1歳が近づくと、「パクパク期は何をどのくらい食べる?」「もう大人と同じごはんでいい?」「離乳食はいつ卒業するの?」と迷うことが増えます。
離乳食完了期(パクパク期)の目安は、生後12〜18か月頃。3回の食事を軸に、子どもの噛む力や食欲に合わせて、量・固さ・大きさを調整していく時期です。
先に結論|パクパク期で押さえたいこと
- 量:主食・野菜や果物・主菜を組み合わせ、目安量は食欲と成長に合わせて調整
- 固さ:歯ぐきで噛める程度に。大人用の料理をそのまま出さない
- リズム:1日3回の食事+必要に応じて1〜2回の補食
- 卒業:月齢だけで決めず、形のある食べ物を噛みつぶせて、栄養の大部分を食事からとれるかを見る
この記事では、1回の量の早見表、食材別の調整方法、1日のスケジュール例、取り分けの献立アイデアをまとめます。「食べない」「丸のみする」ときの対応や、卒乳との違いも確認できます。
情報確認日:2026年9月11日。食事量や進め方は、こども家庭庁が掲載する「授乳・離乳の支援ガイド」をもとに整理しています。治療中の病気や食物アレルギーがある場合は、主治医の指示に合わせてください。
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パクパク期はいつからいつまで?12〜18か月は目安
パクパク期は「離乳食完了期」の呼び名です。目安の月齢になったら急に食事を変えるのではなく、それまで食べていた固さや大きさから、子どもの様子を見て進めます。
確認したいのは、月齢や歯の本数だけでなく、口を動かして噛みつぶしているか、無理なく飲み込めているか、3回の食事が生活に定着してきたかという食べる様子です。「いくつできたら合格」という採点は必要ありません。
歯が少なくても、食べられる固さに調整して食事を進められます。一方、奥歯が生え始めても、硬い食材や大きなかたまりを十分に噛めるとは限りません。
出典:授乳・離乳の支援ガイド(離乳の完了:本文31ページ、進め方の目安:34ページ)
「1歳になったから全部パクパク期に!」と切り替えなくて大丈夫。今食べやすい形を出発点に、一つずつ調整していこうね。
離乳食完了期の量|1回にどれくらい食べる?
献立は主食+野菜・果物+たんぱく質を含む食品を組み合わせると考えやすくなります。次の量は、食欲や成長に合わせて調整するための目安です。毎回ぴったり食べきる必要はありません。
| 食品 | 1回当たりの目安量 |
|---|---|
| 主食(穀類) | 軟飯90g〜ご飯80g 食べられる固さに合わせて選ぶ。両方を足す意味ではありません。 |
| 野菜・果物 | 合わせて40〜50g |
| 魚 | 15〜20g |
| または肉 | 15〜20g |
| または豆腐 | 50〜55g |
| または卵 | 全卵1/2〜2/3個 |
| または乳製品 | 100g 無糖ヨーグルトなど。チーズを100g食べる目安ではありません。 |

魚・肉・豆腐・卵・乳製品は「または」です。すべてを表の量ずつ用意する必要はありません。例えば肉と豆腐を一緒に使うなら、それぞれの量を調整します。
この表のgは食品の重さであり、「たんぱく質という栄養素を15〜20gとる」という意味ではありません。軟飯・ご飯は炊いた状態の重さです。卵などは食べ慣れたものを使い、初めての食品は少量から確認します。
出典:授乳・離乳の支援ガイド「離乳の進め方の目安」(本文34ページ)
1食を組み立てるときの例
たとえば、魚を主菜にするなら
ご飯80g+野菜40g+魚15gを出発点に、食欲に合わせて調整します。ご飯が食べにくい場合は軟飯に、魚がぱさつく場合はほぐしてあんを添えるなど、量と一緒に食べやすさも見直しましょう。
目安より少ない・多いときはどうする?
一食だけで判断せず、数日から1週間ほどの食事の傾向、元気さ、母子健康手帳の成長曲線に沿った体重・身長の変化を合わせて見ます。食べ足りなそうなときは、主食やおかずを少しずつ追加して様子を見ましょう。
食べる量が少ない状態が続く、体重が減る・増え方が気になる、食べられる食品が極端に限られる場合は、小児科や自治体の栄養相談を利用してください。
目安量は「完食しなきゃいけないノルマ」ではないよ。少なめに盛って、食べたそうなら追加すると、親子ともに調整しやすいね。
パクパク期の固さ・大きさ|大人と同じでいい?
