離乳食後期(9〜11か月)の量・進め方|3回食・手づかみ食べ・鉄分

カミカミ期(9〜11か月)の進め方 完全ガイドのアイキャッチ画像 離乳食

離乳食後期(カミカミ期)は、生後9〜11か月頃に、歯ぐきでつぶせる食事を1日3回へ進めていく時期です。量を増やすことだけでなく、食材の固さ・水分・一口量を、赤ちゃんの食べる様子に合わせます。

「1回に何g?」「3回目はいつ足す?」「手づかみ用に何を作る?」という疑問に、食品別の量、授乳を含めた時間割、材料から分かる取り分けレシピで答えます。まずは、今日知りたいところから確認してください。

情報確認日:2026年9月12日。国の「授乳・離乳の支援ガイド」と自治体などの一次情報をもとに整理しています。早産で生まれた場合や、持病・食物アレルギーなどで個別の指示がある場合は、主治医と進め方を確認してください。

本記事にはプロモーションが含まれます。食品の選び方は、商品の対象月齢・原材料表示と、お子さんの食べる力を確認してください。

後期の1回の量|主食・野菜・主菜をそろえる

下の目安は、9〜11か月頃の、食べ慣れた段階で用意する1回分です。3回食を始めた初日や、初めて食べる食品の量には、そのまま当てはめません。毎回の完食を目標にせず、食欲と成長の経過に合わせて調整します。

離乳食後期9〜11か月の1回の量の目安。全がゆ90gから軟飯80gへ、野菜・果物30〜40g。主菜は魚15g、肉15g、豆腐45g、全卵2分の1個、乳製品80gのいずれかを目安に選ぶ。初めての食品の量ではない。

食べ慣れた段階の目安です。主菜の各食品を、すべて表示量ずつ足すわけではありません。

食品1回の目安
主食:おかゆ・軟飯全がゆ90g → 軟飯80g
形態が進むときの目安。両方を足す量ではありません。
野菜・果物合わせて30〜40g
魚を選ぶ場合15g
肉を選ぶ場合15g
豆腐を選ぶ場合45g
卵を選ぶ場合全卵1/2個
卵黄・卵白を少量ずつ進め、食べ慣れてから。十分に加熱します。
乳製品を選ぶ場合80g
プレーンヨーグルトなどの目安。チーズ80g、粉ミルク80gという意味ではありません。

魚・肉・豆腐・卵・乳製品は、主菜として選ぶ候補です。「タンパク質15g」ではなく「魚という食品を15g」と読みます。乳製品を使う場合も、肉や魚などと組み合わせ方を変え、同じ食品だけに偏らないようにします。

おかゆ・軟飯は炊いた後の重さです。レシピの材料は「加熱前」「ゆでた後」など計量時点を確認し、調理後の料理全体の重さと、材料として入れた肉・魚の量を混同しないようにしましょう。

出典:授乳・離乳の支援ガイド・離乳の進め方の目安(冊子34ページ)/呉市・離乳食後期

献立は「主食+野菜+主菜」で組み立てる

例えば、全がゆ90g+野菜30g+魚15gを用意すれば、3つの食品群を組み合わせられます。別々の3皿にする必要はなく、魚と野菜のあんかけをごはんに合わせてもかまいません。

主菜を2種類使う日は、それぞれを1回の目安量より減らして組み合わせます。例えば魚と豆腐を使うなら、両方を表の量ずつ足さないことがポイントです。細かな栄養計算より、1日の中で食品の種類が偏っていないかを見ます。

ベビすけ
ベビすけコメント

主菜を先に決めると考えやすいよ。「今日は魚」「次は豆腐」と変えながら、おかゆと野菜を組み合わせてみよう。数字は用意する目安だよ。

3回食はいつから?進め方は月齢と食べる様子で考える

9か月頃を目安に、2回食から3回食へ進めます。歯の本数やチェックの合計点で決めるのではなく、これまでの離乳食の進み具合と、口の動き・姿勢・体調を合わせて確認しましょう。

