
今日も食べてくれなかった…。せっかく作ったのに、ベーッて出されて。私の作るもの、そんなにおいしくないのかな…。

インスタのママさんたちは、みんな完食させてるみたいなのに、うちの子だけ全然食べないよね。なんでだろう…ちゃんと育ってるか不安になっちゃう。
その気持ち、本当によくわかります。離乳食を食べてくれない日が続くと、心が折れそうになりますよね。「私のせいかも」「育て方を間違えた?」って、自分を責めてしまう…。
だから、まず最初にお伝えさせてください。
離乳食を食べないのは、ごく普通のことです。
むしろ「赤ちゃんが毎食ペロリと完食する」方が珍しいくらい。インスタやSNSで見るキラキラした完食写真は、たくさんの「食べてくれなかった日」のあとに撮れた、奇跡の1枚かもしれません。
この記事では、月齢別の「食べない原因と対処法」、心が楽になる考え方、そしてあなたが今夜ぐっすり眠れるための言葉を、ぜんぶお届けします。
食べてくれない日があっても、ママ・パパは何ひとつ間違ってないよ!赤ちゃんも、ちゃんと育ってるからね!
まず最初に伝えたいこと|食べないのは「普通」です
具体的な対処法に入る前に、どうしても伝えたいことがあります。それは、離乳食の「食べない」は失敗ではないということ。
離乳食の本来の目的を思い出して
離乳食の目的は、栄養を摂ることではありません。本当の目的は、次の3つです。
- スプーンや食べ物の感触に慣れる練習
- 「噛む・飲み込む」という動きを覚える
- 母乳・ミルク以外の味や食感を体験する
つまり、最初の数か月〜1年は「食べる練習期間」です。練習なので、うまくいかなくて当然。完食できなくても、毎食手作りじゃなくても、まったく問題ありません。
食べる量と栄養は分けて考える
赤ちゃんの栄養源は、月齢によってこう変わります。
| 月齢 | 離乳食の役割 | 母乳・ミルクの役割 |
|---|---|---|
| 5〜6か月 | 練習10% | 栄養90% |
| 7〜8か月 | 練習30% | 栄養70% |
| 9〜11か月 | 練習50% | 栄養50% |
| 12〜18か月 | 食事メイン70% | 補助30% |
これを見ると、離乳食初期は食べなくても栄養は十分摂れていることがわかります。「食べてくれない=栄養失調」では決してありません。
食べない時期は「成長の通過点」
多くの先輩ママが口を揃えて言います。
「あんなに食べなかった子が、気づいたら何でも食べるようになっていた」
食べない時期には必ず終わりがあります。今は本当に辛いですが、これは「ずっと続く問題」ではなく「一時的な通過点」です。
食べない時期は、必ず終わるよ!永遠に食べない子はいないから、今は焦らなくて大丈夫!

月齢別:離乳食を食べない原因と対処法
「食べない」と一言で言っても、月齢によって原因も対処法も違います。当てはまる月齢のセクションを読んでみてください。
5〜6か月(ゴックン期):食べないのが普通の時期
結論から言うと、この月齢で食べないのは「ほぼデフォルト」です。
主な原因
- そもそも食べる準備がまだ整っていない:首すわり・お座りが不安定
- 味や食感への戸惑い:母乳・ミルク以外を初めて口にする
- 舌の押し出し反射:本能的に異物を出してしまう
- 体調の変化:風邪・歯ぐずり・暑さなど
対処法
- 1〜2週間お休みする:無理に始めず、6か月から再スタートでもOK
- 1さじを「成功」とする:口に運べただけで100点満点
- 母乳・ミルクで満腹にしすぎない:離乳食の前は授乳間隔を空ける
- 環境を整える:静かな場所、ご機嫌な時間帯に
👉 詳しい進め方:【がんばらない離乳食】初期(ゴックン期)5〜6か月の進め方
7〜8か月(モグモグ期):急に食べなくなった時の対処
「ゴックン期は食べていたのに、急に食べなくなった!」という相談がとても多い時期です。
主な原因
- 固さの変化に戸惑い:ペーストから粒ありに変わって違和感
- 2回食への移行ストレス:お腹が空いていないタイミングがある
- 食材バリエーションの増加:好みが出始める時期
- 歯が生え始めて口の中が不快
対処法
- 固さを一段階戻す:粒なしのなめらかペーストに一度戻す
- 食事の時間帯を見直す:お腹が空いているタイミングで
- 食材を絞る:好きな食材中心に1〜2週間
- 歯ぐずり対策:冷えた野菜スティック(歯固め兼用)も
👉 詳しい進め方:【モグモグ期の進め方】離乳食7〜8か月
9〜11か月(カミカミ期):イヤイヤ・遊び食べが始まる
離乳食版の小さな反抗期。「自我」が出てくる時期です。
主な原因
- 「自分で食べたい」気持ちの芽生え:スプーンで運ばれるのが嫌
- 食べ物で遊びたい:触感・色を楽しんでいる
- 動きたい時期:ハイハイ・つかまり立ちで食事に集中できない
- 気分屋になる:今日は嫌、明日は食べる
対処法
- 手づかみ食べを許可:汚れる覚悟で「自分で」させる
- 食事時間を15〜20分で区切る:長引かせない
- 環境を集中できる場に:テレビを消す・おもちゃを片付ける
- 遊んだら「ごちそうさま」:メリハリをつける
👉 詳しい進め方:【カミカミ期の進め方】離乳食9〜11か月
12〜18か月(パクパク期):好き嫌い・ムラ食いが激しい
「昨日は食べたのに今日は食べない」「肉ばかり、野菜は全部出す」など、好き嫌いがはっきりする時期です。
主な原因
- 味覚の発達:苦味・酸味を敏感に感じるように
- イヤイヤ期の前兆:自我が強くなる
- 食事より遊び優先:活動量が増える
- 固さ・温度の好み:こだわりが出てくる
対処法
- 1食単位ではなく1週間単位で栄養を見る
- 嫌がる食材は1〜2週間休む:ある日突然食べることも
- 調理法を変える:蒸す→焼く、刻み方を変える
- 家族と一緒に食べる:大人が美味しそうに食べる姿を見せる
👉 詳しい進め方:【パクパク期の進め方】離乳食12〜18か月
どの月齢にも「食べない理由」があるんだよ!赤ちゃんが悪いんじゃなく、ちゃんと意味があるんだ!
食べない時の「やってはいけないNG行動」
食べてくれないとつい、よかれと思ってこんな行動をしてしまいがち。でも、これは逆効果です。

