横浜市と川崎市はどっちが子育てしやすい?支援・保育料を比較【2026年】

横浜市と川崎市の子育て支援・保育料・保育園・給食費を比較した2026年版アイキャッチ 育児制度・お金
2026年9月・両市の公式情報を確認済み

主要な支援はほぼ互角。ただし、0〜2歳の第2子以降は川崎市を先に確認しましょう。

医療費と小学校給食費は同条件です。最後は市名だけで決めず、保育園の空き・通勤・住まいを候補エリアごとに比べるのが現実的です。

医療費両市とも高校生年代まで
多子軽減川崎市は年齢・施設不問
小学校給食2026年度は両市0円

横浜市と川崎市、どちらに住むか迷っていませんか?

どちらも子育て支援に力を入れている市で、ネット上には「◯◯市のほうが手厚い」という情報があふれています。ただ、制度は毎年のように変わります。2026年に入ってからも、両市で大きな見直しがありました。古い記事の情報のまま比べると、判断を間違えてしまいます。

川崎市で1歳児を子育て中

筆者自身の生活実感もありますが、個人の印象だけで優劣を決めず、両市の公式情報を同じ条件で比較します。

この記事では、2026年9月時点の公式情報をもとに、小児医療費・保育料・保育園・給食費の4項目を比較します。あわせて、家庭の状況別にどちらを優先して調べるとよいかも整理しました。都県をまたいで検討している方は、東京と神奈川の子育て支援比較もあわせて確認してください。

✓ 先に結論|家庭によって見るポイントが違う

  • 小児医療費は2026年9月から、両市とも高校生年代まで自己負担なしでほぼ同条件
  • 小学校の給食費は両市とも0円。中学校は1食あたり10円の差
  • 0〜2歳の第2子以降がいる家庭は、川崎市の軽減の仕組みがわかりやすい
  • 待機児童は両市とも0人。ただし保留児童は横浜市1,256人・川崎市1,081人
  • 制度全体の差より、区・駅ごとの通勤や住まい、保育園の空き状況の差のほうが大きい

知りたいところから読む

結論|制度だけで比べると、大きな差はありません

結論から言うと、市の制度だけを並べて「どちらが子育てしやすいか」を決めるのは難しい状況です。2026年9月時点では、両市の主要な支援内容がかなり近づいているためです。

特に小児医療費は、2026年に両市とも拡充されました。給食費も小学校は両市とも0円です。差が出るのは、0〜2歳のきょうだいがいる場合の保育料と、実際に住む地域の環境です。

そのため、この記事では「どちらが優れているか」ではなく、自分の家庭ではどちらを重点的に調べるべきかという形で整理します。

家庭の状況別おすすめ診断

あてはまる行を見て、次に確認すべきポイントを決めてください。

横浜市と川崎市のどちらが合うか家庭状況別に確認する5タイプ診断

わが家はどこを見る?5タイプ診断

当てはまるカードから優先項目を確認してください

👶 0〜2歳の第2子以降がいる川崎市の多子軽減を先に確認。きょうだいの年齢を問わない点が大きい
🏥 子どもの通院が多い2026年9月時点ではほぼ同条件。医療費以外で判断してよい
🎒 教育費が気になる小学校給食費は両市0円。中学校も1食10円差
🏫 保育園入園が最優先市単位ではなく、候補の区・駅・年齢別の空きを確認
🏠 妊娠中・これから子育て制度差は小さいため、住まいと通勤を優先する
ベビすけコメント
ベビすけ

「どちらが絶対に上?」ではなく、わが家に関係する項目から比べると選びやすいよ。

横浜市と川崎市の子育て支援 比較表(2026年9月時点)

主要4項目を並べたものが下の表です。金額は2026年度、保育園の人数は2026年4月時点の公表値です。

横浜市と川崎市の小児医療費・多子軽減・保育園・給食費の比較表(2026年9月時点)
項目 横浜市 川崎市
小児医療費 2026年6月から18歳年度末まで、保険診療の自己負担額を全額助成 2026年9月から高校生年代まで拡大。通院1回500円の負担を廃止
0〜2歳の保育料 世帯の課税額に応じて決まる 世帯の課税額に応じて決まる
多子世帯の軽減 第2子・第3子以降の軽減あり。きょうだいの数え方に要件がある 生計を同一にする子が2人以上なら、年齢・施設を問わず第2子半額・第3子以降無料
待機児童(2026年4月) 0人 0人
保留児童(2026年4月) 1,256人 1,081人
小学校の給食費 0円(2026年度) 0円(2026年度)
中学校の給食費 330円/食(2026年度) 320円/食(2026年度)