  • 2回の食事を生活に組み込めていて、食べる機会が続いている。
  • 舌でつぶせる食事に慣れ、口を動かして食べている。
  • 支えも使いながら、安定した姿勢で食べられる。
  • 発熱・下痢などがなく、普段の体調に戻っている。

この一覧は観察のポイントで、何個できたら合格という判定表ではありません。食べる量が少ない、粒が苦手、よくむせるなど気になることがある場合は、月齢だけで固さや量を増やさず、健診・小児科・自治体の栄養相談で相談してください。

3回目は、食べ慣れた料理を少なめに用意する

  1. 今の2回食と授乳の時間を書き出し、追加しやすい授乳の時間帯を選びます。
  2. 3回目には、食べ慣れたおかゆ・野菜・主菜を、他の回より少なめに用意します。新しい食品を一度に増やさないようにします。
  3. 食後の授乳を続けながら、食欲・便・体調を見て少しずつ量を調整します。

「必ず半量から」「1週間で同量にする」と日数を固定する必要はありません。一方で、食事が進まない状態を長く自己判断で様子見せず、体重の増え方や飲み込みも含めて相談しましょう。

手づかみ食べや取り分けを、後期の2か月目・3か月目まで待つ必要もありません。食べる力や興味が育ったときに取り入れ、苦手な部分はその子に合う調理で補います。

出典:授乳・離乳の支援ガイド・離乳後期

3回食のスケジュールと母乳・ミルク

まずは、今の2回食を大きく動かさずに、3回目を加えると整理しやすくなります。以下は、10時・14時に食べていた家庭に18時の食事を加える例です。時刻どおりに食べさせるために、眠いところを起こす必要はありません。

離乳食後期の3回食スケジュール例。10時・14時・18時頃に離乳食を食べ、その後に母乳または育児用ミルクを与える。食後以外の授乳も続け、起床・昼寝・就寝のリズムに合わせて調整する。

10時・14時の2回食に、18時の食事を加える一例です。早い朝食の家庭や保育園では、生活に合わせて組み替えます。

食後の授乳と、それ以外の授乳を続ける

後期も、離乳食の後に母乳または育児用ミルクを与えます。そのほかの授乳は、母乳では授乳のリズムに沿って欲しがるときに、育児用ミルクでは食後とは別に1日2回程度が国の目安です。

飲む量は、食べた量や成長によって変わります。「後期になったから○mLに減らす」と一律に決めたり、食べさせるために授乳を急に減らしたりせず、ミルクの製品表示と子どもの様子を確認します。授乳も食事もとれない、尿が少ない、体重の増加が気になる場合は相談が必要です。

保育園・早い朝食の家庭は時間を組み替える

朝に食べるリズムがあるなら、8時・12時・17時頃などの組み方もあります。保育園では、園の食事・授乳時間を聞いて家庭の時間と調整してください。帰宅が遅い家庭は、追加する食事を朝に置く方法もあります。

最初から3食すべてを家族と同じ時間にそろえる必要はありません。食事が短い間隔で続いていないか、眠気の強い時間に重なっていないかを見て、続けやすい時間に整えます。

出典:授乳・離乳の支援ガイド・授乳の考え方

ベビすけ
ベビすけコメント

まずは今の2回の時間を出発点にしよう。3回目を足して、食後の母乳・ミルクも続けながら、その子のリズムを探していこうね。

固さ・大きさ|歯ぐきでつぶせる状態へ

後期は、歯ぐきでつぶせる固さが目安です。身近な食品では、熟したバナナ程度と説明されます。前半は木綿豆腐、3週目からバナナという順番を決めるのではなく、食べている口の動きや飲み込みやすさを見て調整します。

離乳食後期は歯ぐきでつぶせる固さが目安。中までやわらかく加熱し、食材に合わせて刻む・ほぐす、水分やとろみを調整する。大きさだけで判断せず、一口量と食べる様子を確認する。

