「2回食はいつから?」「7〜8か月の離乳食は何g?」「粒を残すと丸のみしている気がする…」。離乳食中期は、回数・量・固さをどう変えるかで迷いやすい時期です。
離乳食中期(モグモグ期)は、生後7〜8か月頃を目安に1日2回へ進め、舌と上あごでつぶせるやわらかさの食事に慣れていく時期です。月齢だけで一斉に切り替えず、食べる様子に合わせて進めます。
先に結論|モグモグ期で押さえる4つ
- 回数:1日2回へ。追加する食事は、食べ慣れた食品を少量から。
- 固さ:舌でつぶせる、絹ごし豆腐くらいのやわらかさが目安。
- 献立:主食+野菜・果物+主菜を組み合わせる。
- 授乳:食後も母乳・育児用ミルクを続け、食事と合わせて栄養を補う。
情報確認日:2026年9月12日。こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド」や自治体の資料をもとに作成しています。持病・食物アレルギーなどで個別の指示がある場合は、主治医に確認して進めてください。
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離乳食中期の量|7〜8か月の1回量の目安
次の表は、国の「授乳・離乳の支援ガイド」に示された7〜8か月頃の1回あたりの目安です。食べ慣れてきた段階で献立を考える参考に使い、2回食を始めた初日や、初めての食品の量にはそのまま当てはめません。
| 食品の区分 | 1回あたりの目安 |
|---|---|
| 穀類 | 全がゆ50〜80g |
| 野菜・果物 | 合わせて20〜30g |
| 魚 | 10〜15g |
| 肉 | 10〜15g |
| 豆腐 | 30〜40g |
| 卵 | 卵黄1個〜全卵1/3個。十分に加熱し、すでに食べられるようになった段階の量。 |
| 乳製品 | 50〜70g。プレーンヨーグルトなど。飲み物としての牛乳の量ではありません。 |
魚・肉・豆腐・卵・乳製品は、基本的にこの中から選んで組み合わせます。すべてを表の量ずつ足すものではありません。複数を使う場合は、それぞれを減らして調整します。
出典:授乳・離乳の支援ガイド(本文34ページ:離乳の進め方の目安)
「魚15g」と「たんぱく質15g」は別の意味
表のgは食品の重さです。「魚15g」は魚そのものの量で、栄養成分としてのたんぱく質を15g摂るという意味ではありません。肉・魚は骨や皮などの食べない部分を除き、おかゆは炊き上がったものを量ります。レシピに調理前・調理後の指定がある場合は、その表示を確認してください。
たとえば「全がゆ60g+にんじん10g・かぼちゃ15g+豆腐35g」のように、食べ慣れた食品で組み立てられます。これは献立の一例で、同じ量を毎回食べきらせる必要はありません。
3皿に分ける必要はありません。具入りのおかゆや煮物にまとめる場合も、何が入っているかを見て組み合わせましょう。


「今日は魚、次は豆腐」のように主菜を決めると、献立を考えやすいよ。表の数字は用意する量の参考にして、食べる様子も一緒に見ていこうね。
2回食はいつから?始め方と増やし方
生後7〜8か月頃を目安に、離乳食の進み具合を見て2回食へ進めます。川崎市中原区の資料では、1回食を始めてから1か月以上が過ぎ、唇を閉じて取り込み、飲み込みが上手になってきた様子などを目安にしています。
- 食事中の姿勢が安定し、スプーンから口を閉じて取り込める。
- なめらかな食事を飲み込むことに慣れ、食べられる食品が少しずつ増えている。
- むせや吐き出しなどの食べにくさが続いていないか確認できている。
これは「何個当てはまれば合格」という採点表ではありません。月齢に比べて進みが気になる、姿勢や飲み込みに不安がある場合は、健診を待たず小児科や自治体の保健師・管理栄養士に相談してください。早産で生まれた場合も、修正月齢と発達を踏まえて確認します。
出典:川崎市中原区「離乳食教室 2回食編」(移行の目安・食べ方)
追加する2回目は、食べ慣れた食品を少量から
- 1回目の食事は、これまで食べられている内容・量で続ける。
- 2回目を組み込む時間を決め、食べ慣れた食品を少量用意する。