出典:横浜市公式(小児医療費助成)川崎市公式(小児医療費助成)

この記事で比較していない項目

注意

産後ケアや子育て関連手続きのオンライン対応は、対象条件・回数・自己負担が細かく、年度途中でも変わります。比較表に載せると誤解を招くため、この記事では扱っていません。利用予定がある方は、各市の公式ページで最新の条件を確認してください。

小児医療費は2026年9月から両市ともほぼ同条件

ここが2026年に一番動いた部分です。

横浜市

2026年6月から
18歳年度末まで全額助成

川崎市

2026年9月から
高校生年代まで・500円負担廃止

横浜市は2026年6月から、18歳年度末までの子どもについて、保険診療の自己負担額を全額助成しています。川崎市も2026年9月から対象を高校生年代まで拡大し、これまであった通院1回500円の負担を廃止しました。

つまり2026年9月時点では、小児医療費で市を選ぶ理由はほとんどなくなっています。

出典:横浜市公式川崎市公式

⚠ 古い比較記事に注意

「川崎市は通院のたびに500円かかる」と書かれた比較記事や口コミは、2026年8月以前の情報です。検索で出てきた情報は、必ず更新日と公式ページを確認してください。

なお、助成の対象になるのは保険診療分です。予防接種や健診、文書料などの保険適用外の費用は対象外になります。申請方法や必要書類は市によって異なるため、転入が決まった時点で公式ページを確認しておくと安心です。手続きで使う書類の役割は、子どもの医療証と保険証の違いで整理しています。

ベビすけコメント
ベビすけ

今は医療費の差より、0〜2歳の保育料と実際に住むエリアを比べるほうが大事だよ。

0〜2歳の第2子以降は、川崎市の仕組みがわかりやすい

3〜5歳児クラスは国の無償化により、両市とも保育料はかかりません(給食費などの実費は別)。差が出るのは0〜2歳児クラスです。

0〜2歳の保育料は、世帯の市町村民税所得割額に応じた階層で決まります。この仕組みは両市とも共通なので、「川崎市に住めば必ず安くなる」わけではありません。世帯の収入によっては、ほとんど変わらないこともあります。

違いが出るのは、きょうだいがいる場合の軽減です。

川崎市:年齢と施設を問わない

川崎市は、生計を同一にする子どもが2人以上いる場合、きょうだいの年齢や利用している施設を問わず、第2子は半額、第3子以降は無料になります。上の子が小学生でも中学生でも、この数え方が使えるのが特徴です。

出典:川崎市公式(保育料の多子軽減)

横浜市:数え方に要件がある

横浜市にも第2子・第3子以降の軽減はありますが、きょうだいをどう数えるかに要件があります。上の子の年齢や通っている施設によって、軽減の対象になるかどうかが変わります。

そのため、上の子が保育園を卒園している家庭では、川崎市と横浜市で負担額に差が出る可能性があります。

出典:横浜市公式(保育料の算定)

保育料を確認する4ステップ

STEP 1課税額を確認住民税の決定通知書を見る
STEP 2階層を確認各市の保育料表に当てはめる
STEP 3多子軽減を確認きょうだいの判定条件を読む
STEP 4市へ確認上の子の年齢を伝えて相談する

金額の見込みは、家庭ごとに大きく変わります。ネット上の「◯円だった」という体験談ではなく、必ず自分の課税額で確認してください。

ベビすけコメント
ベビすけ

上の子が小学生以上なら、横浜市では軽減対象にならない場合があるよ。金額は家庭ごとに確認してね。

保育園は両市とも待機児童0人。見るべきは保留児童

2026年4月時点で、待機児童は両市とも0人です。ただし、この数字だけで「どこでも入れる」と考えるのは危険です。

希望した園に入れなかった人を含む保留児童は、横浜市が1,256人、川崎市が1,081人となっています。

横浜市待機0人保留児童 1,256人
川崎市待機0人保留児童 1,081人

出典:横浜市公式(保育所等利用申請の状況)川崎市公式(保育所等利用待機児童数)

「待機児童」と「保留児童」は違う

待機児童は、国の定義に沿って集計された数です。育休を延長した人や、他に利用できる園があるのに特定の園を希望している人などは、この数から除かれます。一方の保留児童は、希望した園に入れなかった人を広く含む数です。実感に近いのは保留児童のほうです。

また、横浜市と川崎市では人口規模が違います。数字が大きいほうが入りにくい、という単純な比較はできません。

保育園の入りやすさは、市よりも区・地域・年齢クラスで大きく変わります。特に1歳児クラスは、どちらの市でも競争が厳しくなりやすい年齢です。選考の仕組みは保育園の点数制度と計算方法で解説しているので、自分の世帯の点数を先に把握しておくと動きやすくなります。住む場所の候補が決まったら、その区の公表資料や、園ごとの空き状況もあわせて確認してください。