バナナは固さの例です。提供する形の指定や、安全を保証する基準ではありません。

「やわらかくしてから刻む」が基本

  1. 中までやわらかくする:煮る・蒸すなどで加熱し、食べる部分が指やフォークで軽くつぶれるか確認します。
  2. 食材に合う形にする:やわらかい野菜は5〜7mm程度を一つの目安に、食べる力に合わせて調整。肉・魚は細かくほぐし、葉物は繊維を断つように刻みます。
  3. 水分を調整する:パサつく場合は煮汁やとろみを少し加えます。口の中でまとまりにくい、べたついて離れにくい場合も調整します。

大きさをそろえても、にんじんの芯が固い、肉に筋が残る、葉物の繊維が長いと食べにくくなります。一番固い部分を確かめることが大切です。食べる直前には温度も確認してください。

丸のみするときは、固くする前に原因を確認

見直す点試すこと
口に入れる量スプーンに山盛りにせず、少ない一口から。口の中が空いてから次を運びます。
固さ・まとまり固すぎる部分をやわらかくし、パサつきには水分やとろみを。やわらかすぎる場合も口の動きを見て調整します。
姿勢・食べる速さ体を起こして安定して座り、大人も口を動かして見せます。急いで次々と口へ入れません。

むせが繰り返される、飲み込みにくそう、食べるたびに咳き込むなどの状態が続く場合は、固さだけの問題と決めつけず、小児科などで相談してください。

出典:三田市・後期の形状と丸のみ/呉市・固さと大きさ

手づかみ食べ|まずは食事の一部から

食べ物に手を伸ばすようになったら、食べ慣れたものを手づかみしやすい形にしてみましょう。食事の一部を手づかみ用に取り分け、残りは大人が手伝うやり方でもかまいません。触って確かめることも経験になります。

手づかみ用に用意しやすい食べ物

食べ物用意するときの確認
やわらかく煮た野菜にんじん・大根などを、握ったときに先が出る形へ。中までつぶせる固さか確かめます。生のスティック野菜は使いません。
やわらかいおやき表面をカリカリにせず、中もつぶしやすいものに。片栗粉を多く入れて、もちのような弾力にしないようにします。
食パン・いも類パサつきや口の中でのまとまりに注意。持たせにくくても、スープ煮など食べやすい料理に戻してかまいません。

手で握れる長さは「丸ごと口へ入れてよい長さ」ではありません。少量ずつ皿に出し、詰め込む様子があれば大人が手伝います。バナナなどのやわらかい食品も、丸い形や大きな塊をそのまま安全と判断しないでください。

安全に食べるためにそろえること

  • 食べるときは座り、体が倒れたり反り返ったりしないようにします。足裏が床や足置きに触れるなど、安定した姿勢を整えます。
  • 大人がそばで見守り、口に物があるときは歩かせたり、遊ばせたりしません。泣いているときに無理に口へ入れません。
  • 口の中がいっぱいにならないよう、食べ物は少しずつ渡します。口に入れたまま飲み物で流し込む食べ方を習慣にしません。
  • 硬い豆・ナッツ、丸いぶどう・ミニトマトなど、窒息につながりやすい食品をそのまま渡しません。

出典:授乳・離乳の支援ガイド・手づかみ食べ/消費者庁・食品による窒息・誤嚥事故/三田市・食事の姿勢

ベビすけ
ベビすけコメント

全部を手づかみにしなくても大丈夫。取り分けた1品で試して、残りはスプーンで手伝おう。片付けやすい量から始めてみてね。

鉄分対策|赤身の肉・魚などを献立に組み込む

鉄は、後期になって突然必要になる栄養素ではありません。国のガイドでは、母乳育児の場合、生後6か月の時点で鉄欠乏を生じやすいとの報告にも触れています。9か月になるまで対策を待つ、という意味ではありません。