- 飲み込み・食欲・体調を見ながら、2回目の量も少しずつ増やす。
- 2回の食事が生活に組み込めてきたら、食材の種類やつぶし方も様子に合わせて広げる。
最初から2回とも目安量をそろえたり、「1週間で1回目と同じ量にする」と決めたりする必要はありません。一方で、長く少量しか食べられない状態が続く場合は、授乳・食事・成長の記録をもとに相談しましょう。
2回食のスケジュールと母乳・ミルクの考え方
食事は、起床・昼寝・授乳の流れに合わせ、できるだけ毎日近い時間帯に組み込みます。短い間隔で2回続けて食べさせるのではなく、次の食事までにお腹がすき、落ち着いて食べられる時間を探しましょう。

時間割は川崎市中原区の例などを参考にした生活の組み立て例です。家庭や保育施設での生活、かかりつけ医の診療時間に合わせて調整してください。
食後の授乳は続ける。食事を増やすために無理に減らさない
中期も、食後は母乳・育児用ミルクを与えます。それ以外の授乳も含め、母乳は欲しがるときに、育児用ミルクは飲み方やこれまでのリズムに合わせて進めます。食事が増えるにつれて飲む量が変わることもありますが、全員に共通する「食後は必ず何mL」という量ではありません。
食べさせるために授乳を極端に減らすことや、泣いて欲しがっても決めた時間まで待たせることは避けてください。食事と授乳がうまく組み合わないときは、数日分の時刻・量・昼寝の記録が相談に役立ちます。
出典:授乳・離乳の支援ガイド(本文31ページ:離乳の進行・授乳)

時間割は、家族で予定を共有するためのものだよ。昼寝がずれた日は調整して、食事も授乳も赤ちゃんの様子を見ながら組み込もうね。
中期の固さ・大きさ|舌でつぶせる状態にする
中期の目安は、舌と上あごで押しつぶせるやわらかさです。絹ごし豆腐くらいをイメージし、十分に加熱した食品をつぶす・細かくする・水分を加えることで、食べやすい状態に整えます。歯の本数だけで固さを決めません。

出典:彦根市「生後7〜8か月ごろの離乳食」、横浜市港南区「離乳食の進め方について」
おかゆは7倍がゆ?全がゆ?
国の量の表では「全がゆ50〜80g」と示され、自治体の具体例では「7倍がゆを粗くつぶす」などの進め方も紹介されています。炊き方で水分量が変わるため、同じgでも含まれる米の量は同じではありません。
呼び名だけで切り替えず、なめらかなつぶしがゆから、やわらかい粒を少しずつ残す形へ調整します。粒を残すと食べにくそうな場合は、つぶし方や水分を見直してください。おかゆが食べられても、繊維のある野菜やぱさつく肉は別に調整が必要です。
出典:川崎市中原区「離乳食教室 2回食編」(おかゆ・形態の例)
丸のみしているように見えるときの確認順
丸のみのように見える理由は、固さだけでは判断できません。「かませるために大きく・固くする」と決めず、まず次の順に確認します。
- 姿勢:頭や体が傾いていないか。ひとりで座れるようになったら、足の裏が台につくなど、安定して座れる環境に。
- スプーン:小さく浅いものを下唇に軽くのせ、口を閉じたら水平に引く。口の奥へ押し込まない。
- 一口量・間隔:盛りすぎていないか。飲み込むのを確かめてから、次の一口へ。
- 料理の状態:芯や筋が残っていないか、ぱさつかないかを確認。必要に応じてやわらかくし、つぶし方やとろみを調整する。
むせや咳が出たら、いったん食べさせるのを止めて様子を見ます。食事のたびにむせる、飲み込みに時間がかかる、食べにくさが続く場合は、小児科などで相談してください。
出典:横浜市港南区「離乳食の進め方について」(7〜8か月の食べさせ方)

「何mmに切れたか」だけでは、食べやすさは決まらないよ。芯がないか、ぱさつかないか、一口が多すぎないかを、順番に確かめてみよう。
離乳食中期に使いやすい食材と献立
初期に食べ慣れた食品を続けながら、調理しやすい魚・肉・乳製品などへ種類を広げます。下の食材は一例で、7か月になった日にすべて始めるリストではありません。初めての食品は一つずつ少量から試します。
| 食材の例 | 中期に食べやすくする工夫 |
|---|---|
| おかゆ・うどん・パン | おかゆは粒をやわらかく。うどんは十分ゆでて細かくし、パンは水分を含ませてパンがゆに。小麦・乳・卵などの原材料も確認。 |
