前もって確認する方が準備しやすくなります。

こども誰でも通園は、子どもの育ちを支える短時間の通園
2026年度から全国で本格実施されている制度です。基本の対象は、保育所・認定こども園・幼稚園等に通っていない、生後6か月から満3歳未満の子ども。保護者が働いているかどうかを問わず利用でき、国の制度の利用枠は原則として子ども1人につき月10時間です。
良い点:就労を前提とせず、家庭以外の環境や人と関わる機会をつくれます。保護者が子どもの様子を保育者と共有し、育児について相談する機会にもなります。保護者が自分のための時間を持ち、育児の負担を軽くすることも制度の意義に含まれます。
注意点:月の枠があり、希望する施設・日時の利用は保証されません。利用認定と施設の予約は別です。初回や慣れるまでの利用方法も施設と相談します。2026・2027年度には月10時間より短い上限を設ける経過措置があり、自治体独自の上乗せもあります。お住まいの自治体の利用上限を確かめてください。
一時預かりや児童発達支援を利用していても、他の要件を満たせば誰でも通園の対象となります。また、企業主導型以外の認可外保育施設を利用している場合も、対象になり得ます。「どこかに預けたことがあるから対象外」と自己判断せず、現在の在籍先を自治体に伝えて確認してください。

出典:こども家庭庁「こども誰でも通園制度について」、こども誰でも通園制度 総合支援システム。対象の例外と経過措置は国の2026年度Q&A第2版(9月2日)、制度の意義は実施に関する手引(3月30日更新)も参照。利用できる事業所の条件は、お住まいの自治体の案内が確認先です。
誰でも通園の「乳児等支援給付認定」は、通常の保育園等で使う1号・2号・3号認定とは別です。認定区分の整理は専業主婦家庭の認定と預け先の解説も参考になります。
横浜市の具体例|料金と利用枠は事業名まで確認
ここからの金額・上限は横浜市の例で、全国共通ではありません。横浜市でも「一時保育」と「乳幼児一時預かり」は別の事業です。同じ「一時預かり」という言葉で検索しても、異なる案内が出る点に注意してください。
こども誰でも通園|月10時間、300円程度が目安
- 利用日時点で生後6か月から満3歳未満。市の案内では、3歳の誕生日の前々日まで利用できます。
- 幼稚園・保育所・認定こども園・地域型保育事業・企業主導型保育施設に在籍していないことが条件です。
- 1人月10時間まで。横浜市は同じ曜日・時間帯の定期利用を推奨していますが、実施日時と受入年齢は施設ごとに違います。
- 1時間300円程度。施設により異なり、給食・おやつ、キャンセル料などは別途確認が必要です。
生活保護世帯、市民税非課税世帯等には負担軽減の仕組みがあります。希望する場合は認定申請時に申請し、必要書類を確認してください。「誰でも無料」ではなく、世帯の条件・施設料金・追加費用を確認して支払額を見積もります。
出典:横浜市「こども誰でも通園制度」(2026年10月13日更新)。対象施設、料金、負担軽減、利用手順を確認できます。
認可保育所等の一時保育|月120時間が利用限度
横浜市の「一時保育」は、認可保育所等に在籍していない未就学児を対象に、非定型的保育・緊急保育・リフレッシュ保育を行う事業です。利用上限は子ども1人につき、利用した園を合計して月120時間。実際に利用できる時間は、各園の開所時間と受入状況によります。
- 市内在住児の実施時間内の利用料上限:0〜2歳児クラスは1時間300円・1日2,400円、3〜5歳児クラスは1時間160円・1日1,300円。
- 給食・おやつ代は合計1日500円が上限。利用料とは分けて確認します。
- 利用料は30分単位で、10円未満は切り上げ。キャンセル料や実施時間外料金は施設ごとに確認します。
- 市外在住児には、同じ上限が適用されるとは限りません。市内在住でも、上限額と実際の施設料金は区別しましょう。
減免がある場合も、申請書類の提出時期や対象条件があります。おやつ・給食費は減免されません。「誰でも通園の軽減」と同じ手続きだと思わず、利用する事業の案内を確認してください。
出典:横浜市「一時保育のご案内」。上記はこの事業の料金上限であり、横浜市内のすべての預かりサービスに共通する価格ではありません。
「乳幼児一時預かり」も、別の候補として調べる
横浜市には、理由を問わず利用できる「乳幼児一時預かり」もあります。市内に居住する生後57日から就学前の子どもが対象で、里帰りなどで一時的に市内に住む子どもも利用できます。利用枠は複数施設を合計して月120時間までですが、上限までの利用が保証されるわけではありません。
こちらの利用料は対象年齢を通じて1時間300円が上限で、おやつ等の実費は別です。施設の自主事業として行う時間帯は、この事業の料金と異なる場合があります。認可保育所等の一時保育の「3〜5歳児クラス160円」を当てはめないでください。
出典:横浜市「乳幼児一時預かり事業」(2026年8月7日更新)。預かり先を探す入口:横浜市「よこはまの一時預かり」。一部の一時保育施設はWEB予約に対応していないため、施設が指定する申込方法を確認します。
利用時間の計算例|月10時間で足りるか確認する
誰でも通園を「週1回くらい」と考えている場合も、1回の時間と、その月の回数で合計を出しましょう。
- 2時間を月4回なら8時間。横浜市の月10時間の枠内ですが、同じ日時の予約が4回取れるとは限りません。
- 3時間を月4回なら12時間。横浜市の誰でも通園だけでは枠を超えます。一時預かりなどの利用可否も相談します。
- 移動が片道30分、用事が2時間なら、送迎の時間も考える。家を出てから帰るまでの所要時間と、施設が子どもを預かる時間を分けて計画しましょう。
金額も同様です。仮に1時間300円の施設を2時間利用するなら、利用料は600円。食事代などがあれば別に加算されます。これは計算例で、空き枠・施設料金・減免適用を保証するものではありません。
申し込みの流れ|認定が出ても予約は別
横浜市の誰でも通園は、認定から始める
- 住民登録・年齢・在籍条件を確認し、市へ認定申請。生後6か月未満でも申請はできますが、利用は6か月以降です。横浜市は認定等のお知らせまで最大10営業日程度を案内しています。
- 認定後に発行されるシステムのアカウントで情報を登録。利用認定は、希望施設の席を確保する手続きではありません。
- 施設へ初回面談を申し込み、子どもと一緒に面談。日程を調整し、施設が受入可否をシステムに登録します。
- 利用日時を予約。受入可能となっても、希望日に空きがあるかは別に確認します。
- 当日の登降園登録と、子どもの様子の共有。横浜市では施設の二次元コードを読み取って登録します。初回や慣れるまで、親子通園となる場合があります。
出典:横浜市「こども誰でも通園制度の認定申請」(2026年10月21日更新)、前掲の市制度案内。認定申請の時間だけでなく、面談の日程調整にも余裕を持たせましょう。