後期は、食べられる形に調理した肉・魚・大豆製品などを、献立に取り入れます。「鉄を意識した料理を1つ用意する」と考えると、食品を選びやすくなります。

取り入れ方料理の例・確認すること
牛・豚の赤身肉脂や筋の少ないひき肉を、野菜と煮てしっとりさせる。牛ひき肉と野菜のトマト煮も使えます。
まぐろ・かつおなど骨・皮を除き、中心まで加熱して細かくほぐす。煮汁やとろみを合わせます。
大豆製品・野菜も組み合わせる豆腐、細かくした納豆、小松菜などを、肉や魚も含む食事の中へ。野菜だけに鉄の補給を任せないようにします。
鉄を加えた乳児用食品対象月齢と原材料を確認し、鉄を加えたベビーフードなども選択肢に。栄養成分表示の「1食当たり」と「100g当たり」を区別します。

食品にはそれぞれ鉄の量や食べやすさの違いがあります。1種類を多量に食べさせるより、食材を組み合わせて続けることを考えましょう。顔色が悪い、元気がない、食欲が落ちた状態が続く場合は、食事だけで貧血を判断・対処せず小児科に相談してください。

フォローアップミルクへ自動的に切り替える必要はない

フォローアップミルクは母乳の代わりとして作られた食品ではありません。離乳食が順調に進んでいる場合は、必ず使う必要はありません。離乳食が進まず鉄不足のリスクが高い、体重が十分増えていないなどの場合は、医師に相談したうえで必要性を考えます。

出典:授乳・離乳の支援ガイド・鉄とフォローアップミルク/奈良市・離乳食と栄養バランス

後期の食材選びと、避けたい食べ方

「9か月で一斉に解禁」と考えるより、食べ慣れた食品を中心に、新しい食品を少しずつ増やすと整理しやすくなります。牛・豚の赤身肉や青魚も、脂・骨・筋を取り除き、食べやすく調理することが前提です。

初めての食品・卵は少量から

初めての食品は、体調のよい日に、医療機関を受診できる時間帯に少量から試します。いきなり複数の新しい食品を混ぜず、食べた食品と量を把握できるようにしましょう。

卵も、月齢だけで全卵1/2個まで増やすものではありません。卵黄から卵白を含む全卵へ、食べ慣れた量を確かめながら進め、中心まで十分に加熱します。強い湿疹や食物アレルギーの診断がある場合は、自己流で進めず主治医に相談してください。

アレルギー予防だけを理由に、離乳食や特定の食品の開始を一律に遅らせる根拠はありません。ただし、アレルギーの考え方と、固さ・形による窒息の危険は別です。ナッツなどをそのまま与えてよいという意味にはなりません。

食後にじんましんや嘔吐などの症状が出た場合は、食べるのをやめ、医療機関へ相談します。息苦しそう・声がかすれる・繰り返し吐く・ぐったりするなどの症状があれば、すぐに119番通報してください。

出典:授乳・離乳の支援ガイド・食物アレルギー/三田市・初めての食品と卵の調理

出典:埼玉県・アナフィラキシーの緊急サイン

食品・食べ方後期の注意点
はちみつ・はちみつ入り食品1歳未満には与えません。加熱した料理やお菓子に入っていても同じです。
飲み物としての牛乳飲用は1歳を過ぎてからが望ましいとされています。食べ慣れた牛乳を、離乳食の材料として少量使う場合とは区別します。
生・加熱不十分の肉、魚、卵食中毒を防ぐため、中心まで十分に加熱します。
硬い豆・ナッツ5歳以下には食べさせないよう消費者庁が注意喚起しています。小さく砕けば安全、とはいえません。
丸いぶどう・ミニトマト丸ごとや半分の形で渡さないこと。4等分などの対策に加え、後期では皮や大きさ・固さも食べる力に合わせます。
濃い味・強い弾力・大きな塊大人用の味付けをそのまま使わず、素材の味を生かした薄味に。もち、こんにゃくゼリーなどは後期の食事に使いません。

出典:厚生労働省・はちみつは1歳を過ぎてから/消費者庁・窒息予防/授乳・離乳の支援ガイド・牛乳の飲用

食材を調べたいときは、食材デビューチェッカーも参考にしてください。表示された月齢だけで判断せず、食べる力や個別のアレルギー指示を優先します。

大人の食事から取り分けるレシピ3品

取り分けは、大人用の味噌・しょうゆ・カレールウなどを入れる前に行います。同じ食材を使っても、赤ちゃん分は追加で煮る・刻む・水分を足すなどの調整が必要です。取り分けを後期の終わりまで待つ必要はありません。