| にんじん・大根・かぼちゃ | 皮や種を除き、十分やわらかく煮てつぶす。かぼちゃは水分を加え、重たいかたまりにならないように。 |
| 葉物・ブロッコリー | やわらかい葉先や穂先を使い、よく加熱して細かくする。筋が残る場合は、さらにすりつぶす。 |
| 魚・鶏ささみ | 中心まで加熱して骨・皮・筋を除く。細かくほぐし、とろみのある野菜煮などと合わせてぱさつきを調整。 |
| 豆腐・納豆 | 豆腐は加熱してつぶす。納豆は細かくし、必要に応じて湯通しして粘りを調整。添付のたれは使わず調理できます。 |
| 卵 | 固ゆでした卵黄から、進み具合に合わせて十分に加熱した卵へ。初めての量・進め方は卵の項目を確認。 |
| ヨーグルト・牛乳 | ヨーグルトは無糖のプレーンを少量から。牛乳は調理に少量使えますが、飲用は1歳を過ぎてからが目安。 |
| 果物 | 皮・種・薄皮を除き、食べやすい形に。かたいりんごなどは加熱してやわらかくし、必要に応じてつぶす。 |
出典:横浜市港南区「離乳食の進め方について」、授乳・離乳の支援ガイド(食品の組み合わせ)
献立の組み合わせ6例|食べ慣れた材料で入れ替える
毎回違う料理を作るより、主食・野菜・主菜の組み合わせを入れ替えると準備しやすくなります。次の例は、材料をそれぞれ試し、食べられることを確認してから使ってください。新しい食材を一度に増やすための予定表ではありません。
| 組み合わせ | 作り方・使い分け |
|---|---|
| おかゆ+豆腐+にんじん | にんじんをやわらかく煮てつぶし、加熱した豆腐と合わせる。おかゆを添える。 |
| おかゆ+白身魚+かぼちゃ | 魚は骨を除いて細かくほぐす。かぼちゃをだしなどでのばし、魚のぱさつきを調整。 |
| おかゆ+鶏ささみ+大根・にんじん | ささみと野菜をやわらかく煮て細かくし、とろみをつける。下のレシピも参考に。 |
| やわらかいうどん+豆腐+葉物 | 十分ゆでて細かくしたうどんに、加熱してつぶした豆腐と葉物を合わせる。だしは薄味に。 |
| パンがゆ+プレーンヨーグルト+かぼちゃ | 食べ慣れたパンを水分でやわらかくし、かぼちゃを添える。パンと乳製品の原材料を確認。 |
| おかゆ+卵+トマト・玉ねぎ | 卵と野菜を十分加熱して卵とじに。卵は、すでに食べられる形・量で使う。 |
1食を毎回完全にそろえられなくても、別の食事で組み合わせを調整できます。ただし、おかゆや果物だけが長く続かないよう、主菜も取り入れていきましょう。
鉄を意識して、主菜の種類も増やしていく
中期は、授乳を続けながら食事からも栄養を補っていきます。国のガイドでは、母乳栄養の赤ちゃんは生後6か月頃に鉄が不足しやすいという報告にも触れています。離乳食を「食べる練習だけ」と捉えず、進み具合に合わせて魚・肉・卵なども取り入れましょう。
魚や肉は食べやすい形に調理し、主菜を一つの食品だけに偏らせないようにします。量や食品の種類が増えない、体重の増え方が気になる場合は、食事内容と授乳の両方を相談してください。フォローアップミルクやサプリを一律に追加する必要はありません。
出典:授乳・離乳の支援ガイド(本文32〜33ページ:鉄などへの配慮)
離乳食中期のレシピ3つ|量と仕上げを確認
福岡市の離乳食レシピを参考に、食べやすさを確かめる手順を補って紹介します。材料の分量は1人分の例です。すべての材料を食べ慣れてから使い、おかゆなどを組み合わせて、食べる量に合わせて取り分けてください。
豆腐とにんじんのおろし煮
大根と鶏ささみのとろとろ煮
トマトの卵とじ
出典:福岡市「7〜8か月頃のレシピ」(おろし煮・だいこんと鶏ささみの煮物・トマトの卵とじ)
卵はいつから?卵黄・卵白の進め方
卵は「7か月まで開始しない」「卵白は必ず8か月以降にする」と一律に遅らせる食品ではありません。国のガイドでは、5〜6か月頃におかゆや野菜などに慣れてきたら、豆腐・白身魚などとともに固ゆでした卵黄も進める例が示されています。
卵黄をまだ試していなければ、十分に固ゆでして取り出した卵黄を、ごく少量から始めます。すでに卵黄を食べている場合は、離乳の進み具合に合わせて、十分に加熱した卵白・全卵へ少量ずつ進めます。