基本は歯ぐきで噛める固さです。やわらかく作った肉団子が例に挙げられますが、市販の肉団子や弾力のあるつくねが、そのまま適した固さとは限りません。実際にほぐしやすいか、子どもが噛みつぶせるかを確かめます。
食べる様子を見ながら調整する3つのポイント
POINT 01
口に詰め込みすぎない
少量ずつ盛り、口の中が空いてから次の一口へ。手づかみでも大人がそばで見守ります。
POINT 02
噛みつぶせる固さにする
よく煮る・蒸す・ほぐすなどで調整。硬い食材を使って噛む練習をさせないようにします。
POINT 03
飲み込みやすさも見る
ぱさつく肉や魚は煮汁やあんを添えます。むせが続くときは、固さを進めず相談します。
「12〜13か月はこの固さ、16〜18か月は大人と同じ」という一律の進行表には当てはめません。
| 食品 | 調整のしかた |
|---|---|
| ご飯 | 軟飯から、食べられるようになったらやわらかめのご飯へ。口にためる・飲み込みにくそうな場合は水分量を見直す。 |
| にんじん・大根など | 十分にやわらかく煮る。食べ方に合わせて切り、硬い生野菜のかたまりは避ける。 |
| 肉 | やわらかいひき肉料理などを使う。薄く平たい形にし、中心まで加熱。ぱさつく場合はあんを添える。 |
| 魚 | 骨と皮を確認して取り除き、ほぐす。煮汁やとろみを利用して、まとまりやすくする。 |
| 葉物野菜・きのこ | 繊維を断つように切り、やわらかく調理。長いまま、噛み切りにくい状態で出さない。 |
| パン | 硬い耳や皮を調整し、一度に大きく詰め込ませない。飲み込みにくい場合は水分を含む料理にする。 |
「全部1〜2cm角に切ればよい」という共通の大きさはありません。同じ大きさでも、やわらかい煮野菜と丸く弾力のある食品では食べにくさが違います。丸い食品の扱いは、後半の「注意したい食材」で詳しく説明します。
出典:CDC「Choking Hazards」(食材の固さ・形・大きさと窒息予防)
1日のスケジュール|3回食と補食の考え方
朝・昼・夕の食事を軸に、必要に応じて補食を1〜2回取り入れます。補食は、3回の食事でとりきれないエネルギーや栄養を補う小さな食事です。お菓子を必ず食べる時間ではありません。
| 時刻の例 | 食事・生活の例 |
|---|---|
| 7時頃 | 朝食:軟飯、十分に加熱した卵料理、やわらかい野菜など |
| 10時頃 | 必要に応じて少量の補食。昼食に響く場合は、量や時刻を調整する。 |
| 12時頃 | 昼食:短く切ったやわらかいうどん、豆腐、野菜など |
| 15時頃 | 補食:やわらかく調理したいも、無糖ヨーグルトなどから、食事とのバランスを見て選ぶ。 |
| 18時頃 | 夕食:ご飯、魚や肉のやわらかいおかず、野菜など |
上の時間割は一例です。起床・昼寝・保育園の予定に合わせて構いません。水分は食事以外にも適宜とり、母乳や育児用ミルクは離乳の進み具合に応じて続けます。
牛乳やフォローアップミルクは必須?
牛乳を飲み物として取り入れる目安は、1歳を過ぎてからです。ただし、母乳や育児用ミルクを必ず牛乳へ置き換える決まりはありません。飲み物でおなかがいっぱいになり、食事が進まない場合は量やタイミングを相談しましょう。
離乳食が順調に進んでいれば、フォローアップミルクは必須ではありません。食事が進まない、鉄不足や体重の増え方が心配な場合は、医師に相談して必要性を判断します。肉・魚・卵・大豆製品なども、食べられる形で献立に取り入れましょう。
出典:授乳・離乳の支援ガイド(牛乳・フォローアップミルク:本文32ページ)
大人の食事から取り分ける方法と献立10例
毎回、子ども用の料理を一から作らなくても大丈夫です。家族と同じ材料を使い、味付けの前に取り分けて、固さ・大きさ・水分量を調整すると準備しやすくなります。

| 家族の料理 | パクパク期の取り分けアイデア |
|---|---|
| ① 野菜スープ | やわらかく煮た野菜を、塩やコンソメを加える前に取り分ける。必要に応じて細かくする。 |