調理前に手・器具を清潔にし、生肉や生魚を扱った器具はそのまま盛り付けに使わないでください。加熱時間だけで判断せず、中心まで十分に加熱します。一般的な加熱の目安は中心75℃で1分以上です。できあがりの固さや水分は、食べる前に確かめます。

出典:厚生労働省・家庭での食中毒予防/奈良市・取り分け離乳食のポイント

味噌汁から|豆腐と野菜のやわらか煮

取り分けるタイミング:大人の味噌汁に味噌を溶く前。味が付いていない豆腐と野菜を使います。

  • 絹ごし豆腐:45g
  • にんじん:10g
  • 大根:20g
  • 水または食塩を加えていないだし:80mL(煮詰まったら追加)
  1. にんじん・大根は皮をむき、大人の汁物用と一緒にやわらかく煮ます。味噌を入れる前に、赤ちゃん分を清潔な器具で取り出します。
  2. 野菜を5〜7mm程度を目安に、食べやすい大きさに刻みます。鍋に赤ちゃん分の野菜・だしを入れ、芯が残らなくなるまで追加で煮ます。
  3. 豆腐を食べやすい大きさにして加え、中心まで加熱します。汁が多ければ食べやすい量にし、必要に応じてフォークで軽くつぶします。
  4. 食べる分を器に取り、温度を下げます。大人用の鍋は、取り分けが済んでから味噌を入れます。

仕上がりの確認:野菜の中心も軽くつぶれ、豆腐と一緒にすくえる状態か確認。汁だけを大量に飲ませるのではなく、具が食べやすい水分量に整えます。

献立例:このおかずに全がゆ90gを添えると、主食・野菜・豆腐を組み合わせられます。実際に用意する量は食欲に合わせてください。

野菜の煮物から|魚とかぼちゃのしっとり煮

取り分けるタイミング:野菜を水やだしで煮て、大人用の調味料を入れる前。魚は食べ慣れたものを別に加えます。

  • 食べ慣れた白身魚など:15g(骨・皮を除く)
  • かぼちゃ:20g(皮・種を除く)
  • 玉ねぎ:10g
  • 小松菜のやわらかい葉:5g
  • 水または食塩を加えていないだし:80mL(調整用を別に少量)
  1. かぼちゃ・玉ねぎを水やだしでやわらかく煮て、味付け前に赤ちゃん分を取り分けます。かぼちゃは粗くつぶし、玉ねぎは食べやすく刻みます。
  2. 小松菜の葉はやわらかくゆで、繊維を断つように細かく刻みます。
  3. 魚を中心まで十分に加熱し、細かくほぐします。ほぐしながら骨・皮が残っていないか、もう一度確認します。
  4. 小鍋で魚と野菜を合わせ、だしを加えて煮ます。かぼちゃでまとまりが出るので、だしを少しずつ足して、しっとりすくえる状態に調整します。

仕上がりの確認:魚が乾いてばらばらにならず、かぼちゃがべたついた大きな塊になっていないかを確認。食べにくそうなら、水分を加える・魚をさらにほぐすなど調整してください。

大人のミートソースから|牛ひき肉と野菜のトマト煮

取り分けるタイミング:塩・ケチャップ・コンソメなどを入れる前。脂の少ない肉を使います。赤ちゃん分を先に小鍋で作り、大人分を後から味付けしてもかまいません。

  • 脂の少ない牛赤身ひき肉:15g
  • トマト:20g(皮・種を除く)
  • にんじん:10g
  • 玉ねぎ:10g
  • 水:90mL(煮詰まったら追加)
  • とろみが必要な場合:片栗粉小さじ1/4+水小さじ1/2を混ぜたもの
  1. トマト・にんじん・玉ねぎを細かく刻みます。鍋に野菜と水を入れ、にんじんの芯までやわらかくなるまで煮ます。
  2. ひき肉を加え、塊を細かくほぐしながら中心まで十分に加熱します。浮いた脂が多ければ取り除きます。
  3. 味付け前に赤ちゃん分を取り分けます。肉の粒が大きければ、さらにほぐしてください。
  4. パサつく場合は、混ぜ直した水溶き片栗粉を少しずつ加え、再び煮立ててとろみを付けます。全量を入れる必要はなく、とろみが強すぎれば水で調整します。