- 体調のよい日を選び、受診しやすい診療日・時間帯に少量を試す。
- 卵は十分に加熱し、食べ慣れたおかゆなどで食べやすくする。初めての別の食品を同時に増やさない。
- 食べた卵の形・量・時刻と、その後の様子を記録する。
- 湿疹がある、すでに食物アレルギーがある、以前に食後の症状が出た場合は、進め方を医師に確認する。
量の表と「初めて試す量」を分けて考える
「卵黄1個〜全卵1/3個」は、食べ慣れた段階の1回量の目安です。初日からこの量を与えたり、卵黄が食べられたからと全卵1/3個へ一気に増やしたりしないでください。増やし方に迷う場合は、小児科や栄養相談で確認しましょう。
出典:授乳・離乳の支援ガイド(食品・アレルギーへの配慮)、こども家庭庁「乳幼児期のアレルギーについて」
食後に症状が出たときは、食べさせるのを止める
じんましん・赤み・嘔吐など、アレルギーを疑う症状が出たら、その食品を食べさせるのを止めて医療機関に相談します。症状が治まっても、自己判断で同じ食品を再び試すことは避けましょう。食品の包装・食べた量・時刻・症状の記録が役立ちます。
呼吸や意識の異常などがある場合は119
息がしにくそう、強い咳やゼーゼーが続く、ぐったりして反応が弱い、繰り返し吐くなどの強い症状がある場合は、すぐに119番で救急要請してください。処方された緊急時の薬がある場合は、医師から受けた指示に従います。
冷凍ストック・取り分け・ベビーフードで2回食を回す
2回食では、毎回すべてを一から作るより、食べ慣れた主食・野菜・主菜を準備して組み合わせると手間を減らせます。保存の前に、赤ちゃんが食べる形まで調理できているかも確認しましょう。
冷凍は小分けに。解凍したものを再冷凍しない
- 作る:清潔な手・器具で調理し、中心まで十分に加熱する。
- 分ける:食べる前に清潔な器具で1回分ずつ分ける。長く室温に置かず、速やかに冷まして冷凍する。
- 記録する:食品名・量・調理日を書き、古いものから使う。
- 使う:食べる分だけ取り出して十分に再加熱し、よく混ぜて加熱むらをなくす。適温に冷まして食べさせる。
- 残さない:食べ残しは保存しない。解凍・再加熱したものを、再び冷凍しない。
家庭で作った冷凍ストックは、少量ずつ作って早めに使います。福岡市のレシピでは、冷凍したおかゆは1週間程度で使い切るとされています。保存状態や食品によっても変わるため、どの食品でも1週間安全が保証されるという意味ではありません。市販品は商品の表示を優先してください。
電子レンジは容器・量・凍り方で加熱時間が変わります。「600Wで何秒」と一律に決めず、混ぜて中心まで温まったことを確認します。口に入れる前には必ず温度も確かめましょう。
出典:福岡市「7〜8か月頃のレシピ」(おかゆの冷凍)、厚生労働省「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」
大人の料理からは、味付け前に取り分ける
野菜を煮る段階などで赤ちゃんの分を取り分け、その後、大人用に調味します。赤ちゃん用は必要に応じてさらに加熱し、皮・骨・筋を除いて、つぶし方や水分を調整してください。
大人用に味付けした料理を湯で薄めるだけでは、固さや原材料の確認まではできません。だし・スープの素にも塩分や初めての食品が含まれることがあるため、材料を確かめましょう。中期は素材の味を生かし、味付けする場合もごく薄くします。
市販品は「月齢+原材料+中身」で選ぶ
- 月齢・固さ:「7か月頃から」の表示を参考に、実際の粒・やわらかさも確認する。
- 原材料:初めての食品やアレルゲンを含まないか見る。すでに食べられる食品で組み合わせる。
- 献立:おかゆ入りか、おかずだけかを確認し、必要に応じて主食・野菜・主菜を補う。
- 保存・調理:開封後・解凍後の扱い、加熱方法は商品表示に従う。
出典:授乳・離乳の支援ガイド(本文35ページ:ベビーフードの利用)

冷凍庫のラベルに「材料・量・作った日」を書いておくと、家族で交代しやすいよ。市販品も、何を添えれば1食になるかが分かると使いやすいね。
PR|冷凍離乳食を準備の選択肢に
忙しい日の食事に、ファーストスプーン