| ② 肉じゃが | 濃い味付けの前に、じゃがいも・にんじん・玉ねぎを取り分ける。肉はやわらかく調理したひき肉などを別に添えてもよい。 |
| ③ 鮭と野菜の蒸し煮 | 骨のない切り身を使い、加熱後にも骨・皮を再確認。魚をほぐして野菜と煮汁を添える。 |
| ④ 豆腐ハンバーグ | 味付け前のたねを小さく平たい形にし、中心まで十分に加熱。硬い焼き目は避け、必要ならあんを添える。 |
| ⑤ 卵と野菜のうどん | やわらかいうどんを食べやすい長さに切る。卵は十分に加熱し、つゆは薄味にする。 |
| ⑥ 鶏ひき肉のあんかけ | ひき肉と野菜をやわらかく煮てとろみを付ける。ご飯や豆腐に少量ずつかける。 |
| ⑦ オムレツ | 食べ慣れた卵とやわらかい野菜を使い、中心まで火を通す。食べやすい形に切る。 |
| ⑧ シチュー | ルウを入れる前に具材を取り分ける。食べ慣れた牛乳などでのばし、具の固さを調整する。 |
| ⑨ かぼちゃサラダ | やわらかいかぼちゃを取り分け、皮を除いてつぶす。必要なら食べ慣れた無糖ヨーグルトなどでしっとりさせる。 |
| ⑩ 大根と豆腐の煮物 | 大根を十分にやわらかく煮て切り、豆腐と合わせる。大人用の濃い煮汁を足す前に分ける。 |
上の表は献立のアイデアです。主食が入っていない料理にはご飯などを添え、主菜・野菜の組み合わせを整えます。卵・乳・小麦・大豆など、初めて使う食材やアレルギー表示も確認してください。
調理・保存で気を付けたいこと
- 調理前と食事前に手を洗い、生の肉・魚を扱った器具を、そのまま食べる食品に使わない。
- 肉・魚・卵は中心まで十分に加熱し、温め直した料理は温度のむらも確認する。
- 保存する分は食べる前に清潔な容器へ分け、速やかに冷蔵・冷凍する。子どもが口を付けた残りを保存用に戻さない。
- 市販品は、開封後の保存方法・使用期限・加熱方法の表示に従う。
出典:厚生労働省「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」(PDF)
取り分けは「同じ材料を使う」ところからで十分だよ。家族の料理を仕上げる前に分けて、最後に固さと形を確認しよう。
注意したい食材|1歳を過ぎても何でも食べられるわけではない
食べられるものが増えても、噛む力・飲み込む力はまだ発達途中です。食材の種類だけでなく、硬さ、丸さ、粘り、骨の有無にも注意します。
硬い豆・ナッツ類は5歳以下には与えない
ピーナッツやアーモンド、炒り豆など、硬くて噛み砕く必要のある食品は避けます。細かく砕いても、気管に入り込む危険があります。年上のきょうだいが食べるときも、落ちたものを口に入れないようにしましょう。
| 食品・形状 | この時期に気を付けたいこと |
|---|---|
| ぶどう・ミニトマト | 丸ごとは避ける。縦方向に4等分するなど丸い形をなくし、大きさや発達に応じてさらに小さくする。必要に応じて皮を除く・やわらかく加熱する。 |
| もち・団子・こんにゃく入りミニカップゼリー | 詰まりやすい食品は、この時期の献立に使わない。切れば必ず安全になるとは考えない。 |
| りんご・にんじんなど硬い生の食品 | 硬いかたまりをそのまま出さず、すりおろす・やわらかく加熱するなどで調整する。 |
| 丸い肉団子・ソーセージ | 丸ごとや輪切りのままを避ける。弾力の強いものは選ばず、噛みつぶせる固さと形にする。 |
| 刺身・生肉・半熟卵 | この時期は十分に加熱したものを選ぶ。「2歳になれば一律に生で食べてよい」といった年齢だけの判断はしない。 |
| はちみつ・はちみつ入り食品 | 1歳未満には加熱したものも与えない。1歳以上ではこの年齢制限の対象外ですが、積極的に甘味を足す必要はありません。 |
※上の表はすべての危険な食品を網羅するものではありません。食事中は姿勢を整えて座らせ、大人がそばで見守りましょう。口に入れたまま歩く・走る、泣いているところへ食べ物を入れることは避けます。
手づかみ・スプーン・フォークはどう進める?