仕上がりの確認:肉に固い塊や筋が残らず、野菜と一緒にすくえるかを確認。食べる直前に温度を確かめ、全がゆなどに少しずつ添えます。

3品とも、食品量の目安と取り分けの基本をもとにした献立例です。鍋・火力・食材で仕上がりが変わるため、「何分加熱したか」だけでなく、加熱状態と食べやすさを確かめてください。

ベビすけ
ベビすけコメント

「味付け前に取り分ける」が出発点。そのあとに、もう少し煮る・ほぐす・水分を足すところまで、赤ちゃん用に整えようね。

作り置き・冷凍で3回食の準備を減らす

毎回ゼロから3品を調理しなくても、主食・野菜・主菜を分けて用意しておくと組み合わせやすくなります。例えば、おかゆ、やわらかく煮た野菜、加熱してほぐした魚を1回分ずつ冷凍すると、その日の食欲に合わせて使えます。

家庭で冷凍するときの基本

  1. 新鮮な食材を使い、清潔な手・器具で十分に加熱します。
  2. 1回分ずつ浅い容器などに小分けし、室温で長く放置せず速やかに冷まして冷凍します。
  3. 作った日と食品名を書き、密閉して保存します。家庭の離乳食は1週間以内を目安に使い切ります。保存状態が悪いものを、期限内だからと使わないでください。
  4. 使う分だけ取り出し、鍋や電子レンジでしっかり再加熱します。途中で混ぜるなど加熱ムラを防ぎ、食べる前に適温まで冷まします。
  5. 自然解凍だけで食べさせたり、解凍したものを再冷凍したりしません。口を付けた食べ残しは保存せず処分します。

市販の冷凍離乳食や開封したベビーフードは、家庭の作り置きとは保存条件が異なります。パッケージの保存方法・使用期限・加熱方法を優先してください。

出典:秋田市・冷凍と再加熱/奈良市・フリージング/厚生労働省・食品の保存

ベビーフードは「足りない役割」を補う

ベビーフードを使う日も、主食・野菜・主菜のどれが入っているかを確認します。「野菜入り」という名前だけで、1食分の野菜や主菜がそろうとは限りません。内容量・原材料・栄養成分表示を見て、必要に応じて食べ慣れたおかゆやおかずを添えましょう。

  • 月齢表示に加え、粒の大きさ・固さ・水分が合うかを確かめる。
  • 初めての食品が複数入っていないか、アレルギー表示も確認する。
  • 表示どおりに扱い、加熱する場合は食べる直前の温度を確かめる。

出典:授乳・離乳の支援ガイド・ベビーフードの活用

対象商品や料金を先に整理したい方は、TEDEMOGUの口コミ・料金・送料の記事をご覧ください。複数サービスを比べたい方は、月齢別の離乳食・幼児食宅配比較で、後期向けの商品を確認できます。

出典:ファーストスプーン公式/TEDEMOGU公式・商品別の月齢表示

後期のよくある悩みQ&A

Q. まだ歯が少なくても、後期へ進めますか?

歯の本数だけでは決めません。後期は歯ぐきでつぶす食べ方が目安です。固さと口の動きを確認し、繰り返しむせるなどの心配があれば相談してください。

Q. 3回食にしたら、食べる量が減りました。

食事の間隔、授乳、昼寝、体調が変わっていないかを振り返ります。完食を強制せず、少なめから用意して調整してください。食事も授乳もとれない、尿が少ない、元気がない場合は、早めに医療機関に相談しましょう。