ベビすけコメント
ベビすけ

待機児童0人でも、希望園に入れるとは限らないよ。候補駅が決まったら、1歳児など年齢別の空きを見よう。

給食費は小学校が両市0円。中学校の差は1食10円

2026年度の給食費は次のとおりです。

小学校両市0円2026年度
横浜市・中学校330円1食あたり
川崎市・中学校320円1食あたり

中学校は川崎市のほうがわずかに安いものの、差は1食あたり10円です。年間の実施回数は学校によって異なりますが、住む市を決める理由になるほどの金額差にはなりません。

出典:横浜市公式(給食費)川崎市公式(給食費)

結局どちらを選ぶべき?タイプ別の考え方

ここまでを踏まえて、3つのタイプに分けて整理します。

第2子以降の保育料を重視

0〜2歳の子と、その上のきょうだいがいる家庭は、川崎市の軽減が対象になりやすい形です。ただし金額は世帯の課税額で決まるため、自分の階層で比べてください。

通勤時間を重視

通勤のしやすさは市ではなく路線と駅で決まります。候補駅から勤務先まで、実際の通勤時間帯で調べるのが確実です。

希望園・生活圏を重視

保育園の空き、家賃、小児科、スーパーは区・駅ごとに差があります。制度差が小さいぶん、実際の生活のしやすさで決めましょう。

✓ 引っ越し前の最終チェック

  • □ 候補の駅から勤務先までの通勤時間を、朝の時間帯で調べた
  • □ 候補エリアの認可保育園の空き状況を、年齢クラス別に見た
  • □ 自分の課税額で、両市の保育料を比べた
  • □ きょうだいがいる場合、多子軽減の対象になるか担当課に確認した
  • □ 小児科・休日診療所の場所を地図で確認した

よくある質問

Q. 子育て支援だけで見ると、どちらが有利ですか?

2026年9月時点では、大きな差はありません。小児医療費と小学校の給食費は両市とも同条件で、差が出るのは0〜2歳の多子世帯の保育料と、住む地域の環境です。

Q. 小児医療費に自己負担はありますか?

2026年9月から、両市とも高校生年代まで保険診療の自己負担額が助成されます。川崎市にあった通院1回500円の負担も廃止されました。ただし保険適用外の費用は対象外です。

Q. 川崎市に住めば保育料は必ず安くなりますか?

そうとは限りません。0〜2歳の保育料は世帯の課税額で決まるため、きょうだいがいない家庭では大きく変わらないこともあります。第2子以降がいる家庭では、川崎市の軽減が効きやすい形です。

Q. 待機児童0人なら、希望の保育園に入れますか?

入れるとは限りません。2026年4月時点で希望園に入れなかった保留児童は、横浜市1,256人、川崎市1,081人います。区や年齢クラスによって状況が変わるため、候補エリアごとに確認が必要です。

Q. 横浜市と川崎市では、どちらが保育園に入りやすいですか?

市全体では判断できません。どちらも待機児童は0人ですが、実際の入りやすさは区・駅・年齢クラス・希望園によって変わります。候補エリアの園ごとの空き状況で判断してください。

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まとめ|多子世帯は川崎市、その他は候補エリアで判断

この記事の結論

  • 医療費:2026年9月から両市ほぼ同条件
  • 0〜2歳の多子軽減:川崎市が比較しやすく対象も広い
  • 小学校給食:2026年度は両市とも0円
  • 保育園:市ではなく区・駅・年齢クラスで確認

横浜市と川崎市は、2026年9月時点で主要な子育て支援がかなり近い水準にあります。医療費と小学校の給食費は同条件、中学校の給食費もわずかな差です。

制度で判断が分かれるのは、0〜2歳の第2子以降がいる家庭です。それ以外の家庭では、通勤ルート・住まい・保育園の空き状況といった、区や駅ごとの条件で決めるほうが現実的です。

制度は年度ごとに見直されます。申し込みの直前には、必ず各市の公式ページで最新の内容を確認してください。

ベビすけコメント
ベビすけ

支援制度だけで決めず、家族が毎日使う駅・保育園・小児科まで見て選ぼう。最後は暮らしやすさがいちばん大事だよ。

※参考:横浜市 小児医療費助成川崎市 小児医療費助成横浜市 保育料の算定川崎市 保育料の多子軽減横浜市 保育所等利用申請の状況川崎市 待機児童数横浜市 給食費川崎市 給食費(いずれも2026年9月時点)

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