手づかみ食べは、食べ物の感触や口へ運ぶ量を知る経験になります。スプーンが気になり始めたら一緒に用意して、手づかみと併用して構いません。「1歳半までに食具を使いこなす」といった期限は設けないようにしましょう。
- 手づかみ:十分にやわらかい野菜など、握りやすく食べやすいものを少量だけ置く。丸く固めた食べ物の丸のみには注意する。
- スプーン:すくいやすい料理と安定した器を用意し、必要な分だけ大人が手伝う。
- フォーク:先が鋭くない子ども用を、大人が見守れる食卓で使う。持ったまま歩かせない。
- 食べる姿勢:体が安定する椅子で座る。足がぶらつく場合は足置きなどを調整し、椅子は製品の説明に従って使う。
汚れが気になる日は、つかめるおかずを一品だけにしたり、洗いやすいマットを敷いたりして負担を減らしても大丈夫です。食べさせてもらうことと自分で食べることを組み合わせていきましょう。
食べない・偏食・丸のみで困ったときの対応
食べムラがある・好きなものしか食べない
食べる量や好みが日によって変わることはあります。まずは、眠さ、補食や飲み物の量、食事の固さ、体調を確認しましょう。毎回の完食を目指すより、食べられるものに少量の別の食品を添えるほうが取り組みやすくなります。
- 最初は少なめに盛り、食べ慣れたものも一緒に用意する。
- 嫌がる食品は無理に口へ入れず、別の日に調理法や形を変えて出してみる。
- 甘いお菓子を「食べたらもらえるご褒美」にせず、家族が食べる姿を見せる。
- 食事の直前に補食や飲み物をたくさんとっていないか振り返る。
出典:NHS「Fussy eaters」(幼児の食べ渋りへの対応)
丸のみする・口にためる・むせる
一口量が多い、硬い、ぱさつく、噛み切れないなど、食べ物の状態が合っていないこともあります。少量ずつ出し、やわらかくする・ほぐす・水分やとろみを加えるなど、一つずつ見直します。
噛ませようとして急に硬くしたり、むせている口へ次の一口を入れたりしないでください。むせや咳が繰り返す、飲み込みにくそうな状態が続く、食事に強い負担がある場合は、小児科や歯科で相談しましょう。
立ち上がる・遊び食べが続く
食べ物や食具を持って歩き始めたら、まず安全に座れる状態へ戻します。テレビやおもちゃを遠ざけ、食卓に出す量を減らしてみましょう。無理に食べさせ続けず、食事を終えるときは穏やかに片付けます。
相談を考えたいサイン
- 食べる量が少ない状態が続き、体重が減る・成長の経過が気になる
- 食事のたびにむせる、咳き込む、痛がる、飲み込みにくそうにする
- 食べられる食品が極端に少ない、保護者の負担が大きい
小児科、自治体の保健師・管理栄養士、乳幼児健診で相談できます。水分がとれない、尿が明らかに少ない場合は速やかに医療機関へ。反応が乏しい、呼吸が苦しい、食べ物が詰まって声や呼吸が出ない場合は、直ちに119番へ連絡してください。窒息時は通報先の指示に従って応急手当を行います。
参考:NHS「Dehydration」(脱水の症状) / 消費者庁・食品による窒息時の応急手当(PDF)
食べない日があると心配になるよね。量だけでなく、元気さや体重の変化も一緒に見てね。困りごとが続くときは、健診を待たずに相談していいんだよ。
離乳食はいつ卒業?幼児食への移行と卒乳の違い
離乳の完了は、形のある食べ物を噛みつぶせて、エネルギーや栄養の大部分を母乳・育児用ミルク以外の食事からとれる状態をいいます。12〜18か月頃は、その状態に近づく時期の目安です。
「離乳食の完了」と「卒乳」を分けて考える
POINT 01
離乳食の完了
食べる力と、食事からとれる栄養が目安。奥歯が全部そろうことや、一人で完食することは条件ではありません。
POINT 02
幼児食への移行
食べられる料理を広げながら、薄味・噛みやすさ・安全な形への調整を続けます。
POINT 03
卒乳・断乳
授乳を終えるタイミングの話です。離乳食が完了しても授乳を続けられます。必要に応じて助産師や医師へ相談します。
1歳半の誕生日を区切りに、食事や授乳を一度に切り替える必要はありません。
1歳半を過ぎても進め方に迷う場合は、食べ方や成長の状態を健診などで確認しましょう。年齢に合わせて無理に固くするのではなく、その子に合った調整を相談することが大切です。
出典:授乳・離乳の支援ガイド「離乳の完了」(本文31ページ)
作るのが大変な日はベビーフードや宅配を活用
毎食すべてを手作りする必要はありません。市販のベビーフードは、対象月齢、原材料・アレルゲン、具材の固さ、開封後の扱いを確認して選びます。月齢表示が合っていても、食べやすさは子どもに合わせて調整してください。
「おかずだけ」の商品なら主食を添えるなど、内容を見て組み合わせましょう。宅配の幼児食も、完了期の子ども全員にそのまま合うわけではないため、対象年齢や商品の説明を確認します。
PR|幼児食への移行時に検討できるmogumo
mogumoは冷凍の幼児食サービスです。利用するときは、対象年齢・メニューの固さ・原材料やアレルゲンを確認し、子どもの食べる力に合わせて選びましょう。必要に応じて切る・ほぐすなどの調整も行います。