Q. 目安より多く食べたがります。増やしてよいですか?

目安は上限ではありません。食欲や成長に応じて調整しますが、主菜だけを多量に増やさず、食事全体の組み合わせを見てください。体重の変化や食べる量の判断に迷う場合は、母子健康手帳の成長曲線も持って栄養相談へ。

Q. 手づかみをしない・触って遊ぶだけでもよいですか?

無理に手へ持たせず、大人が食べる様子を見せたり、食べ慣れた1品だけ置いたりして試します。握って確かめることも経験ですが、必要な食事はスプーンなどで手伝ってかまいません。いつまでに完成、と期限を決める必要はありません。

Q. 食事中に立ち上がってしまいます。

立ったまま食べさせず、姿勢と椅子の使い方を整えます。ベルトなどは製品の説明書どおりに使い、見守りを続けてください。食事が長引いて遊ぶばかりなら、30分程度も一つの区切りにして、無理に続けません。

Q. 後期からおやつを入れた方がよいですか?

国のガイドで1日1〜2回の補食が示されるのは、主に離乳完了期です。後期は3回の食事と授乳を基本にし、おやつで授乳を置き換えないようにします。個別に栄養補給の指示がある場合は、その指示に従ってください。

Q. 食べるようになってから、便が固くなりました。

回数だけでなく、便の固さ、いきむときのつらさ、飲食量を確認します。授乳を急に減らしていないかも見直してください。痛がる・出血する・便秘を繰り返す場合は小児科へ。嘔吐や強いお腹の張り、ぐったりする様子がある場合は早めに受診します。

Q. 朝の準備が間に合いません。

朝に使う主食・野菜・主菜を前もって1回分ずつ用意し、冷凍ストックや表示どおりに扱えるベビーフードを組み合わせます。作り置きを常温で一晩置く方法は避け、保存と再加熱の手順もセットで確認してください。

出典:三田市・手づかみ食べと食事時間/授乳・離乳の支援ガイド・離乳の完了/日本小児栄養消化器肝臓学会・こどもの便秘

完了期(パクパク期)へ進む目安

12〜18か月頃は、歯ぐきでかめる食事へ進み、エネルギーや栄養素の大部分を食事からとる「離乳の完了」を目指す時期です。1歳の誕生日に、急に大人と同じ食事へ変えるわけではありません。

  • 1日3回の食事のリズムが育ち、食べる量や食品の種類が増えている。
  • 食材を歯ぐきでつぶして飲み込む動きが見られ、次の固さへ少しずつ進められる。
  • 食事の進み具合と、体重・身長の経過を一緒に確認できている。

手づかみ食べが完成していることや、授乳をやめることを条件にする必要はありません。次の段階の量・固さ・補食は、更新済みの離乳食完了期(パクパク期)の進め方で確認できます。

出典:授乳・離乳の支援ガイド・離乳の完了

対象年齢の確認:mogumo公式サイト。商品を選ぶ際は、その時点の原材料・固さ・対象年齢を確認します。

後期の離乳食で、今日から整えること

  • 1回の量は食品別に読み、主食・野菜・主菜を組み合わせる。
  • 3回食と食後の授乳を、家庭の生活リズムに組み込む。
  • 歯ぐきでつぶせる固さに整え、水分と一口量も確認する。
  • 鉄の供給源となる食品を意識し、困りごとは健診や栄養相談につなげる。
  • 取り分け・冷凍・ベビーフードを組み合わせて、続けやすい準備にする。

後期を振り返りたいときはこのページを、全体の流れは離乳食の総合ガイドを参考にしてください。前の段階の調理は中期(モグモグ期)の進め方で確認できます。

ベビすけ
ベビすけコメント

今日のごはんが食べやすいかを、まず一つ確認してみよう。全部を一度に変えなくても、量・固さ・時間を少しずつ整えていけるよ。

参考にした一次情報

本記事のレシピは、上記の食品量と調理の考え方をもとにした家庭向けの組み合わせ例です。個別の栄養処方や、専門家による対面の摂食評価に代わるものではありません。

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