NG①:無理やり口に押し込む
「ひと口だけ!」と無理に食べさせようとすると、赤ちゃんは「食事=嫌な時間」と覚えてしまいます。一度ついた苦手意識を取り除くのは、新しく始めるより何倍も大変です。
正しい対処:口を閉じたら、すぐに切り上げる。「食べたくないんだね、じゃあまた今度」と笑顔で。
NG②:食事中に怒る・イライラを見せる
赤ちゃんは親の表情をよく見ています。「食事=ママが怖い顔をする時間」と関連付けてしまうと、ますます食べなくなります。
正しい対処:イライラしそうになったら、深呼吸して食事を切り上げる。30分後の自分のおやつタイムで気分転換を。
NG③:毎日同じ食材で粘る
「お粥は栄養あるから食べさせなきゃ」「肉は食べないと…」と、嫌がる食材を毎日出し続けるのは、赤ちゃんも親もつらいだけです。
正しい対処:嫌がる食材は1〜2週間休む。代わりに食べる食材で栄養を補う。1ヶ月後にこっそり再チャレンジ。
「食べさせなきゃ」って必死さは赤ちゃんに伝わっちゃうよ!ママの肩の力を抜くのが一番の近道!
食べてくれない時の救世主|親の心を守る5つの考え方
具体的な対処法より、もっと大事なことがあります。それは親自身の心を守ることです。