PR|保護者の食事準備を減らす方法も
子どもの離乳食は用意し、保護者の食事には宅配サービスを使う方法もあります。子どもへ取り分ける場合は、年齢への適合、原材料、味付け、固さを個別に確認してください。
手作りと市販品を組み合わせても大丈夫。準備を少し減らして、食べている様子を見守る時間を作れるといいね。
パクパク期のよくある質問
Q. 1歳になったら普通のご飯に変えていい?
月齢だけで切り替えず、軟飯を無理なく食べられるか、口の中で噛みつぶせるかを見ます。ご飯が硬い、飲み込みにくそうな場合は、水分量を増やして調整してください。
Q. パクパク期の食事は合計何gが正解?
一食の総重量だけでは判断できません。主食、野菜・果物、主菜の組み合わせで考え、目安量を食欲と成長に合わせて調整します。魚15〜20gと豆腐50〜55gのように、食品によって目安の重さは異なります。
Q. 奥歯がまだ生えていません。完了期に進めて大丈夫?
歯の本数だけで決めず、噛みつぶす・飲み込む様子を見て調整します。歯ぐきで噛めるやわらかさを基本にし、奥歯が生えるのを待つために一律に進行を止める必要はありません。食べ方が気になる場合は健診や歯科で相談できます。
Q. 手づかみを嫌がります。無理にさせるべき?
無理に手へ持たせる必要はありません。触りやすい食品を少し用意したり、スプーンを併用したりして、自分で食べる機会を作りましょう。食事そのものを強く嫌がる状態が続く場合は相談してください。
Q. 食べない日は、ミルクを減らせば食べますか?
食べさせるために母乳や育児用ミルクを急に減らすことは避けましょう。食事量、授乳の回数・時刻、成長の経過を合わせて見て、必要な調整を保健師や管理栄養士、医師に相談します。
Q. 1歳半を過ぎたら離乳食を卒業しなければいけない?
1歳半は目安で、期限ではありません。ただし、食形態を進めにくい、むせる、体重の経過が気になるなどの困りごとがあれば、健診を待たずに相談しましょう。
Q. 大人のおかずを細かく切るだけでいい?
切るだけでは、固さや味付けが合わないことがあります。調味前に取り分け、やわらかく加熱し、骨・皮・筋を確認するところまでをセットで考えます。
Q. 市販のベビーフードばかりではよくない?
市販品も食事づくりに活用できます。対象月齢だけでなく、具材の固さと主食・主菜・野菜の組み合わせを確認しましょう。同じ商品に偏る場合は、味や食材の違うものを取り入れると献立を広げやすくなります。
まとめ|量の数字より、食べる力に合う調整を
今日の食事で確認する5つのこと
- 主食・野菜や果物・主菜を組み合わせる
- 歯ぐきで噛める固さにし、食材ごとに形を調整する
- 3回の食事を軸に、必要に応じて補食を取り入れる
- 座って食べる環境を整え、大人が見守る
- 完食や卒業を急がず、食べ方・元気さ・成長を見る
パクパク期は、家族の食卓へ少しずつ近づいていく時期です。月齢の表に合わせることより、今の子どもが無理なく食べられることを大切にしましょう。手作り、取り分け、市販品を組み合わせながら、続けやすい方法を見つけてください。
あわせて読みたい離乳食ガイド
参考情報
- こども家庭庁「授乳や離乳について」:授乳・離乳の支援ガイドの掲載ページ。
- 「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年3月・PDF):離乳の完了、食形態、食事量、牛乳・フォローアップミルク、ベビーフード。
- 消費者庁「食品による子どもの窒息・誤嚥事故に注意!」:硬い豆・ナッツ、球状の食品、食事中の姿勢。
- 厚生労働省「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから」:1歳未満のはちみつ摂取と乳児ボツリヌス症。
- 厚生労働省「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」(PDF):調理器具、加熱、保存の基本。
- CDC「Choking Hazards」:幼児の食品の調理形態と食事環境。
- NHS「Fussy eaters」:幼児の食べ渋り、無理強いしない対応。
- NHS「Dehydration」:子どもの脱水症状と受診の目安。



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