手作りのストックと組み合わせたいときは、冷凍離乳食も選択肢になります。注文前に、対象月齢・原材料・内容量・送料を含む金額を確認してください。定期購入を選ぶ場合は、変更・休止・解約の条件も確認しましょう。
ファーストスプーンの商品・利用条件を見る食べない・便秘など、困ったときの見直し方
| 困りごと | まず確認すること |
|---|---|
| 2回目を食べない | 眠気や強い空腹がないか、授乳・昼寝と重なっていないか確認。食べ慣れたものを少量用意し、時間帯を調整する。 |
| 粒を出す・丸のみのように見える | 一口量・姿勢・スプーン・固さ・ぱさつきを確認。食べやすさの確認順に戻り、無理に固くしない。 |
| 途中で嫌がる | 口を閉じる、顔を背ける、泣くときは無理に続けない。別の味を次々と口に入れたり、食べきるまで長引かせたりしない。 |
| 目安より少ない | 1食だけで決めず、数日間の食事・授乳・元気さ・成長の経過を見る。少量しか食べられない状態が続く場合は相談する。 |
| 便がかたい・痛がる | 日数だけでなく、便の硬さ・いきみ・痛み・出血を見る。硬くて痛い便が続く場合は、早めに小児科へ相談する。 |
便秘は「何日出ないか」だけで判断しない
毎日出ていても、便がかたくて痛がる、いきんでも出しにくい、肛門が切れて出血するといった状態は便秘のことがあります。「1週間は待つ」と決めず、便の状態と赤ちゃんのつらさを見て相談してください。
授乳が減りすぎていないか、食事や水分がとれているかも確認します。食べられる野菜などを組み合わせつつ、つらい症状があるときは食材だけで治そうとせず受診を。繰り返す嘔吐、お腹の張り、血便、体重の減少などがあれば、早めに医療機関へ連絡してください。
出典:日本小児栄養消化器肝臓学会など「こどもの便秘」パンフレット
食事の量より先に相談したいサイン
- 食事のたびにむせる・咳き込むなど、飲み込みに心配がある。
- 少量しか食べられない状態が続き、食材の種類や量が増えない。
- 母子健康手帳の成長曲線から体重の増え方が大きく外れる、体重が減る。
- 母乳・ミルクも飲めない、濡れるおむつが明らかに減る、いつもより元気がない。
小児科や自治体の栄養相談には、食事と授乳の時刻・量、実際の料理の写真、便や尿の様子を持っていくと状況を伝えやすくなります。ぐったりして反応が弱い、呼吸がおかしいなどのときは、通常の相談を待たず救急要請してください。
参考:授乳・離乳の支援ガイド(成長の目安)、NHS「Dehydration」(脱水のサイン)
中期でも避けるもの|はちみつ・かたい豆やナッツ
はちみつ・はちみつ入り食品は1歳未満には与えません。加熱しても乳児ボツリヌス症の予防にはならないため、パンやお菓子などの原材料も確認します。
かたい豆やナッツ類は、5歳以下には与えないでください。細かく砕いても気道に入る危険があります。これは食物アレルギーとは別の、窒息・誤嚥を防ぐための注意です。食事中は大人がそばで見守り、泣いているときに無理に食べさせないようにします。
出典:厚生労働省「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから」、消費者庁「食品による子どもの窒息・誤嚥事故に注意」
離乳食後期(9〜11か月)へ進む目安
次のカミカミ期では、9〜11か月頃を目安に1日3回の食事へ進み、歯ぐきでつぶせる固さの食品に慣れていきます。9か月になった日に、回数も量も固さも一度に変える必要はありません。
- 2回の食事が生活に組み込まれ、食べられる食品が増えているか。
- 舌と上あごでつぶすような口の動きが見られるか。
- むせや飲み込みにくさが続いていないか。
歯の本数や一食の完食だけで判断せず、食べる動きと発達を見ながら進めます。形を変えると食べにくそうな場合は、食べ慣れた形も使いながら調整し、心配が続くときは相談しましょう。
出典:横浜市港南区「離乳食の進め方について」(9〜11か月の進め方)

次の段階も、食べる様子を見ながら進もう。新しい形を試すときは、慣れた料理も一緒に用意しておくと、違いを見つけやすいね。
離乳食中期によくある質問
7か月になったら、必ず2回食にしますか?