一時預かりは、利用したい事業・施設の手順へ
一時預かりに、誰でも通園の認定申請をそのまま使うわけではありません。施設検索の後、利用登録、初回面談、予約方法を確認します。WEBで施設が見つかっても、その施設がWEB予約に対応しているとは限りません。
横浜市の乳幼児一時預かりでは、WEBで面談を申し込んだ後、施設へ電話して日程を調整します。面談後の利用許可メールを確認してから、WEBで利用予約する流れです。
登録だけ先にできるか、初回は短時間からか、食事を頼めるかを聞いておくと、いざ使うときの段取りを考えやすくなります。体調不良時の扱いも確認し、通常の一時預かりを病児保育の代わりと決めつけないでください。
予約前に、そのまま聞けるチェックリスト
- 子どもの生年月日と現在の在籍状況で、この事業を利用できますか。
- 希望日の何時から何時まで利用できますか。予約受付はいつ始まりますか。
- 認定・登録・面談は何が必要ですか。初回は保護者の同伴が必要ですか。
- 基本料金に加え、給食・おやつ・おむつなどの費用はありますか。
- 減免や自治体の利用券が使えますか。いつまでに何を提出しますか。
- キャンセル期限と料金、発熱・欠席時の連絡方法は何ですか。
- 授乳・離乳食・アレルギー・睡眠について、事前に何を伝えますか。
- 送迎できる人、本人確認、迎えが遅れる場合の扱いはどうなりますか。
施設名、事業名、希望日時、合計料金、面談予定日をメモして比較してください。「安そうだから」だけでなく、送迎を含めて実際に使えるかを確認することが大切です。
迷ったら、目的と必要時間を伝えて相談する
一時預かりと誰でも通園は、どちらが上という関係ではありません。特定の日の預かりを探すなら一時預かりから。短時間で家庭以外の経験をつくりたいなら誰でも通園も確認。そのうえで、対象年齢、在籍条件、予約、必要時間が合う方を選びましょう。
最初の行動は、お住まいの自治体の公式案内で候補施設を探し、「子どもは何歳何か月で、いつ、何時間利用したいか」を伝えることです。横浜市では各区の保育・教育コンシェルジュも相談先になります。相談だけで申込みや利用が確定するわけではありません。
掲載内容は2026年11月1日時点の確認です。料金や受入状況は変わるため、実際の利用前に自治体・施設の最新案内をご確認ください。個別の空き枠や利用可否を保証する記事ではありません。



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