考え方①:「1日単位」じゃなく「1週間単位」で見る
「今日は全然食べなかった」と落ち込む必要はありません。赤ちゃんの食事量は1日単位ではなく、1週間単位で評価してください。
「月曜は食べなかったけど、木曜はモリモリ食べた」「今週は野菜あんまり食べなかったけど、肉はたくさん食べた」これで合格点です。
考え方②:母乳・ミルクで栄養は十分という事実
1歳までは、母乳・ミルクから必要な栄養はちゃんと摂れています。離乳食初期(5〜8か月)は特にそうです。
「離乳食を食べない=栄養失調になる」という思い込みを、まず手放しましょう。
考え方③:ベビーフードは「賢い選択」
市販のベビーフードを使うのは、決して「手抜き」ではありません。栄養バランスが計算された、安全で美味しい食事を、簡単に提供できる「賢い選択」です。
むしろ、自作の離乳食より栄養バランスは整っていることも多いんです。罪悪感なく頼ってください。
考え方④:「食べた量」じゃなく「楽しい時間」をゴールに
食事の本当のゴールは、量を食べさせることではありません。「食べることって楽しいな」と赤ちゃんに思ってもらうことです。
1口しか食べなくても、赤ちゃんが笑顔で食卓に向かえたなら、その日は大成功です。
考え方⑤:比較しないことが一番大切
SNSで見る完食写真、保育園のお友達、月齢の早い兄弟…。比較し始めると、心は無限に苦しくなります。
あなたのお子さんは、唯一無二の「うちの子」です。1ヶ月前のわが子と、今日のわが子だけを比べてください。きっと、ちょっとずつでも成長しているはずです。
ママ・パパの心が元気じゃないと、赤ちゃんも元気になれないよ!まずは自分を大切にしてね!
こんな時は小児科に相談を
「食べない」のほとんどは時間が解決してくれますが、こんな様子が見られる時は、かかりつけの小児科に相談してください。
小児科に相談すべきサイン
- ✅ 体重が増えていない・減っている:成長曲線から外れている
- ✅ 食べた直後に毎回吐く・下痢する:アレルギーや消化器系の問題の可能性
- ✅ 1ヶ月以上、まったく1口も食べない:単なる「食べない時期」ではない可能性
- ✅ 口の中を痛がる・水分も摂れない:口内炎や歯の問題
- ✅ 元気がない・眠ってばかりいる:体調不良のサイン
これら以外の「食べない」は、ほとんどが時間と共に解決します。あまり1人で抱え込まず、不安なら気軽に相談するのが一番です。
食べてくれない時に試したい7つのアイデア
「もう何をやってもダメ…」と感じる前に、試してほしい7つのアイデアです。
アイデア①:食材の固さ・大きさを変えてみる
意外と「固さが合わなくて食べない」ケースは多いです。1段階柔らかくしたり、逆に少し固くしたりしてみましょう。手づかみ食べが始まる時期は、スティック状にすると食べることも。
アイデア②:調理法を変える
同じ食材でも、調理法で食感や味が変わります。茹でる→蒸す→焼く→焼き目をつける、と試してみてください。
アイデア③:食器・スプーンを変える
赤ちゃんはこだわりが意外とあります。スプーンの素材(木製・シリコン・金属)、食器の色や形を変えると、急に食べることがあります。
アイデア④:食べる場所・時間を変える
いつもと違う場所(リビングのソファ前、ベランダなど)、いつもと違う時間(朝→お昼)に試してみると、新鮮さで食べることも。
アイデア⑤:家族と一緒に食べる
大人が美味しそうに食べる姿は、赤ちゃんにとって最高の食育です。家族の食事タイムに合わせて離乳食を出してみてください。
アイデア⑥:手づかみ食べに任せる
9か月以降なら、思い切って手づかみ食べに任せるのも手です。汚れる覚悟さえあれば、急に食欲が湧くことがあります。
アイデア⑦:しばらくお休みする
これが一番の特効薬かもしれません。1週間、離乳食を完全にお休み。母乳・ミルクだけで過ごしてみる。お休み明けに、不思議と食べるようになることがよくあります。
7つ全部試さなくていいよ!1つやってダメなら次、くらいの軽い気持ちで試してみてね!
月齢別の関連記事
食べない悩みは月齢によって対処法が変わります。詳しい進め方は、各月齢の専用記事をご覧ください。
- 【ゴックン期(5〜6か月)の進め方】量・スケジュール・食材リスト完全ガイド
- 【モグモグ期(7〜8か月)の進め方】2回食への移行・量・固さ完全ガイド
- 【カミカミ期(9〜11か月)の進め方】3回食・手づかみ食べ・鉄分対策完全ガイド
- 【パクパク期(12〜18か月)の進め方】完了期の量・固さ・卒業のタイミング完全ガイド
- 【離乳食の進め方 完全ガイド】5か月〜18か月までの全体マップ
また、月齢別の食材OK/NGがすぐわかる食材デビューチェッカー(無料)も活用してください。
まとめ:食べない時期は、必ず終わります
離乳食を食べてくれないと、本当に心が折れますよね。「私のせいかも」「育て方が悪いのかも」と、自分を責めてしまう…。
でも、もう一度伝えさせてください。
離乳食を食べないのは、ごく普通のことです。
あなたは何ひとつ間違っていません。
食べない時期は、赤ちゃんが「自分の意志」を持ち始めた成長のサインかもしれない。新しい食感や味に驚いている証拠かもしれない。歯ぐずりで口の中が不快なだけかもしれない。原因はどうあれ、これは必ず通り過ぎる時期です。
1年後、2年後、わが子が家族の食卓で笑顔で食事をする日が必ず来ます。それまでの今この瞬間は、ベビーフードに頼り切ってもいい、お休みしてもいい、泣いてもいい。
あなたが赤ちゃんを愛していること、ちゃんとごはんを用意してあげていること、それだけで十分すぎるくらい立派なお母さん・お父さんです。
今夜は、自分を褒めて、ぐっすり眠ってください。
今日も赤ちゃんを愛してくれて、ありがとう!ママ・パパは本当によくがんばってるよ!



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