7〜8か月頃が目安ですが、月齢だけでは決めません。1回食の進み具合、唇を閉じて取り込み飲み込む様子、姿勢などを見て進めます。目安の時期になっても食べる準備が整わないと感じる場合は、小児科や栄養相談で確認してください。
2回目の量は、1回目の半分ですか?
初めは少量から増やす考え方で、全員が必ず半分で始める決まりではありません。食べ慣れた食品を用意し、食欲・飲み込み・体調に合わせて増やします。量の表は食べ慣れた段階の参考で、開始初日のノルマではありません。
歯が生えていなくても、粒を残してよいですか?
中期は舌と上あごでつぶす時期なので、歯が生えていることは必須ではありません。ただし、粒を残すだけでよいわけではなく、十分なやわらかさ・水分・一口量を確認します。むせたり食べにくそうだったりする場合は調整してください。
魚と豆腐を同じ食事で出してもよいですか?
どちらも食べ慣れていれば組み合わせられます。魚10〜15gと豆腐30〜40gをそれぞれ満量で足すのではなく、複数使う場合はそれぞれの量を減らして調整します。必要な配分に迷う場合は栄養相談を利用してください。
卵白は8か月まで待ったほうが安全ですか?
アレルギー予防のために一律に8か月まで遅らせる根拠はありません。固ゆでした卵黄から、離乳の進み具合に合わせて十分に加熱した卵を少量ずつ進めます。湿疹・食物アレルギー・食後の症状がある場合は、先に医師へ相談してください。
外出で2回目を食べられなかったらどうしますか?
食べられなかった分を、次の食事で倍量にする必要はありません。無理なく食べられる時間に調整し、授乳も続けます。外出時は、保存方法と食べる場所を確認して市販のベビーフードなどを用意する方法もあります。
中期は調味料を使ってもよいですか?
素材の味を生かし、必要に応じてごく薄く味付けします。大人の料理からは味付け前に取り分けると調整しやすくなります。市販のだし・スープの素は、塩分や原材料も確認してください。
2回食を毎回ベビーフードにしてもよいですか?
市販品も食事の選択肢として利用できます。対象月齢だけでなく、原材料・固さ・内容量を確認し、主食だけ、おかずだけに偏らないよう組み合わせます。開封後の保存と加熱方法は表示に従い、食べる様子も確認しましょう。
まとめ|2回食は、量・固さ・生活のリズムを合わせて進めよう
今日の準備は、この4つから
- 2回目を組み込む時間を決め、食べ慣れた食品を少量用意する。
- 主食・野菜・主菜を組み合わせ、量の表を参考に取り分ける。
- 舌でつぶせるやわらかさに調理し、口の動きと飲み込みを確認する。
- 食後の授乳を続け、食事・授乳・成長を合わせて見ていく。
モグモグ期は、2回の食事を生活に組み込み、味や舌ざわりの経験を広げていく時期です。食べきった量だけで評価せず、食べる力や栄養にも目を向けながら、困りごとは早めに相談しましょう。
参考資料・情報の確認について
量や段階の目安は国のガイド、具体的な食べさせ方・調理方法は自治体の資料などを参照しています。時間割・献立は家庭で組み立てるための例です。レシピは福岡市の掲載内容を参考に、形状の調整や仕上げの確認を補っています。
- こども家庭庁「授乳・離乳の支援ガイド」掲載ページ
- 「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年改定・本文30〜35ページ)
- 川崎市中原区「離乳食教室 2回食編」/「離乳食・授乳のタイムスケジュール」
- 横浜市港南区「離乳食の進め方について」
- 彦根市「生後7〜8か月ごろの離乳食」
- 福岡市「7〜8か月頃のレシピ」
- こども家庭庁「乳幼児期のアレルギーについて」
- 東京都「食物アレルギー緊急時対応マニュアル」
- 日本小児栄養消化器肝臓学会など「こどもの便秘」パンフレット
- 厚生労働省「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから」/「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」
- 消費者庁「食品による子どもの窒息・誤嚥事故に注意」
- NHS「Dehydration」



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